革新的先端研究開発課 革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)における令和元年度事後評価結果について
事後評価の目的
革新的先端研究開発支援事業(以下、「本事業」といいます。)は、基礎的な研究開発から実用化のための研究開発までの一貫した研究開発を推進するため、基礎研究段階で成果が出つつある優れたアカデミア発シーズからの革新的医薬品等の創出に向けた取組を支援する事業です。本事業のうち、インキュベートタイプ(LEAP)は、有望ではあるもののすぐには企業などではリスクの判断が困難な成果について、プログラムマネージャーによる研究開発マネジメントにより速やかな実用化を目指します。
本事業では、課題最終年にあたる令和元年度に、研究計画の達成度等を評価することを目的として、本事業における事後評価の評価項目に関して、評価対象となる研究開発課題別に書面審査及びヒアリング審査にて事後評価を実施しました。
課題評価委員会
- 【福井課題】
- 開催日:令和2年2月17日(月)
- 【中内課題】
- 開催日:令和2年2月24日(月)
- 【課題評価委員会委員】
評価項目
- 研究開発進捗状況について
- 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
- 研究開発成果について
- 成果が着実に得られたか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズに対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
- 十分な連携体制が構築されていたか
- 今後の見通し
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
- その他事業で定める事項
- 世界をリードする顕著な研究成果を発展させることで、日本発の画期的な医療を実現し、それにより健康長寿社会の形成や関連する産業の育成、それらの国際展開などに繋げていくことができたか
- 研究開発期間の終了時点において、臨床研究及び治験への橋渡しや実用化を実現するための産業界への導出に向けて、研究開発等の流れが継承されることが期待できるか
- 研究開発期間終了後も研究を継続できる人材育成、企業連携やベンチャー起業等の出口、グローバル人材の取り込みにつながる取組を行ったか
- PMの活動状況は、どうだったか
- 総合評価
1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっていたか
- 若手研究者のキャリアパス支援が図られていたか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか
対象課題及び評価結果
採択年度 | 研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 役職 | 事後評価結果 |
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27 | DOCKファミリー分子の生体機能と動作原理の理解に基づく革新的医薬品の創出 | 九州大学生体防御医学研究所 | 福井宣規 | 主幹教授 | 表示 |
27 | 発生原理に基づく機能的立体臓器再生技術の開発 | 東京大学医科学研究所 | 中内啓光 | 特任教授 | 表示 |
掲載日 令和2年6月10日
最終更新日 令和2年6月10日