研究公正高度化モデル開発支援事業 研究開発代表者:信州大学 市川家國 特任教授 医系国際誌が規範とする研究の信頼性にかかる倫理教育プログラム

近年、国際(学術)誌は医系研究発表内容の再現性の低さに危機感を抱き、「再現性を妨げる人為的原因」と「客観性を奪う原因」を研究計画・実施・解析の全てから取り除くことを目的に、倫理規範を大幅に刷新しました。しかし、このことに対する日本国内における認識は、刷新が最近短時間に行われたということもあり、十分とは言えません。

そこで、当事業(通称:AMED支援 国際誌プロジェクト)では、人を対象とした研究およびその基礎となる動物実験に関与する研究者の方々に、有力な医系国際誌が掲げる倫理規範を身につけて頂くためのプログラムを作成しました。

テキスト教材の中では、国際誌におけるチェックポイントと、参照して頂きたいウェブサイトのリンクも紹介しています。

この教材が、研究に関わる方々が国際的な場で活躍するための一助となることを願っています。

PDF教材

領域:1)データの再現性の確保に向けた行動

単   元   名 内         容
a.研究材料とデータの外部研究者への提供義務 単元1 データシェアリング(仮) 作成中
b.必要とされる研究とデータの質の担保・保管・管理とデータベースの扱い 単元2 研究のモニタリング(仮) 作成中
単元3 データのモニタリング(仮) 作成中
単元4 データの管理(仮) 作成中
c.誤解を生まない画像提示 単元5 画像操作の制限(仮) 作成中
d.誤解を生まない統計解析 単元6 研究の再現性の適正な表現と信頼性 生命医科学系の研究者が知っておくべき、研究の再現性・客観性・信頼性を担保する基本的な事項について概説する。
Reproducibility and Research Integrity Fundamental matters that guarantee the reproducibility, objectivity and reliability of research in life science are described.
単元7 国際誌が求める統計:チェックリストの活用 Nature、New England Journal of Medicineをはじめとする代表的な国際誌で求められる統計チェックリストの内容に触れ、今後の学習内容を俯瞰する。
単元8 正しいデータの記述の仕方 論文投稿時には、研究対象集団の特性、取得されたデータの特徴などを要約して報告する必要がある。この単元では、基本的なデータの種類とデータごとの要約方法を学ぶ。
単元9 記述統計量とグラフの描き方 取得されたデータを要約し報告する際には、視覚的補助を目的としたグラフ等が用いられる。この単元では、基本的なグラフの作成方法とグラフを用いた適切な報告方法を学ぶ。
単元10 検定とP値:統計的エビエンスとは 治療や薬剤などの効果を検証する際には、統計的仮説検定が利用される。この単元では、仮説検定の基本的な意味や仮説の立て方、p値などの検定の結果の解釈や注意点を学ぶ。
単元11 多重性の問題:研究計画の重要性 複数の仮説、複数のアウトカムについて仮説検定を行う場合には、多重性の問題が生じうる。この単元では、多重検定の問題の基本や対処方法、適切な解析計画の立て方などを学ぶ。
単元12 症例数の設計 研究に参加してもらう研究対象者の数は、研究の計画段階で科学的根拠をもって設定する必要がある。この単元では症例数計算の基本、各状況における実際の症例数計算の方法を学ぶ。
単元13 検定の選び方 統計解析ソフトに関する十分な知識を有しないままに解析を行うことは、再現性のない非科学的な研究結果へとつながる。この単元では、各状況における適切な仮説検定の選び方と、その特徴を学ぶ。
単元14-1 重回帰分析の基本 作成中
単元14-2 重回帰分析の選び方 作成中
単元14-3 重回帰分析の変数選択 作成中
単元15 ランダム化臨床試験(RCT) 作成中
単元17 無作為化 研究参加者の背景を比較群間で揃えるデザインとして、無作為化比較試験が行われる。この単元では、基本的な無作為化の概要から、一般的に利用されることの多い無作為化手法の違いを学ぶ。
単元18 再現可能な介入とアウトカムと症例数 作成中
単元19 統計解析 作成中

領域:2)データの客観性の確保へ向けた行動

単   元   名 内         容
利益相反の開示と管理(仮) 作成中

領域:3)研究対象の保護へ向けた行動

単   元   名 内         容
a.人権保護 単元1 被験者の保護(仮) 作成中
b.実験動物愛護 単元2 動物を使った研究論文を国際誌に適正に評価されるために(仮) 作成中

領域:4)その他

単   元   名 内         容
a.研究成果のデュアルユースに向けた配慮 単元1 研究がもたらす影響の多様性(仮) 作成中
b.オーサーシップと出版前発表制限 単元2 著者の資格・権利・責任と盗用(仮) 作成中
単元3 著作権と発表制限(仮) 作成中

最終更新日 平成30年6月26日