ヘルスケア研究開発課 医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靭化事業 健康・医療情報活用技術開発課題 事後評価結果(令和3年度終了課題)
1.事後評価の目的
研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。
2.課題評価委員会
開催日:令和4年6月23日
3.課題評価委員
4.評価項目
①研究開発達成状況
- 研究開発計画に対する達成状況はどうか
- 予定していた成果が着実に得られたか
- 成果はヘルスケア・医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
- 十分な連携体制が構築されていたか
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
- 効果的な行動変容等のため、有効的にIoTが活用されていたか
- プロトコールが厳密にデザインされていたか
- 実効的なエビデンスが創出されていたか
- 具体的なサービスモデル、及び、実現可能性の高いビジネスモデルの創出がなされたか
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
-
専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動
(アウトリーチ活動)が図られていたか
- ①~⑤を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。
5.事後評価対象課題
開始年度 | 終了年度 | 研究開発代表者 | 研究開発機関名 | 職名 | 研究開発課題名 |
---|---|---|---|---|---|
2019 | 2021 | 荒田尚子 | 成育医療研究センター | 医長 | IoT を活用した肥満妊産婦の重症化予防のための行動変容に関する研究 |
2019 | 2021 | 島岡要 | 三重大学 | 教授 | 交代勤務医療従事者へのオーダーメイド睡眠改善プログラムの開発:ウェアラブルセンサーの睡眠・活動データより、機械学習で各個人のウェルビーイングを最適化するパーソナライズ睡眠プランを提供し行動変容を起こす |
2019 | 2021 | 副島京子 | 杏林大学 | 教授 | 腕時計型脈波モニタリング機器を用いた無症候性心房細動検出と心房細動治療効果向上のための日常生活健康データ活用の検討 |
2019 | 2021 | 小野高裕 | 新潟大学 | 教授 | ウェアラブルデバイスを用いて“噛む”を行動変容することによる食生活の適正化 |
6.総評
令和元年度採択の4課題を対象に、課題評価委員会による書面審査およびヒアリング審査による評価を行った。その後、総合討論を行い、課題評価委員会としての評価結果を確定した。総合評点の結果は、1課題が「優れている」、2課題が「良い」、1課題が「やや良い」と評価された。
委員より出された意見の集約結果については、事後評価通知文として研究開発代表者に通知した。
最終更新日 令和4年8月22日