公募情報 平成29年度 「IoT等活用生活習慣病行動変容研究事業」の採択課題について
基本情報
公募の段階 | 採択 |
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開発フェーズ | 該当なし |
分野 | 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発 |
お問い合わせ先 |
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採択内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、平成29年度「IoT等活用生活習慣病行動変容研究事業」に係る採択課題を決定しました。
事業概要
超高齢社会に突入した我が国が直面する様々な課題の解決には、国民の健康を維持・増進し、健康長寿社会を実現することが必要であり、「日本再興戦略2016」においても健康寿命延伸に対する数値目標が示されています。このような中、個人、保険者や経営者等に対する健康や予防のインセンティブの制度設計等の基盤整備や、健康や予防に向けた新たなビジネスが広がりつつあり、こうした流れを健康増進に向けた個人の行動変容と持続的なビジネスモデルの確立につなげるために、これまでも企業保険者等における生活習慣病の患者または予備群を対象とした事業(※)等が行われてきているところです。
本研究事業では、
- 企業保険者等の協力の下、IoTデバイス(ウェアラブルデバイス等)を用いて取得した個人の健康情報を基にIoTを活用して個人の行動変容を促進することで、生活習慣病の予防・管理や健康改善の効果を科学的に検証するエビデンスを創出し、それらに資する介入を効果的に行えるビジネスモデルを創出すること
- IoTを活用して取得したデータを収集・解析することで、生活習慣病等の予防・管理や健康改善等、または、医療・介護従事者や保険者、産業保健スタッフ等の業務効率化等を可能とするエビデンスの創出や解析手法(アルゴリズム)を創出することを目指します。
(※)経済産業省平成27年度補正予算IoT推進のための新産業モデル創出基盤整備事業(企業保険者等が有する個人の健康・医療情報を活用した行動変容促進事業)
採択課題(6件)
課題評価委員会において厳正な審査を行い、下記の通り決定致しました。
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究 | 国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター | 植木 浩二郎 | センター長 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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”噛む”を測ることによるヘルスプロモーションシステムの開発に関する研究 | 新潟大学大学院 医歯学総合研究科 | 小野 高裕 | 教授 |
IoTを用いた運動行動変容のためのプログラム開発:フレイルの観点から | 九州大学 基幹教育院 | 熊谷 秋三 | 教授 |
健康寿命延伸を目的とした加速度センサー利用の効果検証とAIを用いた要介護・認知症発症予測モデルの開発研究 | 国立長寿医療研究センター 予防老年学研究部 | 島田 裕之 | 部長 |
IoTを基軸とした民・官・学連携による実効性の高い生活習慣病予防・改善モデルの開発 | 京都大学大学院 医学研究科附属ゲノム医学センター | 田原 康玄 | 准教授 |
IoTを活用した大規模個別運動処方のための携帯端末アプリの開発 | 信州大学大学院 医学系研究科 | 増木 静江 | 准教授 |
掲載日 平成29年8月23日
最終更新日 平成29年8月23日