医療機器・ヘルスケアプロジェクト 医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靭化事業(ロボット介護機器開発等推進事業)事後評価結果(令和6年度終了課題)

1.事後評価の目的

研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。

2.課題評価委員会

開催日:令和7年7月23日

3.課題評価委員

4.評価項目

開発補助

  1. 研究開発達成状況
  • ・研究開発計画に対する達成状況はどうか
  1. 研究開発成果
  • ・予定していた成果が着実に得られたか
  • ・成果は介護分野や高齢者支援分野の進展に資するものであるか
  • ・成果は新技術の創出に資するものであるか
  • ・成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • ・必要な知的財産の確保がなされたか
  1. 実施体制
  • ・研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • ・十分な連携体制が構築されていたか
  1. 今後の見通し
  • ・今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
  1. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • ・介護ソリューション視点で検討した介護現場のニーズに基づいているか
  • ・本事業の関連分野に関する知見を有しているか
  • ・事業化を見据えた計画となっているか
  • ・実現可能性と効果の大きさが明確か
  • ・生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  1. 総合評価
  • 1.~6.を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

海外展開

  1. 研究開発達成状況
  • ・研究開発計画に対する達成状況はどうか
  1. 研究開発成果
  • ・当初計画していた成果が着実に得られたか
  • ・成果は進出国・地域の介護分野の進展に資するものであるか
  • ・成果は進出国・地域の社会的ニーズへ対応するものであるか
  • ・必要な知的財産の確保がなされたか
  1. 実施体制
  • ・申請者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • ・十分な連携体制が構築されていたか
  1. 今後の見通し
  • ・今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
  1. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • ・次年度以降の海外展開に向けた社内体制が構築されているか
  • ・課題終了時の研究開発計画は事業戦略に基づき適切で具体性があるか
  • ・対象機器は、進出国・地域の介護現場のニーズを踏まえ、介護者の負担軽減や生産性向上、高齢者の自立した生活の維持に資するか
  • ・国の産業強化に向けた支援に値するものであるか
  • ・研究期間内に日本国内での実証実験を実施した場合は、生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  1. 総合評価
  • 1.~5.を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

環境整備

  1. 研究開発達成状況
  • ・研究開発計画に対する達成状況はどうか
  1. 研究開発成果
  • ・予定していた成果が着実に得られたか
  • ・成果は介護分野や高齢者支援分野の進展に資するものであるか
  • ・成果は新技術の創出に資するものであるか
  • ・成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • ・必要な知的財産の確保がなされたか
  1. 実施体制
  • ・研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • ・十分な連携体制が構築されていたか
  1. 今後の見通し
  • ・今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
  1. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • ・本事業の関連分野に関する知見を有しているか
  • ・実現可能性と効果の大きさが明確か
  • ・生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  1. 総合評価
  • 1.~5.を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

5.事後評価対象課題

開発補助

開始年度 終了年度 研究開発代表者 所属機関 役職 研究開発課題名 事後評価報告書
2022 2024 井川 大造 マッスル株式会社 研究開発部 
課長
普及型抱き上げ式ロボット介護機器(移乗介助(非装着型)) の研究開発 ダウンロード
2022 2024 宮本 隆史 株式会社善光総合研究所 代表取締役 介護における生産性向上および標準化のためのプラットフォーム構築の研究 ダウンロード

環境整備

開始年度 終了年度 研究開発代表者 所属機関 役職 研究開発課題名 事後評価報告書
2023 2024 中西 敦士 DFree株式会社 代表取締役 米国の在宅介護サービスにおける排泄予測デバイス「DFree」を活用した排泄支援による介護者の負担軽減効果等の実証 ダウンロード
2023 2024 中根 伸幸 株式会社FUJI 技術開発部第5課課長 移乗サポートロボットHugの海外展開を目的とする研究 ダウンロード
2023 2024 原 大雅 CYBERDYNE株式会社 研究開発部門・研究員 HAL腰タイプ介護支援に関する研究開発 ダウンロード

環境整備

開始年度 終了年度 研究開発代表者 所属機関 役職 研究開発課題名 事後評価報告書
2021 2024 梶谷 勇 国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員 ロボット介護機器の安全基準ガイドライン策定に関する研究開発 ダウンロード
2021 2024 三治 信一朗 PwCコンサルティング合同会社 パートナー ロボット介護機器普及啓発のための環境整備・エコシステム構築 ダウンロード

6.総評

令和6年度終了の開発補助2課題、海外展開3課題、環境整備2課題を対象に、課題評価委員会による書面審査およびヒアリング審査による評価を行った。その後、総合討論を行い、課題評価委員会としての評価結果を確定した。総合評点の結果は、7課題が「良い」と評価された。

委員より出された意見の集約結果については、事後評価通知文として研究開発代表者に通知した。

最終更新日 令和7年8月13日