革新的先端研究開発課 革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)における令和元年度中間評価結果について
中間評価の目的
革新的先端研究開発支援事業は、革新的な医薬品や医療機器、医療技術等を創出することを目的に、組織の枠を超えた時限的な研究体制を構築し、画期的シーズの創出・育成に向けた先端的研究開発を推進するとともに、有望な成果について研究を加速・深化します。本事業のうち、インキュベートタイプ(LEAP)は、ユニットタイプ(AMED-CREST)やソロタイプ(PRIME)等で創出された世界をリードする顕著な研究成果を加速的に発展させて、企業やベンチャーなどに研究開発の流れを継承することを目的としています。具体的には、世界をリードする顕著な研究成果について、プログラムマネージャー(PM)によるイノベーション指向の研究開発マネジメントにより、技術的成立性の証明・提示および適切な権利化を推進します。インキュベートタイプ(LEAP)では、課題開始3年目にあたる事業年度に、研究計画の達成度等を評価することを目的として、中間評価の評価項目に関して書面審査及びヒアリング審査を通じて中間評価を実施しています。令和元年度においては、平成29年度に採択された対象課題の中間評価を実施しました。
課題評価委員会
開催日:令和2年2月12日(水)
課題評価委員会委員:委員名簿
評価項目
- 研究開発進捗状況について
- 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
- 研究開発成果について
- 成果が着実に得られているか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズに対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされているか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
- 十分な連携体制が構築されているか
- 今後の見通し
- 今後研究開発を進めていく上で問題点はないか
- 問題点がある場合は、研究開発内容等の変更が必要か
- その際にはどのように変更又は修正すべきか
- 今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
- その他事業で定める事項
- 世界をリードする顕著な研究成果を発展させることで、日本発の画期的な医療を実現し、それにより健康長寿社会の形成や関連する産業の育成、それらの国際展開などに繋げていくことができるか
- 研究開発期間の終了時点において、臨床研究及び治験への橋渡しや実用化を実現するための産業界への導出に向けて、研究開発等の流れが継承されることが期待できるか
- 研究開発期間終了後も研究を継続できる人材育成、企業連携やベンチャー起業等の出口、グローバル人材の取り込みにつながる取組を行っているか
- PMの活動状況は、どうか
- 総合評価
1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
- 若手研究者のキャリアパス支援が図られているか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
- 計画の見直し、中断・中止等の措置が必要か
対象課題及び評価結果
採択年度 | 研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 役職 | 中間評価結果 |
---|---|---|---|---|---|
平成29年度 | リゾリン脂質メディエーター研究の医療応用 | 東北大学大学院 薬学研究科 (現 東京大学大学院薬学系研究科) |
青木淳賢 | 教授 | 表示 |
掲載日 令和2年7月30日
最終更新日 令和2年7月30日