プレスリリース AMED「医療機器開発の重点化に関する検討委員会」の検討結果について
プレスリリース
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
AMEDでは、医療機器開発支援のあり方を検討するため、昨年11月に「医療機器開発の重点化に関する検討委員会」(委員長:北島 政樹 国際医療福祉大学 副理事長、名誉学長)を設置して検討を進め、このたび報告書を取りまとめました。
報告書のポイント
- 目的
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- 戦略性をもったリソースの重点化/ポートフォリオ運用を実現する。
- 課題オリエンテッドな研究開発強化のため、重点分野毎に「対応すべき課題」や「解決の方向性」を整理・提示する。
- 医療器機器開発の重点分野の設定
- 高齢化が進む中で影響の大きい主要5疾患※1を中心に、「医療上の課題」、「我が国の競争力ポテンシャル」、「AMED支援の必要性」の三つの視点で重点分野を検討し、5つの重点分野を設定した。
- ①検査・診断の一層の早期化、簡易化、②アウトカム最大化を図る診断・治療の一体化(がん)、③予防(高血圧、糖尿病等)、④高齢化により衰える機能の補完・QOL向上、⑤デジタル化/データ利用により診断・治療の高度化
- 「対応すべき課題」と「解決の方向性」の検討・整理
- 重点分野毎に、将来のあるべき姿を検討。実現に向けての対応すべき課題の整理と、課題解決に向けた方向性を整理した。
(対応すべき課題の具体例)- がんなどの無症候性疾患を早期発見する一次スクリーニングシステムの開発
- 手術の簡易化、均てん化、効率化、医療経済性を向上するための治療システムの開発
(AI、ロボティクス等を用いた医師の暗黙知の形式知化)
その他
- ※1 がん、心疾患・脳卒中、糖尿病、整形、認知症
なお、本検討委員会の報告内容は、2019年度から始まるAMED「先進的医療機器・システム等技術開発事業」等の医療機器開発支援事業の計画立案に活用していく予定です。
委員会の取りまとめ
お問い合わせ先
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E-mail:iryokiki"AT"amed.go.jp
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Tel:03-6870-2245
E-mail:contact"AT"amed.go.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
掲載日 平成31年3月29日
最終更新日 平成31年3月29日