公募情報 令和7年度 「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(ヘルステック・チャレンジ)」に係る公募について
基本情報
公募の段階 | 公募 |
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開発フェーズ | 基礎的 |
分野 | 感染症プロジェクト,感染症 |
公募締め切り | 令和7年9月11日(木) 正午【厳守】 ※締め切りに間に合わず不受理となるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。 |
お問い合わせ先 |
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公募内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)では、令和7年度「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業-ヘルステック・チャレンジ-」に係る公募を行います。
本事業では、ヘルスケア分野の社会課題の解決に資する研究開発支援策として、新たなマイルストーン型の研究開発支援「ヘルステック・チャレンジ」を行います。本事業における新たなマイルストーン型の研究開発支援「ヘルステック・チャレンジ」では、従来の少数の課題への集中的な支援とは対照的に、スタートアップ企業及び起業する意思のあるアカデミアにおける以下の課題を対象とした研究開発の初期フェーズにある多数の課題に対して分散的な支援を行ったのち、マイルストーン型の段階的な選抜と集中による支援を行います。
- 薬剤耐性(AMR)を含む感染症に対応する診断・治療・予防法で、革新性の高い、インパクトのある研究開発課題
- 感染症における平時、有事における社会課題の解決につながる広範な研究開発課題
本事業では、革新性の高い、インパクトのある、ヘルステック(メドテックを含む)開発を行うスタートアップ企業を創出及び支援し、イノベーションを加速して、開発リスクが高く着手が難しいとされる課題の開発を促進することにより、ヘルスケア分野の社会課題を解決することを目指します。
公募の対象となる研究開発課題の概要は、以下のとおりです。公募研究開発課題の詳細は、公募要領「第2章 公募対象課題」を参照してください。
公募番号 |
公募研究開発課題 |
研究開発費の規模 |
研究開発実施 |
新規採択 |
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101 |
感染症分野におけるヘルステック開発に資する研究開発課題 | 1課題当たり 令和 7年度:3,800千円(上限) 令和 8年度:1,900千円(上限) 令和 9年度:7,600千円(上限) |
令和7年12月(予定) ~ 令和9年度末 |
0~20課題程度 |
- 本公募では、「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」、「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」、「エイズ対策実用化研究事業」及び「肝炎等克服実用化研究事業」の公募対象とする研究開発課題は、公募対象としません。
- 新規採択課題数の半数以上は重点感染症に対する課題を採択予定とします。
- 中間評価(継続可否)において、STEP1の基礎研究のステージの後半(令和9年度)に進む課題として、0~5課題程度が選抜されます。中間評価(継続可否)において選抜されなかった課題は、令和8年度末にて研究開発期間が終了となります。
研究開発フェーズ
今回の公募事業で対象となる課題の研究開発フェーズは、スタートアップ企業及び起業する意思のあるアカデミアにおける、研究開発の初期フェーズにあるSTEP1の基礎研究のステージを想定します。
医薬品開発の場合、研究開発フェーズの例として、STEP1:基礎研究(創薬標的の同定・検証等)、STEP2:応用研究(スクリーニング、最適化研究等)、STEP3:開発研究(前臨床開発等)を想定します。
医薬品以外の開発の場合、研究開発フェーズの例として、STEP1:基礎研究(Feasibility Studyとしてサービスや事業が成功する見込みの検証、Proof of Conceptとして検証したサービスや事業の現実世界での試行等)、STEP2:応用研究(実用化開発等)、STEP3:開発研究(技術実証等)を想定します。
下図は、医薬品開発を例とした場合
下図は、医薬品以外の開発を例とした場合
マイルストーン型の段階的な選抜と集中による支援
今回の公募事業において新規採択となる課題(0~20課題程度)は、STEP1の基礎研究のステージの前半(令和7年度~令和8年度)において、令和8年度の12月までに研究開発計画におけるマイルストーンを達成し、中間評価(継続可否)を受けて、STEP1の基礎研究のステージの後半(令和9年度)に進むことが求められます。中間評価においてSTEP1の基礎研究のステージの後半(令和9年度)に進むこととなる課題(0~5課題程度)は、STEP1の基礎研究のステージの後半(令和9年度)において、令和9年度の12月までに研究開発計画におけるマイルストーンを達成することが求められます。
なお、その後の次回の公募事業(想定)においては、新規採択となる課題(0~2課題程度)は、STEP2の応用研究のステージの3年間(令和10年度~令和12年度)の後半までに国内でスタートアップの起業を実現することが求められます。

事業概要
新型インフルエンザ、エボラ出血熱、MERS(中東呼吸器症候群)、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)等の新たな感染症(新興感染症)や、デング熱や結核等の再び注目されている感染症(再興感染症)の流行が世界各地で発生し、大きな問題となっています。また、薬剤耐性菌対策のような新たに取り組むべき課題も生じています。感染症の原因となる病原体は刻々と変化を繰り返し、ヒト社会もまた大きく変貌しています。これら感染症対策として、平成26年に策定された健康・医療戦略及び医療分野研究開発推進計画の中では、国内外の様々な病原体に関する疫学的調査及び基盤的研究並びに予防接種の有効性及び安全性の向上に資する研究を実施し、感染症対策並びに診断薬、治療薬及びワクチン開発を一体的に推進することとされています。
本事業では、感染症から国民及び世界の人々を守り、公衆衛生の向上に貢献するため、感染症対策の総合的な強化を目指します。そのために国内外の感染症に関する基礎研究及び基盤技術の開発から、診断法・治療法・予防法の開発等の実用化研究まで、感染症対策に資する研究開発を切れ目なく推進します。
事業の案内ページ
応募資格者
本事業の応募資格者は、一定の要件を満たす国内の研究機関等に所属し、かつ、主たる研究場所とし、応募に係る研究開発課題について、研究開発実施計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う能力を有する研究者(研究開発代表者)とします。詳細は公募要領「第3章 応募要項 3.1 応募資格者」等をご参照ください。
公募期間
※締め切りに間に合わず不受理となるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。
ヒアリング日程
令和7年10月15日(水)、令和7年10月16日(木)、令和7年10月17日(金)(予定)
- ヒアリング審査はウェブ会議ツール等による実施を予定しています。
- ヒアリング審査を実施する対象課題の研究代表者に対しては原則としてヒアリング審査の1週間前までを目安に電子メールにてご連絡します。
- ヒアリング対象か否かの個別回答はいたしかねます。
公募説明会
「公募説明動画」にて実施を予定しています。ご不明な点及びご質問は、「お問い合わせ先」へE-mailにてご連絡ください。
応募方法
本ページ下段の「令和7年度公募に係る資料」より必要な資料をダウンロードの上、公募要領に従って「研究開発提案書」等を作成し、e-Radよりご応募ください。詳細は公募要領「第4章 提案書類」をご参照ください。
本公募ではe-Radを通して提案を募集します。e-Rad「研究者番号」を持っていない場合は、所属機関の担当者を通して新規登録をお願いします。詳細は、e-Radポータルサイトをご確認ください。なお、登録手続きに日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
※AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前の双方の記載内容を十分確認してください。
応募先
資料
令和7年度公募に係る資料
掲載日 令和7年7月25日
最終更新日 令和7年7月25日