成果情報 石川邦夫 国立大学法人九州大学大学院歯学研究院・教授が令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞

成果情報

国立大学法人九州大学大学院歯学研究院・教授 石川邦夫博士が令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞されました。心からお祝いを申し上げます。

受賞課題は「炭酸アパタイト骨補填材の開発」で、文部科学省より令和2年4月7日付けで受賞が発表されております。

石川邦夫教授らは、骨の組成である炭酸アパタイトの顆粒やブロックを完全人工合成する方法を世界で初めて見出し、その研究成果を元に、企業と連携し、炭酸アパタイト顆粒人工骨を実用化することに成功されました。その後も、新規素材である炭酸アパタイトの高機能化や、新規合成法(炭酸アパタイトブロックを合成した溶解析出法)の展開に挑戦されています。石川邦夫教授は、AMED「研究成果最適展開支援プログラム」(A-STEP)の平成29年度終了課題「骨置換型人工骨」(代表機関:株式会社ジーシー)について研究代表者(シーズの発明者)として関わられ、現在はAMED「戦略的イノベーション創出推進プログラム」(S-イノベ)の研究開発課題「革新的硬組織再生・再建システム創製」の研究リーダーとして研究を行っています。

掲載日 令和2年5月15日

最終更新日 令和2年5月15日