プレスリリース 第3回日本医療研究開発大賞 日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞について

プレスリリース

国立研究開発法人日本医療研究開発機構

内閣官房より第3回日本医療研究開発大賞の受賞者が公表されました。同大賞日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞の受賞者は以下のとおりです。

第3回日本医療研究開発大賞 日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞受賞者

受賞者名 タイトル 受賞のポイント
鳥取大学 大学院医学系研究科/染色体工学研究センター
准教授 香月 康宏
人工染色体技術を用いたヒト化マウス/ラットおよび多機能細胞による創薬支援 従来の遺伝子導入技術では導入できなかった、重要な薬物代謝酵素であるヒトCYP3AクラスターならびにヒトUGT2クラスターの遺伝子のラットへの導入に世界で初めて成功。ヒト化ラットの作製が可能になり、創薬研究等への貢献が期待。
東北大学 高等研究機構 未来型医療創成センター
助教 髙山 順
「日本人基準ゲノム配列」初版JG1の作成・公開 日本人集団の遺伝的多様性を反映した日本人基準ゲノム配列JG1を構築。JG1は日本人の希少疾患やがんのゲノム解析を高精度化。JG1の解析情報基盤を整備、平成31年2月に一般公開し、普及に努めた。
理化学研究所 脳神経科学研究センター
チームリーダー
村山 正宜
触覚関連疾患の脳内メカニズム解明に繋がる生理的な知覚とその記憶の神経基盤解明 触知覚やその記憶に関わる新規脳回路を発見。疼痛や体感幻覚を含む触覚関連疾患さらには記憶・認知障害などのメカニズム解明に期待。
東京大学 医科学研究所
特任准教授 山崎 聡
造血幹細胞の低コスト大量培養技術の開発 通常培養で使用する高価なタンパク成分の代わりに安価なポリビニルアルコール(液体のりの主成分と同様)を用いることで、造血幹細胞を安価で大量に培養できる技術を開発。細胞治療のコスト削減や白血病を含む血液疾患の幹細胞治療への貢献を期待。
九州大学大学院工学研究院 機械工学部門 流体医工学研究室
教授 山西 陽子
針なし気泡注射器を用いた低侵襲網膜血栓除去新技術の開発 網膜静脈分枝閉塞症に対し、針なし気泡注射器で網膜静脈血栓部へ電界誘起気泡による低侵襲物理的刺激を血管(血栓)へ与えることで血流を回復・改善させる技術を開発。

お問い合わせ先

日本医療研究開発機構 経営企画部 企画・広報グループ
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel:03-6870-2245
E-mail:contact"AT"amed.go.jp

※E-mailは上記アドレス"AT"の部分を@に変えてください。

掲載日 令和2年1月10日

最終更新日 令和2年1月10日