イベント 令和4年3月10日 「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)成果報告会」開催のお知らせ

開催案内

開催概要

日本医療研究開発機構(AMED)では平成29年度より、「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)を行っています。本事業はiPS細胞等から分化誘導される各種臓器の細胞等を応用し、医薬候補品の安全性等を評価する基盤技術を開発することにより、幹細胞の創薬への活用を加速することを目的として研究開発を推進してきました。 具体的には、立体培養や共培養などの高度な細胞培養技術と産業化可能なデバイス作製技術を組み合わせることによりMPS(Microphysiological System)を構築します。これにより、化合物の安全性や薬物動態等をデバイス上で正確に評価し、ユーザーのアンメットニーズを満たす新たな創薬支援基盤技術の確立を目指します。
本成果報告会では、本事業で推進してきた10課題12演題の取り組みについて発表いたします。また、「MPSの現状と展望」と題したパネルディスカッションも行います。MPS開発やMPSを利用した創薬研究及びその周辺技術の開発にご関心をお持ちのアカデミア並びに産業界の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

名称

再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)成果報告会

会期

令和4年3月10日(木)10時00分~18時00分

会場

オンライン開催(Zoom配信)

対象

アカデミアおよび産業界の皆様

定員

1,000名(事前申し込み先着順)

参加費

無料(※通信費自己負担)

参加申し込み

※こちらのウェブサイトよりお申し込みください。

プログラム

時間 プログラム
10時00分~10時10分 開会挨拶
梅澤 明弘(PS:国立成育医療研究センター 研究所長/再生医療センター長)
経済産業省
10時10分~10時20分 事業説明 AMED事務局
午前の部 基準作成・標準化
座長:楠原 洋之(東京大学大学院 薬学系研究科 教授)
発表:20分 質疑応答:全体15分
10時20分~10時40分 薬物動態・安全性試験用organ(s)-on-a-chipに搭載可能な臓器細胞/組織の基準作成(目的と成果)
石田 誠一(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 客員研究員)
10時40分~11時00分 薬物動態・安全性試験用organ(s)-on-a-chipに搭載可能な臓器細胞/組織の基準作成(細胞の標準化)
伊藤 弓弦(筑波大学生命環境系 教授)
11時00分~11時20分 iPS細胞由来肝細胞とヒト肝細胞の相関性評価に関する研究
阿久津 英憲(国立成育医療研究センター研究所 再生医療センター 部長)
11時20分~11時35分 質疑応答
11時35分~12時45分 休憩
午後の部①  集中研・プラットフォームデバイス
座長:石田 誠一(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 客員研究員)
発表:20分 質疑応答:全体15分
12時45分~13時05分 in-vitro安全性試験・薬物動態試験の高度化を実現するorgan/ multi-organs-on-a-chipの開発とその製造技術基盤の確立(プラットフォームデバイス) 
金森 敏幸(産業技術総合研究所 招聘研究員)
13時05分~13時25分 in-vitro安全性試験・薬物動態試験の高度化を実現するorgan/ multi-organs-on-a-chipの開発とその製造技術基盤の確立(集中研の意義と成果) 
奈良岡 準(幹細胞評価基盤技術研究組合 技術部 技術部長)
13時25分~13時40分 質疑応答
午後の部② 小腸・肝臓
座長:粂 昭苑(東京工業大学生命理工学院 教授)
         小島 伸彦(横浜市立大学大学院 生命ナノシステム科学研究科 准教授)
発表:20分 質疑応答:全体15分
13時40~14時00分 階層的共培養を基礎とするLiver/Gut on-a-chipの開発:インビトロ腸肝循環評価を目指した高度な代謝と極性輸送の再現
酒井 康行(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
14時00分~14時20分 腸肝循環の薬物動態を再現可能なデバイスの開発
高山 和雄(京都大学iPS細胞研究所 講師)
14時20分~14時40分 生体模倣小腸-肝臓チップ:バイオアベイラビリティ予測と安全性評価in vitroモデルの開発
松永 民秀(名古屋市立大学大学院 薬学研究科 教授)
14時40分~14時55分 質疑応答
14時55分~15時05分 休憩
午後の部③ 腎臓
座長:高里 実(理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー)
発表:20分 質疑応答:全体15分
15時05分~15時25分 創薬における高次in vitro評価系としてのKidney-on-a-chipの開発
木村 啓志(東海大学 工学部機械工学科 准教授)
15時25分~15時45分 創薬スクリーニングを可能にするヒトiPS細胞を用いた腎臓Organ-on-a-Chip
横川 隆司(京都大学大学院 工学研究科 教授)
15時45分~16時00分 質疑応答
午後の部④ BBB
座長:佐藤 薫(国立医薬品食品衛生研究所 薬理部第一室 室長)
発表:20分 質疑応答:全体15分
16時00分~16時20分 医薬品の脳内移行性を評価可能な3次元血液脳関門(BBB)デバイスの開発
三浦 重徳(東京大学生産技術研究所 特任講師)
16時20分~16時40分 中枢神経系の薬物動態・安全性試験を可能にする血管脳関門チューブネットワークデバイスの開発
松崎 典弥(大阪大学大学院 工学研究科 教授)
16時40分~16時55分 質疑応答
16時55分~17時05分 休憩
午後の部⑤
17時05分~17時55分
MPSの現状と展望
座長:小島 肇(PO:国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 安全性予測評価部 主任研究官)
パネルディスカッション:50分
17時55分~18時00分 閉会挨拶
渡辺 泰司(AMED再生・細胞医療・遺伝子治療事業部 部長)

主催

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)

共催

一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)

お問い合わせ先

宛先 AMED 再生・細胞医療・遺伝子治療事業部 再生医療研究開発課 再生医療産業化窓口
E-Mail saisei2"AT"amed.go.jp ※E-mailは左記アドレス"AT"の部分を@に変えてください。

最終更新日 令和4年2月18日