イベント 開催日:令和5年3月11日 「令和4年度 肝炎等克服実用化研究事業 公開報告会」を開催しました

開催報告


オンラインライブ配信の様子

令和5年3月11日(土)、「令和4年度 肝炎等克服実用化研究事業 公開報告会 肝炎克服を目指す新技術 -肝炎研究の現状と課題-」を開催しました。 本事業では、肝炎治療実績の大幅な改善につながるような成果の獲得および普及を目指し、基礎から実用化までの一貫した研究開発を推進しています。本公開報告会では、肝炎関連疾患の疫学と臨床での治療法等の進展を紹介するとともに、この事業で令和4年度に創出された主な研究成果を含めた近年の研究開発の進展について広く社会の皆様に紹介することを目的に開催し、本事業で支援する6名の研究者に最新の知見やトピックスについて、ご講演いただきました。本公開報告会はオンラインライブ配信方式にて開催いたしました。新型コロナウイルス感染症拡大防止に鑑みこの方式にしてから3回目の今回は米国と回線をつないでのご講演もありました。当日は多くの方にご視聴いただき、 特に関連分野の研究者の関心をいただきました。肝炎をはじめとする肝疾患について、今後の肝炎研究の展望等も含め、広く皆様に知っていただき、肝炎研究について、また肝炎克服を目指す新技術について理解を深めていただく貴重な機会となりました。

今回の講演内容を記録した動画をYouTube(AMEDチャンネル、公式)で令和5年12月28日まで公開しています。
※動画の公開は終了しました。

  • 司会者、講演者の皆様(右から中川PO、渡士先生、山下先生、中本先生、小玉先生、金井先生、今関PO。右上別枠、武部先生。)

  • エピゲノム異常に関する講演内容(一部抜粋)。
    これらの新しい知見と技術を患者さんにお届けし、NASH由来肝がんの治療成績向上につなげます。

関連情報

※演題名をクリックすると講演動画を視聴できます。
※講演動画の公開は終了しました。

プログラム
開会挨拶
大塚 和子(AMED疾患基礎研究事業部疾患基礎研究課 課長)
来賓挨拶
岡野 和薫(厚生労働省 健康局がん・疾病対策課 肝炎対策推進室 室長)
[趣旨説明]
中川 美奈(AMEDプログラムオフィサー)
今関 文夫(AMEDプログラムオフィサー)
ヒトiPS細胞を用いた肝炎オルガノイド研究の可能性
武部貴則(東京医科歯科大学 統合研究機構 教授)
B型肝炎ウイルスの細胞への入り口を遮断する ー 新たな治療の開発 ー
渡士幸一(国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター 治療薬開発総括研究官)
C型慢性肝炎治療とその後の経過:肝発がん予測、予防を目指して
山下太郎(金沢大学医薬保健研究域医学系 消化器内科学 教授)
脂肪性肝炎(NASH)における肝臓線維化の可逆性とそのメカニズム  ー 線維化治療に向けた試み ー
中本伸宏(慶應義塾大学医学部消化器内科 准教授)
肝がんの複合免疫療法におけるバイオマーカー開発 ~個別化医療の実現を目指して~
小玉尚宏(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 助教)
前がん段階から始まるエピゲノム異常:肝炎から肝がんになるリスクを予測して備える
金井弥栄(慶應義塾大学医学部病理学教室 教授)
[本日のまとめ]
中川 美奈(AMEDプログラムオフィサー)
今関 文夫(AMEDプログラムオフィサー)

※リーフレットをクリックすると開催案内をダウンロードすることができます。

公開報告会リーフレット_表

お問い合わせ先

宛先 疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課 肝炎等克服実用化研究事業
E-Mail hepatitis“AT”amed.go.jp
備考
※お問い合わせはE-mailでお願い致します。
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和5年5月17日

最終更新日 令和5年5月17日