ヘルスケア研究開発課 医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靭化事業(ロボット介護機器開発等推進事業)の中間評価結果について(令和4年度採択課題【開発補助】)

1.中間評価の目的

研究開発課題等について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的とする。

2.課題評価委員会

開催日:令和6年2月7日

3.課題評価委員

4.評価項目

①研究開発進捗状況
  • 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
②研究開発成果
  • 成果が着実に得られているか
  • 成果は介護分野や高齢者支援分野の進展に資するものであるか
  • 成果は新技術の創出に資するものであるか
  • 成果は社会的ニーズに対応するものであるか
  • 必要な知的財産の確保がなされているか
③実施体制
  • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
  • 十分な連携体制が構築されているか
④今後の見通し
  • 今後研究を進めていく上で問題点はないか
  • 問題点がある場合は、研究内容等の変更が必要か
  • その際にはどのように変更又は修正をすべきか
  • 今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
⑤事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 介護ソリューション視点で検討した介護現場のニーズに基づいているか
  • 本事業の関連分野に関する知見を有しているか
  • 事業化を見据えた計画となっているか
  • 実現可能性と効果の大きさが明確か
  • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守しているか(※)
  • 計画の見直しが必要か
  • 中断・中止等の措置が必要か(※)
⑥総合評価
①~⑤を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

5.中間評価対象課題

開始年度 終了年度 研究開発代表者 研究開発機関名 職名 研究開発課題名

令和4年度

令和6年度

天野 哲夫

株式会社アマノ

代表取締役

高齢者等の入浴溺水事故防止のための見守りシステムロボットに関する研究

令和4年度

令和6年度

井川 大造

マッスル株式会社 課長 普及型抱き上げ式ロボット介護機器(移乗介助(非装着型)) の研究開発

令和4年度

令和6年度

宮本 隆史

株式会社善光総合研究所

代表取締役

介護における生産性向上および標準化のためのプラットフォーム構築の研究

6.総評

令和4年度に採択した3課題を対象に、課題評価委員会による書面審査およびヒアリング審査による評価を行いました。その後、総合討論を行い、課題評価委員会としての評価結果を確定しました。評価委員の審議の結果、2課題において継続、1課題において中止と判断されました。
なお、本事業ではステージゲートを設けており、研究開始から3年度目に研究開発を継続する予定の課題については2年度目に中間評価を行い、課題の継続可否を判断することとしております。中間評価を実施した全課題の上限として下位1/3、少なくとも1課題については2年度目で補助を終了し、3年度目は補助は行わないと公募要領で定めております。(令和4年度ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)公募要領p.1参照)

最終更新日 令和6年4月24日