イベント 開催日:令和5年8月31日~9月2日 第5回日英ニューロサイエンスシンポジウムを開催しました
開催報告
第5回日英ニューロサイエンスシンポジウムを開催しました
第5回日英ニューロサイエンスシンポジウムをAMEDと英国医学研究会議(MRC)の共催により、2023年8月31日から9月2日まで、英国ウェールズのポンティクランで開催しました。日英の神経科学コミュニティの研究者間の情報共有や研究協力の促進を目的としたこのシンポジウムには、大学、研究機関、民間企業から60名以上が参加しました。日英の将来のパートナーシップを担っていく若手研究者も多く参加しました。
シンポジウムは、在英国日本大使館からの挨拶と、AMED、MRCからの歓迎の挨拶のあと、「運動ニューロン疾患/前頭側頭型認知症」、「精神神経疾患と計算論的精神医学」、「パーキンソン病とアルツハイマー病」、「新しいテクノロジー」、「神経回路と行動」をテーマとしたセッションが行われ、双方からの発表の後、活発な質疑応答が行われました。また、トレバー・ロビンス教授(ケンブリッジ大学)による「Compulsivity: Neural basis and psychiatric implications」と尾藤晴彦教授(東京大学)による「Capturing and measuring circuit dynamics in active ensembles during cognition」についての招待講演が行われました。若手研究者のポスターセッションでは、参加者の投票によって優秀ポスター賞が選ばれました。新たな研究パートナーシップの形成を促進するため、非公式なレセプションや夕食会を含め、参加者が交流し、共同研究のアイデアについて話し合う機会も数多く設けられました。
2017年2月にAMEDとMRCの間で署名され、2022年9月に更新された覚書に基づき、日英ニューロサイエンスシンポジウムはこれまで日本と英国で交互に毎年開催されています。次回のシンポジウムは2025年1月に日本で開催される予定で、AMEDとMRCは神経科学分野における日英協力の進展を支援するため、引き続き協力していきたいと考えています。
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最終更新日 令和6年12月27日