開催案内
更新履歴
6月27日追記:当日行われた講演の動画を掲載しました。
5月31日追記:「AMEDシンポジウム2017」は終了しました。当日の様子は、後日ホームページに公開します。
5月24日追記:お申し込み方法を更新しました。
開催概要
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)は、平成29年5月29日、30日の二日間、東京国際フォーラムにて、「AMEDシンポジウム2017」を開催します。
医療分野の研究成果を一刻も早く実用化し、患者さんのもとに届ける――その使命を果たすため、AMEDは平成27年4月の発足以来走り続けてきました。
AMEDはこの2年間にどんな成果をあげてきたのでしょうか。そして、その先にはどんな展望が開けているのでしょうか。それを皆様にお伝えするため、初のシンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムでは、「医療研究がめざす未来の笑顔」をテーマに、京都大学 山中伸弥教授、北里大学 大村智特別栄誉教授をはじめ、医療研究開発において世界をリードする方々の講演や、最新の成果報告やポスター展示も行い、AMEDの取り組みをわかりやすくご紹介します。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
シンポジウム講演動画
当日行われた講演の様子を公開しました。以下のリンクをクリックすると、動画ページへ移動します。
なお、演目等については、ページ下部の「プログラム」もご参照ください。
※動画配信は外部サービスを使用しています。
シンポジウム開催案内
画像をクリックするとPDFファイルが表示されます
開催概要
名称
「AMEDシンポジウム2017」
会期
平成29年5月29日(月)13時00分~17時20分
平成29年5月30日(火)9時30分~17時30分
会場
東京国際フォーラム ホールB7
東京都千代田区丸の内3-5-1
※JR「有楽町駅」より徒歩約1分/「東京駅」より徒歩5分地下鉄「有楽町駅」よりB1F地下コンコースにて連絡/
「銀座駅」「日比谷駅」「二重橋前駅」より徒歩5分/「京橋駅」より徒歩7分
対象
一般の方、および医療従事者、研究者、製薬関係、行政機関の方など
定員
参加費
参加申し込み
一般の方
定員に達しましたので、お申し込み受け付けを終了しました。
プレスの方
フォームにご記入いただき、FAXまたはメールにてお申し込みください。
主催
プログラム
1日目:講演
時間 |
内容 |
12時30分~
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開場 |
13時00分~
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開会 |
13時00分~13時05分
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開会挨拶
末松 誠(AMED 理事長) |
13時05分~13時10分
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ご挨拶
健康・医療戦略担当大臣(予定)
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13時10分~13時30分
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基調講演
健康・医療戦略室長(予定)
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13時35分~15時00分
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AMEDに期待すること
- 畑中 好彦(日本製薬工業協会 会長)
- 昌子久仁子(テルモ株式会社 取締役顧問)
- 小林 信秋(認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク 会長)
- 東嶋 和子(科学ジャーナリスト)
- モデレータ:泉 陽子(AMED 統括役)
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15時00分~15時15分
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休憩 |
15時15分~15時55分
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招待講演➀「iPS細胞がひらく新しい医学」
山中 伸弥(京都大学 iPS細胞研究所長)
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15時55分~16時35分
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招待講演➁「レギュラトリー・サイエンスに基づくイノベーションの活性化―『合理的な医療』を目指して―」
近藤 達也(医薬品医療機器総合機構 理事長) |
16時35分~17時15分
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AMEDの現在と未来
末松 誠(AMED 理事長)
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17時15分~17時20分
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1日目クロージング
菱山 豊(AMED 理事)
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2日目:講演と成果報告(B7ホール・向かって左側)
時間 |
内容 |
09時30分~
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開場 |
10時00分~
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開会 |
10時00分~10時20分
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AMEDの2年間の歩み
菱山 豊(AMED 理事) |
10時20分~11時00分
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AMED成果報告➀「IRUD(未診断疾患イニシアチブ)」
水澤 英洋(国立精神・神経医療研究センター 理事長)
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11時00分~12時00分
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招待講演➂「抗感染症薬の発見に向けて」
大村 智(北里大学 特別栄誉教授)
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12時00分~13時20分
