公募情報 若手あり 令和8年度 「医療機器等研究成果展開事業(チャレンジタイプ【若手・女性研究者】)」に係る公募について

基本情報

公募の段階 公募
開発フェーズ 基礎的
分野 医療機器・ヘルスケアプロジェクト
公募締め切り 令和8年2月2日(月) 12時00分 【厳守】
※締め切りに間に合わず不受理になるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。
AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。
お問い合わせ先
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
医療機器・ヘルスケア事業部 医療機器研究開発課
医療機器等研究成果展開事業
事業担当:額賀、片岡、牛山、才川
TEL: 03-6870-2213
E-mail: amed-sentan"AT"amed.go.jp
備考:
(E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください)

公募内容

チャレンジタイプ(以下、「本タイプ」という。)は、アンメットメディカルニーズへの対応を含めた臨床的な課題の解決策をもたらす、異分野の技術の横展開や革新的な医療機器のシーズを対象とします。科学研究費補助金等による学術研究と、開発実践タイプとのギャップをつなぐスキームとして、①臨床上解決したい課題の大まかな設定ができている、②理論や基礎研究では一定の効果があることを説明できている、③後発医療機器ではなく新しい発想やアプローチを検討している、の3つの要件を満たす医療機器・システムのシーズに対して、医療機器の試作機作製等の機会を提供し、本格的な医療機器開発プログラムへの橋渡しを行います。なお、本公募は「若手・女性研究者登用支援」の対象です。
詳しくは公募要領を参照ください。

分野、領域、テーマ等 研究開発費の規模
(間接経費等を含まず)
研究開発実施予定期間 新規採択課題予定数
チャレンジタイプ
【若手・女性育成枠】
A:コアテクノロジー開発 1課題当たり年間
10,000千円(上限)
令和8年5月(予定)

令和8年度末
0~2課題程度
B:試作開発 0~8課題程度
【A:コアテクノロジー開発】
公募対象 以下の要件を満たす提案であること。
  • 基礎研究フェーズであること。
  • 深い医学知識と新しい工学的成果に根差す、自らのアイディアに基づく革新的提案であること。※1
  • 提案するコアテクノロジーは、応募区分のいずれかに該当し、競合優位性を持ち、事業の中核となる独自の技術であり、かつ研究開発代表者が持つ技術であること。
  • 医療現場の観察を通じて、未解決の課題(ニーズ)であること、かつ医療分野に対して、これまでにない画期的な進歩をもたらす(パラダイムシフトを起こす)可能性がある提案であること。※2
  • 単なる技術開発、材料開発ではなく医療機器を目指した提案であること。
  • クラス分類Ⅱ~Ⅳの医療機器の開発課題であること。
応募区分

下記について、提案時の想定として該当する項目を選択すること。ただし、いずれを選択しても採択審査には影響しない。なお、過去に「先端計測分析技術・機器開発プログラム」または「医療機器等研究成果展開事業」の支援を受けたシーズやその改良品は応募不可とする。
10年後の革新的な医療機器の根幹を担うコアテクノロジーとしての注目領域に係る区分※3

(a) 生体センシング&データ取得
(b) 低エネルギー&ハーベスティング管理
(c) マイクロロボティクス&アクチュエーターテクノロジー
(d) AI・デジタルツイン/XAI(人工知能):ビジネスモデルとのセットでの提案が必要
(e) 材料開発&デバイス開発
(f) イメージング技術開発

