イベント 令和元年9月5日~令和元年9月6日 「感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)新興・再興感染症に関するアジア・アフリカ リサーチフォーラム2019」を開催しました

開催報告

感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)の研究成果報告会として、「新興・再興感染症に関するアジア・アフリカ リサーチ・フォーラム2019」を北海道大学フロンティア応用科学研究棟レクチャーホールにて開催いたしました。

J-GRIDでは、2004年度からインフルエンザ、デング熱、結核、下痢症、小児重症肺炎などの感染症が流行する熱帯地域等(アジア・アフリカに9ヵ所)に研究開発拠点を設置して、日本人研究者が常駐して現地の研究者と広範な共同研究を進めています。大規模な疫学調査による流行諸要因の解析に基づく流行の抑制を探り、流行地で得られた患者検体や臨床情報をもとに診断・治療薬等の開発の基盤となる基礎研究を推進するとともに、流行地での患者と直接触れる機会を通じて、我が国及び相手国の研究者や医師の人材育成を推進してきました。
J-GRIDの事業ウェブサイト

本リサーチ・フォーラムでは、国内外から200名以上の研究者が一同に集まり(約1/3が海外からの参加)、2日間に亘って最新の研究成果の発表(口頭発表40件並びにポスター発表97件)と活発な意見交換を行いました。ノロウイルスやコレラ菌の健康保菌者の発見、デング熱の迅速診断キットの開発、新規の多剤耐性結核治療薬候補の開発など、多数の優れた成果が報告されました。

さらに、本リサーチ・フォーラムを通じて、各拠点相互において感染症研究の新たな示唆を得ると共に、研究者間での人脈形成が図られるとともに、今後の拠点間での一層のネットワーク形成を探る有意義な機会となりました。
フォーラムの開催案内ウェブサイト

リサーチ・フォーラム参加者の集合写真
(2019年9月5日 北海道大学フロンティア応用科学研究棟レクチャーホールにて)

お問い合わせ先

宛先 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
戦略推進部 感染症研究課
感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)担当
E-Mail jgrid”AT"amed.go.jp
備考
※お問い合わせはE-mailでお願い致します。
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和2年3月24日

最終更新日 令和2年3月24日