その他お知らせ ヒト受精卵へのゲノム編集による児の誕生に関する報道について

平成30年11月29日

AMEDは、医療研究開発分野の研究資金提供機関(ファンディングエージェンシー)として、医療研究開発が真に人々の生命、生活、人生に寄与することを目指しており、日本及び世界の研究者がこの認識を共有することを願っています。

しかし今般、中国・南方科技大の賀建奎副教授が、ゲノム編集技術を用いて受精卵の遺伝子を改変し、児の誕生に至ったとの報道に触れ、深い憂慮を表明せざるをえません。

ゲノム編集は次世代の医療研究開発に重要な技術ではありますが、一方でその強力さゆえに、十分な技術的検討と倫理面を含めた社会的合意が必須であり、数多くの研究者等がそのために努力を重ねているところです。賀副教授の行動は、医療研究開発に対する社会からの信頼を壊しかねないものです。

なお、日本においては、ヒト受精卵へのゲノム編集は認められておらず、AMEDもこのような研究を支援しておりません。

ゲノム編集研究の健全な推進のためにも、早急に事実が明らかにされ、また科学者コミュニティ、社会を含めた十分な議論がなされることを望んでいます。

平成30年11月29日
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
理事長 末松 誠

最終更新日 平成30年11月29日