研究開発実施期間

1年

  • 採択年度の12月における「設定した課題目標に対する進捗結果」を鑑みてPS、PO合議の上で、PSの判断により翌年度の【B:試作開発】への再応募を認める。また再応募を認めない場合は、翌年の開発実践タイプへの応募を求める。
  • 上記のため、【A:コアテクノロジー開発】に応募する場合はコアテクノロジーの研究開発部分に関する2年間の研究開発計画の提出を求める。ただし、【A:コアテクノロジー開発】での採択は1年間であり、翌年度の【B:試作開発】への再応募の際は新たに審査される。
  • 契約期間内は、AMEDによるシーズに対しての助言や伴走支援の提供を受けることが可能。
研究開発目的
  • 10年後に医療機器として確立するための根幹を担うコアテクノロジーの技術開発を、実用化シーズの転換に向けて進めることを目的とする。
  • 開発実践タイプ(または他事業)に応募する前の段階で、医工連携、医療機器開発プロセスを実際に経験し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。また、試作品開発研究を通じて自立化に向けて開発研究の技法を身に付ける。
研究開発目標※4
  • 要素技術の原理を確認するため、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能に関する初期データを取得し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。
  • 医療現場等のニーズを満たす医療機器の開発に必要な技術シーズについてヒトへの応用可能性が見極められる手法等を用いて原理検証方法を設定する。
  • 開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能を確認できる試作機※5を作製し評価する。
  • 研究開発体制を含む開発実践タイプの応募に必要な準備を整える。
  • 開発実践タイプへの応募を志向する観点から、原理検証機の設計から作製までを含め、翌年度への応募に向けた研究提案となっていること等を考慮した課題評価を実施する。
研究開発代表者の要件
  • 研究開発代表者は、アカデミアに所属する公募要領 第3章 3.1 応募資格者を満たす者であること。
  • 尖ったシーズを持ち、医療機器の開発意欲が高く、異分野まで含めた研究者であること。ただし、医療機器開発に対しての明確な目的意識を有し、医療上の課題を解決する技術シーズを持つ研究者であることとする。
  • 研究開発代表者が提案課題の研究領域において、査読付き論文の筆頭著者あるいは責任著者であること、または特許の発明者であることを必須とする。
研究開発体制
  • アカデミアと企業が連携した研究開発体制を編成する。
  • 企業は本提案の試作機を作製できる企業であること。ただし、医療機器製造販売業の有無は問わない。
  • 将来、エコシステムを担ってもらう人材を育成するため、「アカデミア」と「企業」の中に「実用化担当者」を設定する。「実用化担当者」とは本課題の実用化の推進を担う担当のこと。
研究開発成果

原則として翌年度の開発実践タイプに応募することを必須とする。ただし、研究開発状況により開発実践タイプの研究開発フェーズを超えた進捗であることをPS、POが確認した場合は、他事業への応募を強く推奨する。

契約方式

AMED-代表研究機関は委託契約(単年度契約)
代表研究機関-分担機関は再委託契約(単年度契約)

新規採択課題予定数

0~2課題

研究開発費の目安
(全額AMED支出)

1課題当たり年間10,000 千円(上限)(間接経費を含まず)
間接経費は、直接経費の30%に相当する額を上限として、追加で充当することができる

特記事項

医療機器のクラス分類で、クラスⅢ、Ⅳの課題は、0.5点の加点を行う。ただし、AMED内で定める「評価結果の取扱い」で「採択して良い点数」を上回っている課題が該当する。

※1 以下のような提案は対象外です。

  • 既存のデータと既存のアルゴリズムで、すでに臨床ルーチンとなっている医療者の作業の置き換えをするだけの提案
  • 既存の医療機器の改良の提案(改良することでこれまでにない画期的な進歩をもたらす場合は対象)

※2 例:精神疾患を今までと全く異なるアプローチで治療する提案、など。
※3 引用元:公益財団法人医療機器センター「医療技術フォーサイト2050」
※4 「B:試作開発」へ再応募した場合も含めた、2年間の研究開発目標です。
※5 試作機は、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能が確認できるものであれば、素材や形態等は問いません。


【B:試作開発】
公募対象 以下の要件を満たす提案であること。
  • 基礎研究フェーズであること。
  • 深い医学知識と新しい工学的成果に根差す、自らのアイディアに基づく革新的提案であること。※1
  • インパクトが大きく、目標が明確な提案であること。
  • 医療現場の観察を通じて、未解決の課題(ニーズ)であること、かつ医療分野に対して、これまでにない画期的な進歩をもたらす(パラダイムシフトを起こす)可能性を有する提案であること。※2
  • 本提案に対して実現の可能性を示すデータを有した提案であること。
  • クラス分類Ⅱ~Ⅳの医療機器の開発課題であること。
応募区分

