公募情報 若手あり 令和4年度 「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る追加公募の採択課題について

基本情報

公募の段階 採択
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
分野 医薬品プロジェクト,感染症
お問い合わせ先
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
創薬事業部 創薬企画・評価課

新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
担当
E-mail: shinkou-saikou2”AT”amed.go.jp 

備考:
※E-mailは上記アドレス”AT”の部分を@に変えてください。
※お問い合わせはE-mailでお願いします。

採択内容

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、本事業の課題評価委員会(別紙)における厳正な審査を行った結果、令和4年度「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る追加公募の採択課題を決定しましたのでお知らせいたします。

採択課題

(1)重点感染症(サル痘を含むオルソポックス属ウイルスによる感染症)対策に資する研究開発

① 公募番号101:サル痘を含むオルソポックス属ウイルス感染症に対する予防・治療法の開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
サル痘に対する LC16m8 の有効性および安全性を検証する臨床試験 氏家 無限 国立国際医療研究センター 医長
サル痘を含むオルソポックス属ウイルス感染症に対する非増殖型ワクシニアウイルスワクチンの研究開発 小原 道法 東京都医学総合研究所 特任研究員
サル痘を含むオルソポックス属ウイルスによる感染症に対する治療薬の開発 篠原 直樹 日本バイオテクノファーマ株式会社 社長
エムポックスの治療・予防体制の整備に関する研究開発 森岡 慎一郎 国立国際医療研究センター 医長
② 公募番号102:サル痘を含むオルソポックス属ウイルス感染症に対する検査・診断法の開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
オルソポックス属ウイルス感染症の迅速診断に資する新規非増幅核酸検査法の開発 渡邉 力也 理化学研究所 主任研究員
③ 公募番号103:サル痘を含むオルソポックス属ウイルス感染症の病態解析及び公衆衛生対策強化に資する基盤技術の創出
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
天然痘ワクチン接種後免疫におけるサル痘感染防御能の現状把握 加来 奈津子 大阪公立大学 特任講師
ヒト in vitro 高次評価系を用いたサル痘ウイルス(2022年アウトブレイク株)の性状解析 高山 和雄 京都大学 講師

(2)COVID-19 罹患後症状に対する治療法の開発及び発症機序・病態解明、診断法・バイオマーカーの研究開発

① 公募番号201:COVID-19 罹患後症状に対する治療法の開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
ドネペジルのドラッグリポジショニングによる COVID-19 後遺症治療薬の開発-医師主導臨床治験- 中村 謙介 横浜市立大学 准教授
② 公募番号202:COVID-19 罹患後症状の発症機序・病態解明、診断法・バイオマーカーの研究開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
包括的アプローチに基づく小児 COVID-19 関連多系統炎症性症候群の病態解析と臨床像の解明 岡田 賢 広島大学 教授
ヘルペスウイルス再活性化による COVID-19 罹患後症状のモデルマウスの作製と発症機構解明および診断用バイオマーカー開発 近藤 一博 東京慈恵会医科大学 教授
COVID-19 罹患後大規模コホート研究から得られた新規知見に基づく治療戦略創出 寺井 秀樹 慶應義塾大学 専任講師
COVID-19 罹患後症状を評価できる動物モデルの確立と病態発現機構の解明 福原 崇介 北海道大学 教授
③ 公募番号203:新型コロナウイルス感染症( COVID-19 )罹患後症状に対する治療法開発に資する研究開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
新型コロナウイルス感染に伴う過剰 NO 産生を介したエピゲノム変化・後遺症発現に対する独自開発化合物の効果 上原 孝 岡山大学 教授
腸管オルガノイドを用いた COVID-19 罹患後症状に対する予防法開発 宮川 敬 国立感染症研究所 室長

(3)新型コロナウイルス感染症の克服及び今後新たに発生する感染症対策のための基盤整備事業 (新興・再興感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ)等を活用した研究

① 公募番号301:新型コロナウイルス感染症の克服及び今後新たに発生する感染症対策のための基盤整備事業(新興・再興感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ)等を活用した研究
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
新型コロナウイルス感染症の克服に向けたコンソーシアム研究の展開 佐藤 佳 東京大学 教授
長期ウイルス排出 COVID-19 患者の臨床的・ウイルス学的・免疫学的特徴解明と臨床対応指針案の作成 鈴木 忠樹 国立感染症研究所 部長
多層オミックス統合解析による COVID-19 の新規病態解明と治療戦略創出 福永 興壱 慶應義塾大学 教授

(4)網羅的分子疫学を用いた病原体サーベイランス手法の開発

① 公募番号401:下水サーベイランスを用いた流行予測法等の開発に関する研究
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
下水中病原体の網羅的分子疫学解析に基づく流行状況および越境流入の監視体制の構築 北島 正章 北海道大学 准教授

