イベント 開催日:令和2年1月27日 「第5回レギュラトリーサイエンス公開シンポジウム」を開催しました

開催報告

挨拶する末松誠理事長
300名以上の聴講者
パネルディスカッション

令和2年1月27日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、よみうり大手町ホール(東京・大手町)において「第5回レギュラトリーサイエンス公開シンポジウム」を開催し、製薬会社、大学関係者、外部研究者を中心に約320名の方にご来場いただきました。

今回のシンポジウムでは、「新規モダリティ医薬品等の開発に関するレギュラトリーサイエンス ~細胞医療、ゲノム編集技術を用いた医薬品等の開発を促進する取り組み~」をテーマに、医薬品等規制調和・評価研究事業のプログラムスーパーバイザーである奥田晴宏先生ほか、4名のプログラムオフィサーの先生方に座長をお務めいただきました。

第一部の基調講演には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の新井洋由先生とノバルティスファーマ株式会社の北脇弥生先生をお招きし、それぞれPMDAにおけるレギュラトリーサイエンスセンターの取り組みとCAR-T細胞治療の開発に関するお話をいただきました。

第二部では、医薬品等規制調和・評価研究事業の成果発表として、3名の先生方に、ゲノム編集を用いた遺伝子治療用製品の安全性評価に関する考え方や、遺伝子治療におけるカルタヘナ法の「第一種使用規程承認申請書」と「生物多様性影響評価書」の考え方、人工多能性幹細胞加工製品の造腫瘍性試験法の開発と標準化などを分かりやすく説明していただきました。

最後に第三部として、PMDAの再生医療製品等審査部の審査役を交え、登壇者によるパネルディスカッションを行いました。ここでは、特にグローバルに開発を進める製薬企業にとって関心の高い再生医療等製品の国際的な規制調和や、動物試験のヒトへの外挿性などが議論されました。会場からも熱心な質問が寄せられ、この分野への高い関心が垣間見え、大変有意義な討論となりました。

座長、登壇者、聴講者のみなさまに、厚く御礼を申し上げます。

お問い合わせ先

宛先 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
創薬戦略部
医薬品等規制科学課
Tel 03-6870-2235
E-Mail kiseikagaku”AT”amed.go.jp
備考
※E-mailは上記アドレス”AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和2年2月21日

最終更新日 令和2年2月21日