医療上の課題を解決する技術シーズであることを要件とする。下記について、提案時の想定として該当する項目を選択すること。ただし、いずれを選択しても採択審査には影響せず、あくまでも出口を見据えた医療機器開発のイメージを有しているかを測るものとする。なお、過去に「先端計測分析技術・機器開発プログラム」または「医療機器等研究成果展開事業」の支援を受けたシーズやその改良品は応募不可とする。

社会の変化(ニーズ面)と要素技術の変化(シーズ面)に対応した医療のあり方の変化を整理し、設定した医療機器開発の注目領域に係る区分

(A) 身体機能の補助強化
(B) 次世代の担い手を育む成育サイクルへの対応
(C) 循環器・糖尿病などの生活習慣病への対応
(D) ソフトウェアを用いた診断・治療の実現 (SaMD等)
(E) 遠隔・在宅診断・治療への対応
(F) 従来にはない革新的な治療や低侵襲治療の実現
(G) 従来にはない革新的な診断や高度化・簡素化された画像・光学診断の実現

研究開発実施期間

1年

  • 本公募で採択された課題は、必要な支援を受けた後に、原則、翌年度の開発実践タイプ(支援期間3年)に応募することを必須とする。ただし、研究開発状況により開発実践タイプの研究開発フェーズを超えた進捗であることをPS、POが確認した場合は、他事業への応募を強く推奨する。
  • 過去にチャレンジタイプに採択された課題は、再応募は認めないものとする。(【A:コアテクノロジー開発】を除く)
  • 契約期間内は、AMEDによるシーズに対しての助言や伴走支援の提供を受けることが可能。
研究開発目的
開発実践タイプ(または他事業)に応募する前の段階で、医工連携、医療機器開発プロセスを実際に経験し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。また、試作品開発研究を通じて自立化に向けて開発研究の技法を身に付ける。
研究開発目標
  • 要素技術の原理を確認するため、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能に関する初期データを取得し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。
  • 医療現場等のニーズを満たす医療機器の開発に必要な技術シーズについてヒトへの応用可能性が見極められる手法等を用いて原理検証方法を設定する。
  • 開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能を確認できる試作機※3を作製し評価する。
  • 研究開発体制を含む開発実践タイプの応募に必要な準備を整える。
  • 短期間での開発実践タイプへの応募を志向する観点から、原理検証機の設計から作製までを含め、翌年度への応募に向けた研究提案となっていること等を考慮した課題評価を実施する。
研究開発代表者の要件
  • 研究開発代表者は、アカデミアに所属する公募要領 第 3 章 3.1 応募資格者を満たす者であること。
  • 尖ったシーズを持ち、医療機器の開発意欲が高く、異分野まで含めた研究者であること。ただし、医療機器開発に対しての明確な目的意識を有し、医療上の課題を解決する技術シーズを持つ研究者であることとする。
  • 研究開発代表者が提案課題の研究領域において、査読付き論文の筆頭著者あるいは責任著者であること、または特許の発明者であることを必須とする。
研究開発体制
  • アカデミアと企業が連携した研究開発体制を編成すること。
  • 企業は本提案の試作機を作製できる企業であること。ただし、医療機器製造販売業の有無は問わない。
  • 将来、エコシステムを担ってもらう人材を育成するため、「アカデミア」と「企業」の中に「実用化担当者」を設定する。なお「実用化担当者」とは本課題の実用化の推進を担う担当のこと。
研究開発成果

原則として翌年度の開発実践タイプに応募することを必須とする。ただし、研究開発状況により開発実践タイプの研究開発フェーズを超えた進捗であることをPS、POが確認した場合は、他事業への応募を強く推奨する。

