その他お知らせ 国立大学法人岡山大学における研究費の不正受給に対する措置の決定
その他お知らせ
当機構は、国立大学法人岡山大学から研究費の不正受給に関する調査結果の報告を踏まえ、以下のとおり、措置を実施したので公表します。
1.岡山大学の調査結果(不正受給の認定)
岡山大学の調査結果(概要)は、以下のとおりです。
- (1)認定された不正行為等の種類
- 研究費の不正受給
- (2)不正受給を行ったと認定した者
- 神谷厚範 元岡山大学学術研究院教授(1名)
- (3)不正受給が行われた事業・研究課題
- 事業名:次世代がん医療創生研究事業
- 課題名:システム自律神経制御による異分野融合新規がん治療の開発(令和2~3年度)
2.措置の内容
- (1)研究者に対する措置(競争的研究費の申請・参加資格制限)
- 当機構は、不正受給を行ったと認定された以下の者に対し、当機構が配分する競争的研究費等の申請・参加資格を5年間制限することとし、この旨を当該者に通知しました。なお、当該者は、今回の不正受給と関連性のある不正行為により、競争的研究費の申請・参加資格制限措置(7年間)を受けており、今回の認定を踏まえた措置期間の変更はありません。
- 措置の対象者:神谷厚範 元岡山大学学術研究院教授
- (2)研究機関に対する措置(研究費の返還)
- 当機構は、岡山大学に対し、不正受給に関係する経費(直接経費及び間接経費)の返還並びに加算額の支払を求めることとし、この旨を岡山大学へ通知しました。
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- 返還額:21,450,000円
- 加算額:返還に係る研究費の受領の日から納付の日までの日数に応じ、年10.95%の割合で計算した額
3.再発防止策の徹底
当機構は、岡山大学に対して、研究活動上の不正行為の防止のための改善措置及び再発防止策を確実に実施するよう要請しました。
4.お問い合わせ
日本医療研究開発機構(AMED)
研究公正・業務推進部 研究公正課
電話番号:050-5301-0271
E-mail:kouseisoudan“AT”amed.go.jp
E-mailは“AT”の部分を@に変えてください。
掲載日 令和6年10月15日
最終更新日 令和6年10月15日