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休憩(昼食) |
13時20分~14時00分
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AMED成果報告➁「がん研究と若手育成」
間野 博行(国立がん研究センター 研究所長/東京大学大学院 教授)
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14時00分~14時40分
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AMED成果報告➂「国産技術による次世代バイオ医薬品製造技術基盤の開発」
大政 健史(大阪大学大学院 教授) |
14時40分~15時20分
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AMED成果報告➃「大規模ゲノムコホートとデータシェアリング」
山本 雅之(東北大学 東北メディカル・メガバンク 機構長)
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15時20分~15時35分
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休憩
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15時35分~16時15分
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AMED成果報告➄「コミュニケーションロボットの効果」
大川 弥生(産業技術総合研究所 招聘研究員)
- 概要:
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音声認識機能や顔認識機能、インターネット等の通信機能等が付与された、いわゆる「コミュニケーションロボット」が介護現場で使用されつつあります。こうしたロボットについては機能や効能が様々に謳われているものの、実際の介護現場においてどのような効果を発揮するかについての定量的・客観的なデータは極めて乏しい状況にあります。このため、AMEDは、介護現場の理解と協力を得ながら、現在市販されているロボットを利用して大規模(1000台程度)な実証調査研究を実施しました。今般、データ収集に一応のメドがついたことから、その概要についてご報告します。
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16時15分~16時55分
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AMED成果報告➅「ヒトiPS細胞技術を活用した薬理試験法の開発と国際標準化」
諫田 泰成(国立医薬品食品衛生研究所 薬理部長)
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16時55分~17時00分
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閉会の挨拶
梶尾 雅宏(AMED 執行役)
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2日目:ワークショップ(B7ホール:向かって右側)
- 開催時間:
- 13時00分~17時20分
※定員100名の会場2ヶ所で3つずつ、計6つのワークショップが開催されます。ワークショップ➀と➃、➁と➄、➂と➅が同じ時間帯での開催になります。
- ワークショップへの参加方法:
- 席数が限られているため、あらかじめ以下の要領で整理券を発行いたします。
- 配布時間:2日目の12時30分~(昼食休み時間内)
- 配布場所:ホールB7前ロビー
※できるだけ多くの方にご参加いただくために、整理券はお一人様1枚(1つのワークショップのみ)とさせていただきます。グループの代表が受け取られる場合は、お一人様3枚までとさせていただきます。なお、ワークショップ開始時に会場に席の余裕がありましたら整理券無しでもお入りいただけます。
※各ワークショップとも全席入れ替え制とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
13時00分~14時20分
ワークショップ名 |
内容 |
ワークショップ➀
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「8K高精細画像技術は治療現場に何をもたらすか」
- 概要:
- 医療現場には、日本が世界の誇ることのできる様々な先進的技術が導入されつつあります。本ワークショップでは、そうした技術の中から、これまで放送や映像などの分野で培われてきた「高精細画像技術」を取り上げ、それが「医療機器」もしくはその「補助的な機器」としてどのような利活用の可能性があるかについて、現在AMEDが支援中の研究開発プログラムを紹介しながら考えてみます。なお、会場内の展示スペースに大画面ディスプレイ等を設置し、実際の撮影画像についても実感していただく予定です。
- 発言者(報告者):
- 金光 幸秀(国立がん研究センター 中央病院大腸外科 科長)
伊藤 崇之(NHKエンジニアリングシステム 専務理事)
千葉 敏雄(カイロス株式会社 取締役会長)
若林 俊彦(名古屋大学 脳神経外科 教授)
北野 正剛(大分大学 学長)
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ワークショップ➃
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「オレンジプランを生かした認知症レジストリとその活用」
- 概要:
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認知症臨床研究の最近の動向について、G7サイエンスの提言のうち、以下4つの研究を紹介し、将来の展望へつなげていきます。
- 新オレンジプランの一層の進展に資する研究としての進捗
鳥羽 研二(国立長寿医療研究センター)
- オレンジレジストリを用いた心房細動の認知機能に及ぼすインパクトの研究(ストロベリー研究)
佐治 直樹(国立長寿医療研究センター もの忘れセンター 副センター長)
- 認知機能低下に資する非薬物療法研究(運動、コグニサイズなど)
島田 裕之(国立長寿医療研究センター 予防老年学研究部長)
- ロボットを用いた認知症医療研究(傾聴ロボットなど)
近藤 和泉(国立長寿医療研究センター 副院長)
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14時30分~15時50分
ワークショップ名 |
内容 |
ワークショップ➁
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「再生医療分野の知財戦略の現状と今後」
- 概要:
