公募情報 若手あり 令和6年度 「医療機器等研究成果展開事業(チャレンジタイプ【応募対象1:若手研究者】【応募対象2:応募対象1以外の女性研究者】 )」に係る公募について

基本情報

公募の段階 公募
開発フェーズ 基礎的
分野 医療機器・ヘルスケアプロジェクト
公募締め切り 令和6年2月5日(月) 12時00分 正午【厳守】
※締め切りに間に合わず不受理になるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。
AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。
お問い合わせ先
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
医療機器・ヘルスケア事業部 医療機器研究開発課
医療機器等研究成果展開事業
事業担当:片岡、関根、牛山、才川
TEL: 03-6870-2213
E-mail: amed-sentan"AT"amed.go.jp
備考:
(E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください)

公募内容

医療機器等研究成果展開事業(以下「本事業」という)では、「国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」(令和4年5月31日閣議決定、以下「医療機器基本計画」という。)等に基づき、同計画に定められている重点5分野を意識した革新的・独創的で多様な技術シーズの基礎・応用研究開発を支援します。
本タイプでは、アンメットメディカルニーズへの対応を含めた臨床的な課題の解決策をもたらす、異分野の技術の横展開や革新的な医療機器のシーズを対象とします。科学研究費補助金等による学術研究と、医療機器等研究成果展開事業の開発実践タイプ(以下、「開発実践タイプ」という。)とのギャップをつなぐ事業として、①臨床上解決したい課題の大まかな設定ができている、②理論や基礎研究では一定の効果があることを説明できている、③後発医療機器ではなく新しい発想やアプローチを検討している、の3つの要件を満たす医療機器・システムのシーズに対して、医療機器の初号試作機作製等の機会を提供し、本格的な医療機器開発プログラムへの橋渡しを行います。なお、本公募は、「若手研究者登用支援」の対象です。

公募開発対象
(応募区分)

本タイプでは、医療上の課題を解決する技術シーズであることを要件とする。下記の(区分1)、(区分2)について、提案時の想定として該当する項目を選択すること。ただし、いずれの区分を選択しても採択審査には影響せず、あくまでも出口を見据えた医療機器開発のイメージを有しているかを測るものである。なお、過去に「先端計測分析技術・機器開発プログラム」または「医療機器等研究成果展開事業」の支援を受けたシーズやその改良品は応募不可とする。

(区分1)「医療機器基本計画」に定められている重点5分類に係る区分

  1. 日常生活における健康無関心層の疾病予防、重症化予防に資する医療機器

  2. 予後改善につながる診断の一層の早期化に資する医療機器

  3. 臨床的なアウトカムの最大化に資する個別化医療に向けた診断と治療が一体化した医療機器

  4. 高齢者等の身体機能の補完・向上に関する医療機器

  5. 医療従事者の業務の効率化・負担軽減に資する医療機器

  6. その他の医療社会ニーズ

(区分2)社会の変化(ニーズ面)と要素技術の変化(シーズ面)に対応した医療のあり方の変化を整理し、設定した医療機器開発の注目領域に係る区分
(A)身体機能の補助強化
(B)次世代の担い手を育む成育サイクルへの対応
(C)循環器・糖尿病などの生活習慣病への対応
(D)ソフトウェアを用いた診断・治療の実現 (SaMD等)
(E)隔・在宅診断・治療への対応
(F)従来にはない革新的な治療や低侵襲治療の実現
(G)従来にはない革新的な診断や高度化・簡素化された画像・光学診断の実現

応募対象 応募対象1:チャレンジタイプ【若手研究者】
応募対象2:チャレンジタイプ【応募対象1以外の女性研究者】
研究開発実施期間

1年
※ 本公募で採択された課題は、必要な支援を受けた後に、開発実践タイプ(支援期間3年)に応募することが必須となる。
本タイプでは短期間での開発実践タイプへの応募を志向する観点から、初号機の設計から試作機作製までを含み、翌年度の開発実践タイプへの応募に向けた研究提案となっていること等を考慮した課題評価を実施する。
※ 契約期間内は、AMED によるシーズに対しての助言や伴走支援の提供を受けることが可能である。

研究開発目的

開発実践タイプに応募する前の段階で、医工連携、医療機器開発プロセスの実際に接し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。
また、試作品開発研究を通じて自立化に向けて開発研究の技法を身に付ける。

