公募情報 若手あり 令和2年度 「次世代がん医療創生研究事業」に係る公募(一次公募)の採択課題について
基本情報
公募の段階 | 採択 |
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開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,該当なし |
分野 | がんに対応した研究 |
お問い合わせ先 |
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採択内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、令和2年度「次世代がん医療創生研究事業」に係る公募(一次公募 研究領域A~E)の研究開発課題について、当事業の課題評価委員会(名簿 PDF)において厳正な審査を行い、下記の通り採択課題を決定いたしましたのでお知らせいたします。
採択課題:標的探索研究タイプ
研究領域A(治療ターゲット)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
希少がんである神経内分泌腫瘍の代謝特性の解明と新規治療標的同定 | 国立がん研究センター | 独立ユニット長 | 大木 理恵子 |
増殖ストレス緩和システムを標的とする新規がん治療戦略の確立 | 慶應義塾大学 | 特任教授 | 佐々木 敦朗 |
がん治療における薬剤耐性阻害を目指した転写因子ZIC5標的ヘテロ二本鎖核酸(HDO)の開発 | 東京薬科大学 | 講師 | 佐藤 礼子 |
食事介入を活用した、難治肺がんに対する新規代謝ターゲット治療 | 宮城県立がんセンター (研究所) |
主任研究員 | 田沼 延公 |
ミスフォールドタンパク質認識ドメインを利用した新たながん治療戦略の確立 | 東京大学 | 教授 | 中西 真 |
がん細胞内アミノ酸代謝リプログラミングを標的とした治療戦略の開発 | 国立がん研究センター | 研究員 | 服部 鮎奈 |
染色体動態制御システムの均衡破綻による致死性細胞分裂の誘導 | がん研究会 | 部長 | 広田 亨 |
クロマチンリモデリング因子と合成致死性を標的とした新規膵がん治療法の開発 | 京都大学 | 講師 | 福田 晃久 |
研究領域B(異分野融合創薬システム)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
ハイポキシアを標的とする分子標的プロドラッグの化学放射線療法への展開 | 筑波大学 | 助教 | 池田 豊 |
システム自律神経制御による異分野融合新規がん治療の開発 | 岡山大学 | 教授 | 神谷 厚範 |
劇症型NK白血病における独特なニッチの分子基盤解明とその制御法開発 | 東海大学 | 教授 | 幸谷 愛 |
新規膵がん動物モデルに立脚した膵がん組み合わせ療法の開発 | 北海道大学 | 教授 | 園下 将大 |
骨軟部肉腫の悪性化に関わる微小環境を標的とした治療開発 | がん研究会 | 副所長 | 中村 卓郎 |
がん微小環境模倣デバイスによる消化器がんの血管内外浸潤機構の理解 | 東京大学 | 准教授 | 松永 行子 |
細胞外脂質代謝酵素によるエクソソームの脂質修飾を介したがん微小環境の制御 | 東京大学 | 教授 | 村上 誠 |
研究領域C(免疫機能制御)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
国産既存薬による腫瘍微小環境の初期化および腫瘍免疫誘導法の開発 | 名古屋大学 | 准教授 | 榎本 篤 |
ウサギ由来ヒト化T細胞受容体様抗体を用いたがん免疫療法の確立 | 富山大学 | 助教 | 小澤 龍彦 |
CD69分子を標的とした新規のがん免疫療法開発へ向けた基盤研究 | 千葉大学 | 准教授 | 木村 元子 |
リンパ球チップを用いたがん特異的・高機能TCR遺伝子の革新的取得法の開発 | 富山大学 | 助教 | 小林 栄治 |
マイクロサテライト安定性大腸がんに対するがん幹細胞免疫療法の開発 | 京都大学 | 教授 | 妹尾 浩 |
制御性単球を標的としたがんの進展・転移に対する治療法の開発 | 東京薬科大学 | 教授 | 田中 正人 |
抗がん免疫応答を増強する腸内細菌株を用いた治療法開発 | 慶應義塾大学 | 専任講師 | 田之上 大 |
研究領域D(診断/バイオマーカー)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
マルチオミクス解析による初発ならびに再発DLBCLの治療特異的バイオマーカーの開発研究 | 岡山大学 | 准教授 | 遠西 大輔 |
Liquid biopsyによる腫瘍特異的蛋白質分解断片をバイオマーカーとした早期膵癌診断法の開発 | 神奈川県立がんセンター(臨床研究所) | 部長 | 越川 直彦 |
