公募情報 令和5年度 「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」の採択課題について

更新履歴

令和5年3月10日:新規モダリティを用いる感染症ワクチンの研究開発(令和5年3月採択分)に係わる採択情報を掲載しました。
令和5年2月13日:「公募に関する相談窓口の開設について」「相談方法」を掲載しました。

基本情報

公募の段階 採択
開発フェーズ 応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験
分野 基金,感染症
お問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 先進的研究開発戦略センター
先進的研究開発事業部 戦略企画課
ワクチン・新規モダリティ研究開発事業 担当
E-mail: scarda-sd"AT"amed.go.jp
備考:
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
※お問い合わせは必ずE-mailでお願いいたします。

公募に関する相談窓口の開設について

他分野の研究者やワクチン開発経験の少ない企業からも積極的な応募を幅広く促す観点から、アカデミアや企業の有する基盤技術のワクチン開発への応用などに関する質問、技術提案についての相談窓口本年2月13日に開設しました。
相談窓口では、次回の公募に関する相談等を積極的に行います。

公募要領の詳細や公募の採択基準などについてはお答えできませんので、あらかじめご承知おきください。
相談内容の守秘義務を遵守いたします。

なお、公募期間中の相談は受け付けませんので予めご了承ください。また、相談へのSCARDAからの回答への対応を以て、公募への応募要件が充足されることを保証するものではありません。

相談方法

相談用紙に必要事項を記載の上、メール添付で送付ください。

※電話での受付は行っておりませんので、E-mailでお願いいたします。

  • 受付期間:令和5年2月13日(月)12時00分~3月31日(金)12時00分
  • 宛先:scarda-sd"AT"amed.go.jp(”AT”の部分を@《半角》に変えてください)
  • 件名:公募に関する相談(○○○○について)
  • 相談方法:相談用紙に必要事項を記載の上、メール添付で送付ください。
  • 《相談用紙》
  • 《記入例:相談用紙》
(参考)今後の公募について

SCARDAでは、他分野の研究者やワクチン開発経験の少ない企業からも積極的に応募いただけるよう、先般実施したRFI(Request for information)でご提案いただいた内容※1も踏まえ、現在のワクチン・新規モダリティ研究開発事業の応募枠を整理し、本年4月中旬(予定)から新たな形で公募を開始する予定です。
具体的には、新規モダリティ研究開発の枠において、最終的には第Ⅰ相試験終了を目指すものの、提案時には第Ⅰ相試験の計画の提出は不要とする枠も設ける予定です。応募枠としては、以下のとおりにする予定です。

  • 重点感染症に対するワクチン開発の枠(第Ⅱ相試験終了までの計画の提出が必要な枠)
  • 新規モダリティ研究開発の枠(①第Ⅰ相試験終了までの計画の提出が必要な枠、②最終的には第Ⅰ相試験終了を目指すものの、提案時には第Ⅰ相試験の計画の提出は不要とする枠)

4月中旬(予定)から開始する公募に関する詳細は、公募開始時に掲載する公募要領をご覧ください。

※1 令和4年5月27日から9月27日までの間、ワクチン開発やワクチンに応用可能な治療薬等の技術などに関する約60件のご提案がありました。

採択内容

ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)の採択課題

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、令和4年度「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」に係る公募について、当機構に設置した先進的研究開発戦略センター(SCARDA)による提案課題についての厳正な書面評価ならびにヒアリング、また採択・評価会における外部有識者の意見を踏まえて、開発支援すべきワクチン(研究開発課題)選定を進めた結果、下記の通り採択課題を決定しましたのでお知らせします。

1.重点感染症に対する感染症ワクチンの開発

令和4年6月採択分
研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職
レプリコンプラットフォームテクノロジーを用いた今後出現する株を含めたユニバーサルコロナワクチン開発   赤畑 渉 VLP Therapeutics Japan合同会社 代表職務執行者 兼
最高研究開発責任者
ユニバーサルサルベコウイルスワクチンの研究開発 山本 美奈  塩野義製薬株式会社 研究所長、理事
令和4年12月採択分
研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職
⿇疹ウイルスベクターを⽤いたニパウイルス感染症ワクチンの開発 甲斐 知惠⼦ 国⽴⼤学法⼈東京⼤学 特任教授
痘そうワクチンの製法近代化に関する研究 園田 憲悟 KMバイオロジクス株式会社 部⾧
弱毒生4価デングワクチンの開発 園田 憲悟 KMバイオロジクス株式会社 部⾧
令和5年2月採択分
研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職
インフルエンザワクチンに関する研究開発 籔田 雅之 第一三共株式会社 常務執行役員
バイオロジクス本部長

2.新規モダリティを用いる感染症ワクチンの研究開発

令和4年10月採択分
研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職
カイコ昆⾍モダリティによる低価格な国産組換えワクチンに関する研究開発 日下部 宜宏 国立大学法人九州大学 教授
PureCap 法を基盤とした高純度 mRNA国内生産体制の構築と送達キャリアフリーの安全なmRNAワクチンの臨床開発 内田 智士 Crafton Biotechnology株式会社/京都府公立大学法人京都府立医科大学 取締役最高医療責任者/准教授
非増殖型「半生ウイルス」を基盤とした新型コロナワクチンの研究開発 河岡 義裕 国立大学法人東京大学 特任教授
AAV(アデノ随伴ウイルス)を活用した次世代型サブユニットワクチンの研究開発 岡田 尚巳 国立大学法人東京大学 教授
令和5年3月採択分
研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職
新規細胞質型RNAウイルスベクターを用いた新興・再興感染症ワクチン作製プラットフォームの確立と遺伝子組換えワクチンのカタログ化 野阪 哲哉 国立大学法人三重大学 教授

評価経過情報

1:重点感染症に対する感染症ワクチンの開発(令和4年6月採択分)

公募期間 令和4年3月22日(火)~ 4月28日(木)17時00分
ヒアリング実施日 令和4年5月12日(木)~ 5月26日(木)
採択・評価会 令和4年6月7日(火)
申請数 5
書面評価通過数 5
採択数 2

2:新規モダリティを用いる感染症ワクチンの研究開発(令和4年10月採択分)

公募期間 令和4年3月22日(火)~ 5月31日(火)17時00分
ヒアリング実施日 令和4年7月25日(月)~7月29日(金)
採択・評価会 令和4年8月22日(月)
申請数 13
書面評価通過数 7
採択数 4

3:重点感染症に対する感染症ワクチンの開発(令和4年12月採択分)

公募期間 令和4年4月28日(木)~ 9月30日(金)17時00分
ヒアリング実施日 令和4年11月8日(火)~ 11月11日(金)
採択・評価会 令和4年12月8日(木)~12月9日(金)
申請数 8
書面評価通過数 6
採択数 3

4:重点感染症に対する感染症ワクチンの開発(令和5年2月採択分)

公募期間 令和4年9月30日(金)~ 令和5年1月16日(月)12時00分
ヒアリング実施日 令和5年1月16日(月)
採択・評価会 令和5年1月25日(水)
申請数 1
書面評価通過数 1
採択数 1

5:新規モダリティを用いる感染症ワクチンの研究開発(令和5年3月採択分)

公募期間 令和4年9月30日(金)~ 令和5年1月16日(月)12時00分
ヒアリング実施日 令和5年2月9日(木)
採択・評価会 令和5年2月16日(木)
申請数 6
書面評価通過数 1
採択数 1

掲載日 令和4年6月30日

最終更新日 令和5年3月10日