契約方式

AMED-代表研究機関は委託契約(単年度契約)
代表研究機関-分担機関は再委託契約(単年度契約)

新規採択課題予定数

0~8課題

研究開発費の目安
(全額AMED支出)

1課題当たり年間10,000 千円(上限)(間接経費を含まず)
間接経費は、直接経費の30%に相当する額を上限として、追加で充当することができる

※1 以下のような提案は対象外です。

  • 既存のデータと既存のアルゴリズムで、すでに臨床ルーチンとなっている医療者の作業の置き換えをするだけの提案
  • 既存の医療機器の改良の提案(改良することでこれまでにない画期的な進歩をもたらす場合は対象)

※2 例:精神疾患を今までと全く異なるアプローチで治療する提案、など。
※3 試作機は、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能が確認できるものであれば、素材や形態等は問いません。

事業概要

医療機器等研究成果展開事業では、「国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」(令和4年5月31日閣議決定、以下「医療機器基本計画」という。)等に基づき、革新的・独創的で多様な技術シーズの基礎・応用研究開発を支援します。アカデミアと企業の連携の中から、基礎研究の活用によって医療の質の向上に大きな変化をもたらしうる潜在的な優れた医療機器シーズの広範な発掘を図ること、並びに異分野まで含めた若手・女性研究者を対象に、医療機器開発の理論習得と実践の機会を提供し、この分野の開発実務研究者の人材の層の拡大を図ることとします。

応募資格者

国内の研究機関等(アカデミア)に所属し、かつ、主たる研究場所とし、応募に係る研究開発課題について、研究開発実施計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う研究者(研究開発代表者)とします。
尖ったシーズを持ち、医療機器の開発意欲が高く、異分野まで含めた研究者とします。ただし、医療機器開発に対しての明確な目的意識を有し、医療上の課題を解決する技術シーズを持つ研究者であることとします。
詳細は、公募要領をご覧ください。

公募期間

令和7年12月26日(金) ~ 令和8年2月2日(月) 12時00分 【厳守】
※締め切りに間に合わず不受理になるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。
AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。

ヒアリング日程

ヒアリングを行う場合は、以下の日程を予定しております。
ヒアリング対象者には、別途通知しますので、申請者〔研究開発代表者、及び、研究開発分担者(サブリーダー)〕は日程の確保をお願いいたします。なお、ヒアリング日時の指定、変更はできませんので、あらかじめご了承ください。

ヒアリング実施日(WEB開催):令和8年3月10日(火)・11日(水)

公募説明会

公募説明会は開催しません。公募要領の記載内容、提出書類の記入方法等については、次の公募説明資料をご参照ください。
【公募説明資料】

個別相談
既に公募期間中につき、具体的な提案内容に関わる問い合わせには個別にお答えできませんのでご容赦ください。

不明点・ご質問
何かご不明な点、ご質問等がございましたら、E-mailにて連絡をお願いします。

医療機器・ヘルスケア事業部 医療機器研究開発課 担当
E-mail:amed-sentan"AT"amed.go.jp
※ E-mailは上記アドレスの"AT"の部分を@に変えてください。
※ メールタイトル文頭に必ず【R8 チャレンジタイプ】と記載ください。

応募方法

研究開発代表者がe-Rad(府省共通研究開発管理システム)を通じて応募申請します。
公募要領をよく読み、応募書類に必要事項を漏れなく記載してe-Radから応募してください。

※e-Radへ入力申請するためには、「企業等」を含む全ての「研究開発分担者」の研究者番号が必要となります。新規の機関登録及び研究者番号の取得には2~3週間かかりますので、十分な時間的余裕をもって番号取得の準備を行ってください。

※研究開発代表者から所属機関にe-Radで申請した段階では応募は完了していません。所属機関の承認の手続を必ず行ってください。

※e-Radでの申請の際、「A:コアテクノロジー」と「B:試作開発」で公募名が分かれていますので、間違えのないように注意してください。

応募先

資料

掲載日 令和7年12月26日

最終更新日 令和7年12月26日