国際戦略推進部-国際企画課 『医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 Interstellar Initiative』の令和2年度終了課題 事後評価結果について

事後評価結果

医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業Interstellar Initiativeにおける事後評価結果(令和2年度終了課題)を公表します。

1.事後評価の目的

事後評価は、研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を評価し、今後の研究開発成果等の展開及び事業運営の改善に資することを目的として実施します。

2.対象課題

別紙1のとおり

3.評価タイムライン

書面評価 :令和3年7月16日~8月16日
評価委員会:令和3年8月23日

4.課題評価委員

別紙2のとおり

5.評価項目

別紙3のとおり

6.総評

本事業は、次世代を担う日本の若手研究者が世界各国の若手研究者とネットワークを構築し、国際的かつ学際的な視点から医療分野の研究開発における革新的な新規シーズ創出、研究計画を立案することを目的としている。
事後評価の評価項目である予備研究の実施状況や成果、国際的研究ファンド応募のための国際共同研究計画の内容、実施体制、今後の見通し等を総合的に評価した。21チーム中12チームは、「予定通り進捗し成果が得られた」以上とされ、一定の評価が得られた。
高評点を得たチームはいずれも、メール、定期的なオンライン会議、オンラインストレージによるデータ共有等により、活発に情報共有し取り組んでいる様子が伺えるチームであった。オンライン会議でメンターに指導を仰ぎ、論文執筆、国際研究グラントへの応募にも挑戦していた。
一方、計画どおり進捗していないと評価されたチームについては、オンラインでの議論が不活発で、日本以外の研究機関の研究者の貢献が不明でチームの特性が十分活かされていない傾向が見られた。作業仮説が弱く、国際グラントへの応募の予定が無いチームは低評価となった。
今後も新型コロナウイルス感染症の影響は長期化することが見込まれるので、成功事例を共有する等の工夫を図りたい。また、過去の参加者からなるAlumni の活用により、事業終了後も新たな研究交流を促進したい。

最終更新日 令和6年5月31日