イベント 第6回RA協議会年次大会において、海外ファンドを活用した若手研究者の国際化とHFSPの推進に係るセッションを開催

開催報告

開催報告

日本医療研究開発機構では、HFSP(ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム)の実際の成功例を挙げながら、特に若手研究者のマインドセットを国際的・学際的な方向へと後押しする活動 Sipha* を推進しています。
このSiphaメンバーの協力により、日本全国の大学等において研究マネジメントを行う、リサーチ・アドミニストレーター(URA:University Research Administrator)約700名が集い取り組みを共有する「RA協議会第6回年次大会」の場で、海外ファンドを活用した若手研究者の国際化およびHFSPの推進に係るセッションが企画・開催されました。
プログラムの前半では、URAによる海外ファンド支援の全体像の紹介に続いて、日本医療研究開発機構よりHFSPの紹介、国際HFSP推進機構の元Scientific Officerより、HFSPの成功を日本の研究土壌に還元するSiphaの活動について、報告されました。
さらに、HFSPの採択経験をもつ若手研究者から、国際的なファンディングを活用した海外研究留学や国際共同研究の経験を通して、様々な課題が報告されました。
後半のパネルディスカッションでは、研究者が海外留学や国際的研究の活躍の場に関して所属機関や国際研究を支援するファンディング機関に希望すること、ファンディング機関-URA-研究者等からなるネットワーク構築による連携の強化、アフターコロナ時代における国際的研究の進め方、等についてパネリストにより協議され、フロアからの質疑も含め、活発な議論が展開されました。
これまで日本各地の大学において、HFSPの申請・獲得数の増加を企図した活動・イベントが企画されてきましたが、国内の大学・研究機関で研究力強化や研究者支援の役割を担うURA全体が集う機会において、HFSPの取り組みや課題を共有する機会は、今回のイベントが初めての試みとなります。
こうした活動を通じて、HFSPのさらなる普及や、若手研究者の国際的・学際的な研究推進にむけた取り組みが日本の各大学に広く伝播してゆくことを期待しています。

*Sipha(Serendipity Initiative Promoting HFSP-mindset by AMED)は、HFSPの実際の成功例を挙げながら、特に若手研究者のマインドセットを国際的・学際的な方向へとさらに後押しして行くための、研究者・研究支援者等によって構成されるSteering Groupです。メンバーが、ロールモデル、インフルエンサーとなって周囲に波及させることで相乗効果を図り、その結果として中長期的にHFSPの応募者や採択者が増加するために活動を行っています。

セッション概要

プログラム

RA協議会第6回年次大会 J-1セッション
海外ファンドを活用した若手研究者の国際化支援を学ぶ」(2020年9月17日)

セッション担当者・司会

松岡 信也:京都大学学術研究支援室 シニア・リサーチ・アドミニストレーター(上席)

発表

※発表タイトルをクリックいただくと発表資料のPDFファイルがご覧いただけます。

パネルディスカッション

上記発表者5名
クスタース ハロルド(HaroldKusters):九州大学 研究・産学官連携推進部グラントサポート室 室長
小泉 周:自然科学研究機構 研究力強化推進本部 統括URA

お問い合わせ先

宛先 国際戦略推進部 国際戦略推進課 ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム 担当
住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル23F
E-Mail amed-hfsp”at”amed.go.jp
備考

E-Mailは上記アドレスの"AT"の部分を@に変えてください。

掲載日 令和2年11月25日

最終更新日 令和2年11月25日