研究開発目標
  • 要素技術の原理を確認するため、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能に関する初期データを取得し、研究者自らの理論や基礎研究の有効性・実施可能性を見定める。
  • 医療現場等のニーズを満たす医療機器の開発に必要な技術シーズについてヒトへの応用可能性が見極められる手法等を用いて原理検証方法を設定する。
  • 開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能を確認できる初号試作機※1の作製計画を設定する。
  • チーム体制を含む開発実践タイプの応募に必要な準備を整える。
研究開発代表者の要件
  • 研究開発代表者は、アカデミアに所属する第3章3.1 応募資格者 を満たす者であること。
  • 尖ったシーズを持ち、医療機器の開発意欲が高く、異分野まで含めた研究者であること。ただし、医療機器開発に対しての明確な目的意識を有し、医療上の課題を解決する技術シーズを持つ研究者であること。
  • 提案書に記載する本提案に関する研究実績は、研究開発代表者が関わる論文・特許等の著者・出願者であること。
チーム構成
  • 産と学が連携した開発チームを編成していること。
  • 「アカデミア」と「企業」の中に「実用化担当者」を設定していること。「実用化担当者」とは本課題の実用化の推進を担う担当のこと。
研究開発成果

本タイプの成果としては、翌年度の開発実践タイプへ申請し、採択されること。ただし、企業導出等により上記を行えない特段の事情がある場合にはAMED の承認によりこれを認める場合がある。

契約方式

AMED-代表研究機関は委託契約(単年度契約)
代表研究機関-分担機関は再委託契約(単年度契約)

新規採択課題予定数

0~10課題(応募対象1:0~7課題程度  応募対象2:0~3課題程度)

研究開発費の目安※2
(全額AMED支出)

1課題当たり年間10,000 千円(上限)(間接経費を含まず)

間接経費は、直接経費の30%に相当する額を上限として、追加で充当することができる。

※1 初号試作機は、開発する医療機器・システムのコンセプト及び性能が確認できるものであれば素材や形態等は問いません。
※2 研究開発費は目安です。開発目標・計画に対して妥当性が審査できるように提案してください。

事業概要

本タイプの目的は、アカデミアと企業の連携の中から、基礎研究の活用によって医療の質の向上に大きな変化をもたらしうる潜在的な優れた医療機器シーズの広範な発掘を図ること、並びに異分野まで含めた若手研究者や女性研究者(年齢制限なし)を対象に、医療機器開発の理論習得と実践の機会を提供し、この分野の開発実務研究者の人材の層の拡大を図ることとします。
本タイプの開発対象は、医療機器としての診断機器、治療機器、予防的介入を目的とした機器等です。
なお、本タイプに採択された際には、医療機器として薬事承認を取得することを目指して、AMEDの支援を受けながら、翌年度の開発実践タイプへ応募することが必須となります。また、開発実践タイプは、出口志向の強い支援タイプであることから、本タイプでの支援期間を通じ、医療機器の開発に向けた強い情熱を養いつつ、応募条件を整え、各研究者の有するシーズの実用化を目指して磨きあげていくことが求められます。

以上のことを達成するため、AMEDは開発実践タイプの応募に向けた教育プログラムや各種の伴走支援を提供していきます。

応募資格者

国内の研究機関等(アカデミア)に所属し、かつ、主たる研究場所とし、応募に係る研究開発課題について、研究開発実施計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う研究者(研究開発代表者)とします。
尖ったシーズを持ち、医療機器の開発意欲が高く、異分野まで含めた研究者とします。ただし、医療機器開発に対しての明確な目的意識を有し、医療上の課題を解決する技術シーズを持つ研究者であることとします。
詳細は、公募要領をご覧ください。

公募期間

令和5年12月26日(火) ~ 令和6年2月5日(月) 12時00分 正午【厳守】
※締め切りに間に合わず不受理になるケースが発生していますので、余裕を持った対応をお願いします。特にe-Radの新規利用者は、研究機関/研究者の新規登録手続も必要であり、これらに要する日数も考慮の上、早めの対応をお願いします。
AMEDではe-Radに登録された研究提案情報をダウンロードして評価システムに組み入れています。提案書の記載情報とe-Radへの入力情報に齟齬がないよう、提案前に双方の記載内容を十分確認してください。

ヒアリング日程

ヒアリングを行う場合は、以下の日程を予定しております。
ヒアリング対象者には、別途通知しますので、申請者〔研究開発代表者、及び、研究開発分担者(サブリーダー)〕は日程の確保をお願いいたします。なお、ヒアリング日時の指定、変更はできませんので、あらかじめご了承ください。

ヒアリング実施日(WEB開催):令和6年3月12日(火)・13日(水)

公募説明会

公募説明会は実施しません。下記の公募要領、公募説明資料をご参照の上、ご不明な点はE-mailにてお問い合わせください。

応募方法

研究開発代表者がe-Rad(府省共通研究開発管理システム)を通じて応募申請します。
公募要領をよく読み、応募書類に必要事項を漏れなく記載してe-Radから応募してください。

※e-Radへ入力申請するためには、「企業等」を含む全ての「研究開発分担者」の研究者番号が必要となります。新規の機関登録および研究者番号の取得には2~3週間かかりますので、十分な時間的余裕をもって番号取得の準備を行ってください。

※研究開発代表者から所属機関にe-Radで申請した段階では応募は完了していません。所属機関の承認の手続を必ず行ってください。

応募先

資料

掲載日 令和5年12月26日

最終更新日 令和5年12月26日