イベント 開催日:令和元年9月20日 日英研究交流継続式典、在英国日本大使館にて開催

開催報告

在英国日本大使館において日英研究交流継続式典が開催されました

日英研究交流継続式典について

令和元(2019)年6月、AMEDロンドン事務所には2代目所長として高城亮が就任しました。これを機として同年9月20日に在英日本国大使館の協力により、日英研究交流継続式典を在英日本国大使館にて開催しました。式典では鶴岡公二駐英国日本国大使、AMEDとMOCを署名している英国医学研究会議(Medical Research Council以下MRC)のフィオナ・ワッツ理事長、英国UKバイオバンクのローリー・コリンズCEOからご挨拶をいただいたほか、日英の研究関係者、企業の関係者など約90名が集まり交流を深めました。AMEDと英国とのこれまでのさまざまな活動を振り返り、日英の医療研究開発分野における共同活動の継続や更なる発展が可能であることを確認する良い機会となりました。

在英国日本大使館で開催された式典

AMEDと英国関係機関との交流の状況について

AMED とMRCは、平成29(2017)年に協力に関する覚書(MOC)に署名し、約3年に亘り両国間での医療研究分野での交流を継続しています。基礎から臨床にわたる幅広い分野の医療研究開発プログラムを支援しているAMEDとMRCの両機関は、お互いに共同して、感染症、薬剤耐性、再生医療、認知症を優先課題とした医学研究・開発の加速化に取り組むことをMOCで同意しています。

感染症分野においては、3回の合同ワークショップを英国関係機関と実施した後、令和元年にAMEDとMRCとで国際共同研究を開始しました。認知症を主要テーマとして含む神経科学分野においては、英国と日本で毎年ニューロサイエンスシンポジウムを開催し、日英共同研究交流の機会を支援しています。また、再生医療分野においては、AMEDとMRCとで共同ワークショップを平成29年に実施、現在も二国間共同資金援助プログラムを計画しています。
両国は、二国間での取り組みだけでなく、多国間協働の枠組みである慢性疾患国際アライアンス(GACD)にも、AMED及びMRCが支援機関として参加し共同活動しています。

これらの活動に加えて、AMEDロンドン事務所は、健康長寿(healthy aging)やバイオバンク、コホートをトピックとした日英共同研究の交流行事も開催しています。

本活動は日英文化季間行事として認定されました。

本活動は日英文化季間行事として認定されました。英国における日本文化季間は、文化や芸術分野の交流から医療や科学技術、産業分野等におけるイノベーションや先端技術まで、今日の日本が有する多面的な魅力を伝えることを目指しています。

掲載日 令和2年6月12日

最終更新日 令和2年6月26日