クローン構造理解に基づいた急性リンパ性白血病に対する次世代微小残存病変評価技術の開発 | 名古屋医療センター 臨床研究センター |
高度診断研究部長 | 真田 昌 |
捕捉した血中循環がん細胞の1細胞完全長トータルRNAシーケンス法によるがんの発症(再発)リスク診断法の確立とがん予防ワクチンへの応用 | 国立がん研究センター | 分野長 | 中面 哲也 |
膵癌の化学放射線療法効果判定マーカーに関する研究開発 | 香川大学 | 教授 | 松田 陽子 |
難治がん特異的エピゲノム変異を標的にしたctDNA検出法の確立 | 九州大学 | 教授 | 三森 功士 |
腸内細菌解析による抗悪性腫瘍剤の有害作用発現予測に関する研究開発 | 大阪大学 | 教授 | 谷内田 真一 |
研究領域E(がん多様性)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
抗腫瘍T細胞による細胞傷害活性に対する抵抗性に関わるがん細胞の遺伝子プロファイルの網羅的解析と治療への応用 | 愛知県がんセンター (研究所) |
分野長 | 籠谷 勇紀 |
がん横断的解析による遺伝子異常の機能的・臨床的意義の統合的理解 | 国立がん研究センター | 分野長 | 片岡 圭亮 |
骨髄アンジオクラインファクターを標的とした白血病治療法の検証 | 大阪大学 | 准教授 | 木戸屋 浩康 |
受動喫煙により惹起される肺がんゲノム変異の多様性の理解と治療方針の策定 | 国立がん研究センター | 分野長 | 河野 隆志 |
乳児急性リンパ性白血病発症の病態解明と治療層別化に有用な因子の同定 | 東京医科歯科大学 | 准教授 | 高木 正稔 |
バイオマテリアルを用いたがんの不均一性制御の研究開発 | 北海道大学 | 教授 | 田中 伸哉 |
ゲノム解析による骨軟部腫瘍の多様性の解明と治療標的・バイオマーカーの探索 | 東京大学 | 教授 | 松田 浩一 |
肺癌オルガノイドライブラリー統合解析による癌の不均一性の解明と新規治療標的同定 | 慶應義塾大学 | 専任講師 | 安田 浩之 |
採択課題:応用研究タイプ
研究領域A(治療ターゲット)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
次世代抗がん剤の創成を目指したtRNAエピトランスクリプトーム阻害剤の開発 | 岡山大学 | 助教 | 藤村 篤史 |
研究領域B(異分野融合創薬システム)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
光遺伝子/タンパク質工学・DDS・分子イメージングを駆使した次世代抗体療法の開発 | 国立がん研究センター | ユニット長 | 安永 正浩 |
膵臓がんに対する高LETアルファ線核医学治療の最適化に資する研究 | 国立がん研究センター | 主任研究員 | 吉本 光喜 |
研究領域D(診断/バイオマーカー)
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | ||
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所属機関 | 役職 | 氏名 | |
難治性食道癌におけるPrecision Medicineに資する診断技術開発に関する研究 | 京都大学 | 教授 | 武藤 学 |
放射性抗体医薬による革新的早期膵がん診断法の開発:製剤化・マウス毒性試験 | 量子科学技術研究開発機構 | 主幹研究員 | 吉井 幸恵 |
(各領域ごとに五十音順で表示、敬称略)
評価経過情報
公募期間 | 令和2年1月8日~2月6日(正午) |
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ヒアリング審査※ | 1)2)研究領域A~E:令和2年3月19日~31日 ※新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、対面でのヒアリング審査代替として、書面審査の結果及びプレゼンテーション資料に対する質疑応答のとりまとめ結果資料を基に審査を行いました。 |
評価委員会 | 令和2年4月22日 |
申請数 | 1)標的探索研究タイプ 研究領域A~E:193課題 2)応用研究タイプ 研究領域A~E:7課題 |
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書面審査通過数 | 1)標的探索研究タイプ 研究領域A~E:70課題 2)応用研究タイプ 研究領域A~E:6課題 |
採択数 | 1)標的探索研究タイプ 研究領域A~E:37課題 2)応用研究タイプ 研究領域A~E:5課題 |
掲載日 令和2年6月30日
最終更新日 令和2年6月30日