GEM Japan Regulatory & Ethics
概要
ゲノムデータと臨床データを共有することでトランスレーショナル・メディシンの実現が可能になるが、現在のプライバシー保護のフレームワークはそれらのデータ共有の障害となっている。
このWork Stream(REWS)は、その障害を取り除くべく「人権に関する世界宣言」を活用し、国や研究機関の枠を超えた「ゲノムおよび健康関連データの共有のためのフレームワーク」を通じて、今後の同意取得、プライバシーポリシーならびにデータガバナンスのモデル策定を目指している。
REWSは、引き続き「ゲノムおよび健康関連データの共有のためのフレームワーク」について詳述するとともに、GA4GHのWork Streamおよびその成果物のELSI面について評価する重要なサポート的役割を果たし、フレームワークを実装するドライバープロジェクトと連携して新たな共通課題を特定しリアルワールドのガバナンスを調和させる取り組みを行っている。
Tool Kit(2019年9月時点)
リリース済
- GDPR & International Health Data Sharing Forum
- Accountability Policy
- Automatable Discovery and Access Matrix
- Consent Codes
- Consent Policy
- Consent Tools
- Data Sharing Lexicon
- Ethics Review Recognition Policy
- Privacy-Preserving Record Linkage
- Privacy and Security Policy
- Mobile Health Consent Inventory
- Your DNA, Your Say (Participant Values Survey)
作成中
- International Participant Values Survey
- Return of Results Policy
参加メンバー
リード
- Bartha Knoppers : McGill University Centre of Genomics and Policy教授・ディレクター。医療倫理や法学が専門。
- Madeleine Murtagh : Newcastle University教授。生命倫理が専門。
リンク
GA4GH Work Streams こちら
(記事協力:AMED科学技術調査員 秦千比呂)
掲載日 令和元年9月20日
最終更新日 令和元年9月20日