- AMED知的財産部が平成28年度に実施した「再生医療分野の知的財産戦略に関する調査」の調査結果を紹介し、再生医療分野の研究開発を活性化させ成果活用を促進させていくために、研究開発機関はどのような知的財産戦略を採っていくべきか、またその知的財産戦略を支える枠組みや体制はどうあるべきかディスカッションします。
- モデレータ:
- 東崎 賢治(長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士)
- パネリスト:
- 浅見 正弘(富士フイルム株式会社 執行役員 知的財産戦略担当 知的財産本部管掌)
石埜 正穂(札幌医科大学医学部先端医療知財学 教授)
内山 務(内山務知財戦略事務所所長 弁理士)
高須 直子(京都大学iPS細胞研究所副所長 教授)
- 調査結果の紹介・コメンテータ:
- AMED知的財産部
同調査では、特許(出願)情報などの公開情報をもとに、承認済又は開発中の再生医療等製品や再生医療(特に幹細胞治療)分野の基盤技術、主要プレイヤーの知的財産戦略および技術導出の成功例を取り上げ、関連する特許(出願)の状況等を把握する調査と、知的財産の諸問題や規制上の制約等の公開情報による調査では直接カバーできない事項等について調査するエキスパートインタビューを実施しました。これらの調査結果に基づき、再生医療分野における知的財産の考え方(例、当分野の事業に必要となる知的財産の整理、権利化の手法など)や、製品保護のための特許出願戦略、さらにはアカデミアにおける研究成果の導出/導入なども考慮に入れた、総合的且つ実践的な知的財産戦略について、有識者委員会により検討を行いました。
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ワークショップ➄
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「医療を創るICT」
- 概要:
- AMEDで支援するICT関連事業の紹介と現在実施中の研究課題より、➀AI医療のためのICT基盤技術の開発(東京大学・大江 和彦)、➁多様なPHR情報の利活用を可能とする基盤技術(佐賀大学・阪本 雄一郎)、➂ナショナルデータベースの分析の成果発表(奈良県立医科大学・今村 知明)の成果発表を行います。また、ICTの具体的な医用活用事例の紹介として、➃車中泊・避難所でのエコノミークラス症候群に対する災害時スクリーニング技術の開発(国立循環器病研究センター・小川 久雄)の成果発表を行います。
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16時00分~17時20分
ワークショップ名 |
内容 |
ワークショップ➂
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「今考える、激動の世界動向とこれからの医療研究開発―AMED海外事務所から見えてきたもの―」
- 概要:
- 医療分野の研究開発では国際連携がますます重要になっています。昨年来、米、英およびヨーロッパ諸国において政治情勢に大きな変化が起こり、これらが医療分野の国際連携の在り方に変化を及ぼす可能性が示唆されています。
この環境変化を捉え、国際連携の意義を見つめ直すとともに、AMEDと研究者にとって望ましい活動の方向性をディスカッションします。
- モデレーター:
- 齋藤 正男(AMED 科学技術顧問)
- パネリスト:
- 杉山 大介(九州大学大学院医学研究院 次世代医療研究開発講座 教授)
前田 優香(国立研究開発機構 国立がん研究センター研究所 腫瘍免疫研究分野 研究員)
佐野 多紀子(AMED ワシントンDC事務所 所長)
秋月 玲子(AMED ロンドン事務所 所長)
中村 浩(AMED シンガポール事務所 所長)
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ワークショップ➅
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「使って進めよう、あなたの研究―創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」
- 概要:
- 平成29年4月より「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」が開始されました。本事業では、我が国の優れたライフサイエンス研究の成果を医薬品等の実用化につなげることを目的として、放射光施設(SPring-8、Photon Factoryなど)、クライオ電子顕微鏡、化合物ライブラリー、次世代シーケンサーなどの大型ファシリティを整備・維持し、積極的な外部解放(共用)を行います。また、構造解析、タンパク質生産、ケミカルシーズ・リード探索、構造展開、ゲノミクス解析、インシリコスクリーニングなどの技術を有する最先端研究者の支援により、外部研究者の研究推進を強力にバックアップします。
本ワークショップでは、本年8月を予定の支援窓口オープンに先駆け、事業の概要と事業を構成する5つのユニットについて、プログラムスーパーバイザー(PS)、プログラムオフィサー(PO)が、また、外部研究者にどのようなステップで支援が行われるかについてはAMED担当者から丁寧にご説明し、ご質問にもお応えいたします。
- 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業について:
- 中村 春木PS(大阪大学蛋白質研究所 所長)
- 各ユニットについて:
- 近藤 裕郷PO(医薬基盤・健康・栄養研究所 創薬デザイン研究センター センター長)
井上 豪PO(大阪大学大学院工学研究科 教授)
上村 みどりPO(帝人ファーマ株式会社 上席研究員)
田中 成典PO(神戸大学大学院システム情報学研究科 教授)
中島 元夫PO(SBIファーマ株式会社 取締役執行役員専務)
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2日目:ブース展示(ワークショップと同エリア内)
- 展示時間:
- 9時30分~17時30分
- 内容:
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- ➀AMEDブース
- AMEDの事業紹介パネルとともに、パンフレット等を配布いたします。
- ワンストップサービスコーナーでは、各種のお問い合わせ、ご相談を受け付けます。
- ➁創薬支援戦略部ブース
- 「創薬ブースター」を中心とした創薬支援戦略部の事業をポスター等でご紹介します。
- ➂知的財産ブース
- 相談コーナーでは、知的財産に関する各種のご相談を受け付けます。
- ➃8Kブース
- 8Kの85インチディスプレイによる術中映像などをご覧いただけます。
- ➄スマート治療室ブース(産学連携部/モデル展示)
- スマート治療室の10分の1スケール模型などを用い、スマート治療室の現状をご覧いただけます。
※なお、1日目、2日目両日とも、ロビーにて認定NPO法人「難病のこども支援全国ネットワーク」の展示を行っています。
後援(予定)
内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、総務省
お問い合わせ先
AMEDシンポジウム2017事務局(有限会社エフテック内)