(5)COVID-19 感染症に対する治療薬開発

① 公募番号501:COVID-19 感染症に対する治療薬開発「企業型」
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
次世代 COVID-19 低分子経口治療薬の開発 織田 奈津子  塩野義製薬株式会社  部長
COVID-19 治療薬 PA-001 の非臨床試験及び第 I 相試験  舛屋 圭一 ペプチエイド株式会社  代表取締役社長
公募番号502:COVID-19 感染症に対する治療薬開発 「アカデミア型」
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
 COVID-19 に対する吸入 ACE2 デコイ製剤の開発 星野 温 京都府立医科大学  講師 

(6)重点感染症に対する治療薬、治療法等の開発

① 公募番号601:重点感染症に対する治療薬等の開発「企業型」
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
生体内蛋白質医薬品生産技術プラットフォームの確立と緊急時国内製造のための基盤整備 
鈴木 裕太
エーザイ株式会社 グループ長
② 公募番号602:重点感染症に対する治療薬等の開発「アカデミア型」
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
高親和性 DPP4 デコイによる MERS 治療薬の開発 有森 貴夫 大阪大学 准教授
新型コロナウイルス( SARS-CoV-2 )E タンパク質機能を標的とした粒子形成阻害剤の開発 廣明 秀一 名古屋大学 教授
重症ウイルス感染に併発する劇症型心筋炎に対する新規治療薬開発 松岡 研 大阪大学 准教授

(7)COVID-19 及び重点感染症に係る治療薬開発を迅速かつ効率的に進めるための研究開発

① 公募番号701:COVID-19 を含む重点感染症に係る臨床研究を迅速かつ効率的に進めるための体制整備に関わる基盤技術の開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
新興・再興感染症流行に即応した医薬品開発に係る臨床研究を実施するための体制整備の基盤技術構築に関する研究 杉浦 亙  国立国際医療研究センター  センター長
② 公募番号702:COVID-19 を含む重点感染症に係る治療薬開発を加速する非臨床測定技術の供給体制の確立に資する研究開発
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
重点感染症治療薬開発を加速する感染培養技術の供給体制整備と支援 渡士 幸一 国立感染症研究所  総括研究官

(8)重点感染症(薬剤耐性微生物に対する治療薬の実用化)に資する研究

① 公募番号801:薬剤耐性微生物に対する治療薬の実用化に資する研究【非臨床試験段階】
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
免疫エフェクター細胞を用いた薬剤耐性糸状菌感染症の新規治療法開発  高園 貴弘  長崎大学  准教授
② 公募番号802:薬剤耐性微生物に対する治療薬の実用化に資する研究【探索段階】
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
難攻不落細菌を攻略するファージ製剤の開発 氣駕 恒太朗 国立感染症研究所 室長
多剤耐性緑膿菌 RND 型多剤排出ポンプ MexB および MexY に対する dual 阻害剤の開発 西野 邦彦 大阪大学 教授

(9)感染症対策の強化に必要な基盤技術の創出に関する研究

① 公募番号901:感染症対策の強化に必要な基盤技術の創出に関する研究【一般枠】
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
迅速なモノネガウイルス組換えウイルス作製系の確立と応用展開 入江 崇  広島大学 准教授
Candida auris の多剤耐性の原因トランスポーター cdr1p の研究開発 小川 治夫 京都大学 准教授
COVID-19 感染症対策に資する免疫基盤の創出に関する研究 高橋 宜聖    国立感染症研究所 センター長
マラリア原虫細胞分裂機構をターゲットとする新規創薬基盤の創生  山田 浩司 岡山大学 准教授
② 公募番号902:感染症対策の強化に必要な基盤技術の創出に関する研究【若手育成枠】
研究開発課題 研究代表者 所属 役職
新たな重症呼吸器症候群をきたす感染症に備えた気道部位特異的上皮細胞における分子基盤の創出 朝倉 崇徳 北里大学 講師
粘膜免疫を誘導可能な mRNA ワクチンの開発 内藤 瑞 東京大学 助教
B 群連鎖球菌の母子感染および成人の劇症型感染に関する研究開発 中野 哲志 国立感染症研究所 主任研究官
腸内エコシステムから紐解く薬剤耐性菌出現機構の解明と新たな耐性菌制御法  永田 尚義 東京医科大学 准教授

評価経過情報

公募期間

 [公募番号101-401] 令和5年2月17日(金)~ 3月6日(月)正午
 [公募番号501-902] 令和5年2月17日(金)~ 3月16日(木)正午

課題評価委員会  [公募番号101-401] 令和5年3月14日(火)、 3月15日(水)
 [公募番号501-902] 令和5年4月12日(水)~ 4月14日(金)
公募番号 申請数 書面審査通過数 採択数
101 5 5 4
102 2 2 1
103 2 2 2
201 3 3 1
202 21 21 4
203 3 3 2
301 4 4 3
401 1 1 1
501 4 4 2
502 6 5 1
601 3 3 1
602 5 5 3
701 1 1 1
702 3 2 1
801 1 1 1
802 10 5 2
901 32 6 4
902 21 14 4

掲載日 令和5年5月10日

最終更新日 令和5年5月10日