成果情報 山田泰広 京都大学教授が第13回日本学士院学術奨励賞を受賞

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国立大学法人京都大学iPS細胞研究所 山田泰広 教授が、平成29年1月12日、第13回日本学士院学術奨励賞を受賞されました。

この賞は、若手研究者を顕彰して今後の研究を奨励することを目的として、平成16年に創設されました。受賞者は、独立行政法人日本学術振興会の日本学術振興会賞[1]受賞者の中から選ばれます。

今回の受賞は山田教授の「生体内細胞初期化技術の開発とそのがん細胞運命制御への応用」に関する研究業績が評価されたものです。

なお、山田教授は以下のAMED事業の支援を受け、iPS細胞等の、細胞初期化因子の発現によって出現する準安定的細胞が、どのようなメカニズムでどのような細胞運命をたどるのかを解明し、細胞運命を制御する技術を開発することを目的とした研究やiPS細胞技術とがん細胞培養技術を用いた独創的な創薬スクリーニングにより新規メカニズムに立脚した革新的治療戦略の開発にも精力的に取り組まれています。

[1] 日本学術振興会賞は、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、人文学、社会科学及び自然科学の全分野を対象として、学術上特に優れた成果をあげている、創造性に富み優れた研究能力を有する45歳未満の若手研究者に授与されています。

AMED事業における研究課題

「次世代がん医療創生研究事業」(P-CREATE)

研究課題名:異分野先端技術融合による薬剤抵抗性を標的とした革新的複合治療戦略の開発

写真・1枚目P-CREATEのキックオフミーティング(中央が山田教授)

「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)」(日本―カナダ「幹細胞のエピジェネティクス」)

研究課題名:細胞移植治療の実現に向けた細胞アイデンティティー制御

写真・2枚目カナダとの共同研究チーム(左から2番目が山田教授)

掲載日 平成29年1月17日

最終更新日 平成29年1月17日