AMED創薬事業部が実施する創薬支援推進事業 創薬シーズ実用化支援基盤整備事業の一つである「キャタリストユニット」では、Translational Science や Regulatory Science に関するアカデミア、行政機関ならびに医療関連企業による論壇の場を提供することにより、互いのハーモナイズと振興を図ることを目的とした活動を行っております。
WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、日本でも感染者が確認された今、「サル痘」はまさに、HOTな話題です。今回、日本を代表するサル痘の研究者、西條 政幸 先生(札幌市保健福祉局 保健所 医療政策担当部長 / 国立感染症研究所 名誉所員)にご講演いただきます。
【講演タイトル】
『ヒトサル痘の特徴、2022年世界的流行の背景と治療・予防法』
~ Characteristics of and treatment/preventive measures for monkeypox virus infection in humans and the mechanism of its large outbreak in Europe in 2022 ~
【講演概要】
サル痘ウイルスは,アフリカに生息する齧歯類のウイルスで、天然痘(痘瘡)の病原体痘瘡ウイルスと同様にポックスウイルス科オルソポックス属に分類される。ヒトがサル痘ウイルスに感染すると天然痘様症状を呈する。驚くことに2022年4月頃から、ヒトサル痘が非流行地である欧州を中心に流行している。本講演では,ヒトサル痘の特徴や欧州を中心にヒトサル痘が流行している背景、さらには治療・予防法について解説する。
ヒトサル痘の特徴、2022年世界的流行の背景と治療・予防法について、講演していただきます。