トピックス 日本医療研究開発機構(AMED)はエボラ出血熱の流行に対処するため、エボラ出血熱に関連する研究成果とデータを広く迅速に共有する声明(平成30年6月29日)に署名しました

平成30年6月29日トピックス

研究者が感染症の対策に貢献するには、関連する研究から得られる質の高いデータや成果を遅滞なく世界保健機関(WHO)や公衆衛生関係者など誰もが利用出来るように共有することがとても重要です。研究者にとって優れた研究データや研究成果は、論文が学術誌で出版されるまで、それらを公開しないことが規範となっています。しかしながら、感染症などの流行に対処するために、優れたデータや研究成果ほど素早く、多くの関係者と共有することが重要です。

AMEDでは、ジカ熱の流行に対処するために研究データや結果を共有すること、またそのことが研究者の使命である論文発表に不利にならないように取り組むことを、2016年に世界の研究支援機関や学術誌出版社とともに声明として発表しました。
今般、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱流行を受け、エボラ出血熱に関しても同様の取り組みを行う声明に署名を行いました。

声明の主な内容と声明に署名した研究支援機関や学術誌出版社は下記の通りです。

声明の主な内容

  • コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱流行が公衆衛生への脅威となりつつあるなか、エボラ出血熱に関する研究成果とデータが広く迅速に共有されることが重要。
  • 学術誌は、本エボラ出血熱流行に関係する研究内容についてアクセスをフリーとし、研究論文の提出前データや前刷りの共有は、本署名に参加した学術誌での出版に先駆けた公表とみなさない。
  • 研究支援機関は、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱流行に関係のある研究について、できる限り迅速かつ幅広く、質の高い中間及び最終データを共有することを研究者に要請する。
 

声明の署名者

  • Bernhard Nocht Institute for Tropical Medicine
  • Bill & Melinda Gates Foundation
  • DG Research & Innovation, European Commission
  • EcoHealth Alliance
  • eLife
  • F1000
  • Fundação Oswaldo Cruz (Fiocruz)
  • The Global Health Network
  • Infectious Disease Data Observatory
  • Institut national de la santé et de la recherche médicale (Inserm)
  • The Institut Pasteur 
  • Institut Pasteur of Shanghai, Chinese Academy of Sciences
  • International Journal of Infectious Disease 
  • International Severe Acute Respiratory and emerging Infection Consortium
  • International Society for Infectious Diseases
  • Japan Agency for Medical Research and Development (AMED)
  • The Lancet Group
  • Microbide Limited
  • National Academy of Medicine
  • Netherlands Organisation of Scientific Research
  • The Netherlands Organisation for Health Research and Development (ZonMW) 
  • PLOS
  • Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)
  • ProMED
  • South African Medical Research Council

最終更新日 平成30年6月29日