プレスリリース 令和6年度橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)における医療系スタートアップ支援拠点の採択について

プレスリリース

国立研究開発法人日本医療研究開発機構

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)(理事長 三島 良直)は、橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)において事業を実施する機関の公募を実施し、医療系スタートアップ支援拠点4機関の採択を決定しました。

事業の概要

橋渡し研究プログラム(以下「本プログラム」という。)は、文部科学大臣が認定した機関(橋渡し研究支援機関)を活用し、機関外を含む全国のアカデミア等の優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へと効率的に橋渡しするための支援を行うことで、革新的な医薬品・医療機器等の創出を目指しています。医歯薬系分野以外も含め埋もれている多数のシーズの発掘・育成等、オールジャパンで支援しています。

本プログラムでは、橋渡し研究支援機関で一定の成果を挙げてきた医師主導治験や企業導出に向 けた支援を「橋渡し研究支援プログラム」として引き続き推進しつつ、医療系スタートアップの支援に関する国内外の動向や課題等を踏まえ、令和5年度補正予算(基金)の措置により、新たに「大学発医療系スタートアップ支援プログラム」を開始して、これまで構築してきた橋渡し研究支援のノウハウを活用し、医療系スタートアップを継続的に支援できる体制を構築します。

事業実施機関では、国内の大学発医療系スタートアップの起業に係る専門的見地からの伴走支援等(医学研究上の革新性と事業としての将来性の両面を見据えたシーズ審査や、事業計画の立案等に係る伴走支援を含む。)を行うための体制を整備してスタートアップを支援し、医療ニーズを捉えて起業を目指す若手人材の発掘・育成を行うプログラムを実施するとともに、事業化に向けた非臨床研究等を支援してシーズの育成を行います。医療系スタートアップ支援の性質を踏まえ、基金を活用して起業前から非臨床研究等に必要な資金を柔軟かつ機動的に支援することで、スタートアップが自走可能な民間資金を獲得し、最終的に大学等の優れた基礎研究の成果を革新的な医薬品・医療機器等として国民に提供することを目指します。革新的医療技術創出拠点(橋渡し研究支援機関、臨床研究中核病院)等が有する既存の実用化支援機能を最大限活用し、共同で実用化への橋渡しを支援します。支援に必要な設備や人材、事業化のノウハウを関係機関で共有することにより、各機関の特色を活かした共同支援体制の構築を目指します。なお、本事業の支援対象は大学に限定するものではなく、公的研究機関等も含め、アカデミアの研究成果の実用化を広く支援します。

医療系スタートアップ支援拠点の支援スキーム

採択課題

本公募の採択拠点は以下のとおりです。

採択課題名 代表機関名 補助事業代表者名
国際展開を目指した医療系スタートアップの育成拠点 国立大学法人筑波大学 つくば臨床医学研究開発機構橋渡し研究推進センター
副機構長 町野 毅
サイエンスでがん医療の未来を創造する大学発医療系スタートアップ支援拠点 国立研究開発法人国立がん研究センター 橋渡し研究推進センター長
先端医療開発センター長 土原 一哉
慶應義塾スタートアップ推進拠点(Keio Biomedical Accelerator)構築による革新的医療シーズの早期社会実装と、大学発スタートアップ・エコシステムの創成 学校法人慶應義塾 慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター
センター長 長谷川 奉延
総合知を新医療へ、九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムの構築 国立大学法人九州大学 生命科学革新実現化拠点拠点長 赤司 浩一

お問い合わせ先

本事業に関するお問い合わせ先

日本医療研究開発機構(AMED)
シーズ開発・研究基盤事業部 拠点研究事業課
Tel:03-6870-2216
E-mail:tr-medicalsu“AT”amed.go.jp

報道に関するお問い合わせ先

日本医療研究開発機構(AMED)
経営企画部 広報課
〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-7-1
Tel:03-6870-2245/Fax:03-6870-2206
E-mail:contact“AT”amed.go.jp

※E-mail は上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和6年9月24日

最終更新日 令和6年9月24日