国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、令和元年度「革新的がん医療実用化研究事業」に係る公募(2次公募)について、本事業の課題評価委員会において厳正な審査を行った結果、下記のとおり採択課題を決定いたしました。
(領域2)がんの予防法や早期発見手法に関する研究
(領域2-3)がん検診に活用できる新たな診断技術の開発に関する研究
研究開発課題名 |
代表者 |
所属 |
血中マイクロRNA がんマーカーの検診コホートにおける性能検証研究 |
加藤 健 |
国立がん研究センター |
血清ペプチドバイオマーカーを用いた大腸がん早期発見の大規模前向き検証 |
内藤 裕二 |
京都府立医科大学 |
(領域2-4)対策型検診の最適化に資する大規模臨床研究
研究開発課題名 |
代表者 |
所属 |
個別リスクに基づく適切な胃がん検診提供体制構築に関する研究 |
深尾 彰 |
宮城県対がん協会 |
(領域5)新たな標準治療を創るための研究
(領域5-3)がん治療に伴う晩期合併症に関する現状と課題、その克服に関する研究
研究開発課題名 |
代表者 |
所属 |
オミックス解析に基づく乳がん患者における化学療法による心毒性発症機序の解明と危険因子の探索 |
杉村 宏一郎 |
東北大学 |
子宮頸癌根治術後再発高リスク患者に対する強度変調放射線治療(IMRT)を用いた低毒性補助療法の確立に向けての研究 |
戸板 孝文 |
沖縄県立中部病院 |
(若手育成枠A,B)
(若手育成枠A)分子基盤に基づいた革新的がん診断・創薬等の開発に関する研究
研究開発課題名 |
代表者 |
所属 |
Epstein-Barr ウイルス感染がん治療薬の開発 |
奥野 友介 |
名古屋大学 |
多発性骨髄腫の免疫抑制環境を排除しながら抗腫瘍免疫応答を誘導できる新規ナノ粒子の開発 |
籠谷 勇紀 |
愛知県がんセンター |
内在性自家樹立がん細胞株を用いた転移性胃がん・膵がんにおけるオンコジェニックなARHGAPシグナルを標的とした創薬への展開 |
小松 将之 |
国立がん研究センター |
MMP21 とMMP23B を基軸としたびまん性悪性腫瘍の治療法の確立 |
昆 俊亮 |
東京理科大学 |
シングルセルシークエンスによるネオ抗原特異的T細胞の時空間的解析から治療標的・バイオマーカーへの応用 |
冨樫 庸介 |
千葉県がんセンター |
意義不明変異の機能アノテーションによる新規治療標的遺伝子異常の探索 |
中奥 敬史 |
国立がん研究センター |
軟骨肉腫における変異型IDHを基盤とした新規治療戦略の開発 |
中川 亮 |
国立がん研究センター |
(若手育成枠B)がん予防・診断・治療法等の開発に関する臨床研究
研究開発課題名 |
代表者 |
所属 |
難治性小児AYA世代白血病患者に対するがん免疫療法最適医療実現のための多角的オミックス解析を用いた新規バイオマーカー探索 |
加藤 格 |
京都大学 |
眼内悪性リンパ腫に対するブルトンキナーゼ阻害剤を用いた中枢再発予防法による医師主導多施設共同治験 |
田岡 和城 |
東京大学 |
TCR多様性に基づく免疫チェックポイント阻害薬の治療効果予測に関する研究 |
吉田 達哉 |
国立がん研究センター |
(各領域ごとに五十音順で表示・10月28日時点の情報)