医療機器研究開発課 新型コロナウイルスを迅速にPCR検査できる機器の導入実証を新たに支援します

先進的医療機器・システム等技術開発事業(基盤技術開発プロジェクト)

中華人民共和国で令和元年12月に初めて報告され、その流行が世界各国へ拡大している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、速やかな研究開発が必要な状況にあります。
この社会的緊急性に鑑み、政府全体の取組の一部として、AMEDは以下の通り研究開発課題を支援することを決定しました。

開始年度 研究開発代表者 所属機関・役職 研究開発課題名 研究概要
R1 塩野谷 通 杏林製薬株式会社

診断事業部 
診断事業部長
迅速ウイルス検出機器導入実証 中華人民共和国で最初に報告された新型コロナウイルス感染症は1月31日に世界保健機関(WHO)の緊急事態(PHEIC)宣言が発出され、それ以降も新型コロナウイルスによる感染症が拡大しています。
こうした状況において、日本国内においても新型コロナウイルスの感染者が増加しており、現在2、3時間を要しているウイルスを検出するためのPCR作業を15分程度に短縮できる検査機器の開発が急がれています。
産総研が開発した迅速ウイルス検出機器(GeneSoC)について今回の新型コロナウイルスの検査に活用できるようにするため、既存のPCR機器による検査を行っている機関などに導入し、現場での実効性や操作性の確認を行い、実利用の加速化につなげます。

迅速ウイルス検出機器GeneSoC(ジーンソック)を全国16カ所の医療機関に導入しました

GeneSoCが配備された医療機関(16機関)(※五十音順)
愛知医科大学感染症科・感染制御部、杏林大学医学部付属病院、近畿大学病院、国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院、埼玉医科大学、札幌医科大学附属病院、東海大学医学部、東邦大学医学部、東北大学病院、独立行政法人国立機構仙台医療センター、鳥取大学医学部附属病院、長崎大学病院、奈良県立医科大学、藤田医科大学病院、山形大学医学部附属病院、山梨大学医学部附属病院

掲載日 令和2年3月17日

最終更新日 令和2年3月31日