公募情報 平成29年度 「産学連携医療イノベーション創出プログラム(基本スキーム【ACT-M】、セットアップスキーム【ACT-MS】)」の採択課題について

基本情報

公募の段階 採択
開発フェーズ 応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験
分野 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発
お問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 産学連携部 産学連携課 担当: 産学連携医療イノベーション創出プログラム事務局
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル
TEL: 03-6870-2214
E-mail: sangaku-i“AT”amed.go.jp
備考:
アドレスの“AT”部分を@に変えてください)
※お問い合わせは基本的にE-mailでお願いいたします。

採択内容

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、(医療分野研究成果展開事業)「産学連携医療イノベーション創出プログラム」(基本スキーム、以下「ACT-M」という)、および、ACT-Mセットアップスキーム(以下「ACT-MS」という)の平成29年度新規研究開発課題を決定しました。
本プログラムは、アカデミア発の技術シーズを産業界(企業)に円滑かつ効果的に移転する(実用化プロセスに乗せる)ための、産学連携による研究開発を支援する制度です。

ACT-Mは、アカデミアのシーズを基に行われた基礎研究完了後から臨床前(Phase I程度)までの広範囲な産学連携の共同研究開発を支援します。ACT-MSは、ACT-M支援範囲のうち、特に、アカデミアの「挑戦的な技術シーズ」について、企業が提示するビジネスモデルに基づいて、アカデミアが当該シーズを導出可能なレベルまで高めることを目的とした“中継ぎ的(セットアップ)"研究開発を効率的に支援する制度です。

※技術シーズ:知財化あるいはその見込みが立ち、技術移転が可能となった研究成果
➀「オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発」および ➁「急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発」のサブテーマを掲げ、ACT-M およびACT-MSに、それぞれ52件および94件の応募があった中から、下記の7件および11件の課題を採択しました。

採択課題

ACT-M

➀オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発
No. 研究開発課題名 代表機関 課題リーダー 共同提案機関
1 ユニバーサル肺炎球菌ワクチンの創出研究 国立感染症研究所 金城 雄樹 大阪大学
一般財団法人阪大微生物病研究会
2 疾患特異的マクロファージを操る中分子創薬 大阪大学 佐藤 荘 中外製薬株式会社
3 T細胞エクソソームによるがん転移阻害剤 三重大学 珠玖 洋

京都大学
タカラバイオ株式会社

ファイザー株式会社

4 敗血症治療のためのHRG血液製剤の創出 岡山大学 西堀 正洋 一般社団法人日本血液製剤機構
➁急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発
No. 研究開発課題名 代表機関 課題リーダー 共同提案機関
5 心不全治療を変革する多機能血行動態モニタ 九州大学 安藤 眞一

富士ゼロックス株式会社

社会福祉法人恩賜財団済生会支部福岡県済生会二日市病院

6 脱気変形肺に対応した微小結節の術中同定法 京都大学 伊達 洋至 三菱プレシジョン株式会社
7 革新的設計による次世代癒着防止材の開発 東京大学 長谷川 潔 持田製薬株式会社

ACT-MS

➀オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発
No. 研究開発課題名 代表機関 課題リーダー セットアップ企業
8 難治性肺癌に対する革新的抗がん剤の創出 京都大学 上久保 靖彦

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

9 他家再生キラーT細胞の量産技術の開発 京都大学 河本 宏 レグセル株式会社
10 ロタウイルス人工合成法による新規予防戦略 大阪大学  小林 剛 一般財団法人阪大微生物病研究会
11 免疫調節薬の創出を目指した研究 東北大学 高井 俊行 小野薬品工業株式会社
12 TLR7を標的にしたSLE治療薬の開発 富山大学 長井 良憲 テイカ製薬株式会社
13 転写共役因子TAZ活性化による筋萎縮治療 東京医科歯科大学 畑 裕 塩野義製薬株式会社
➁急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発
No. 研究開発課題名 代表機関 課題リーダー セットアップ企業
14 老視を治す眼内レンズを実用化する研究開発 宮崎大学 飽浦淳介 株式会社MIRAI EYE
15 組織再生自己硬化型細胞遮断膜の創製 九州大学 石川邦夫 メディカルクラフトン株式会社
16 EPRによる抗体イメージング法の開発 大阪大学 井上豪 三井化学株式会社
17 革新的Mg合金製の生体吸収性医療機器開発 熊本大学 河村能人

福田金属箔粉工業株式会社

高島産業株式会社
東邦金属株式会社

18 透析医療用CPP吸着カラムの開発 自治医科大学 黒尾誠 株式会社カネカ

※各課題の公表内容は提案時の情報を掲載しております。

参考ページ

掲載日 平成29年9月20日

最終更新日 平成29年9月20日