公募情報 平成28年度 「産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M)『イノベーションセットアップスキーム』」の採択課題について

基本情報

公募の段階 採択
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
分野 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発
お問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 産学連携部 産学連携課 担当:髙木、髙橋、秋山
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル
TEL: 03-6870-2214
E-mail: sangaku-i”AT”amed.go.jp
備考:
※アドレスの“AT”部分を@に変えてください。
※お問い合わせは必ずE-mailでお願いいたします。

採択内容

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、医療分野研究成果展開事業の産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M:ACceleration of Transformative research for Medical innovation)の拡充スキームとして、アカデミア発の挑戦的な課題を対象とし、それを実用化につなげるための課題解決型研究開発(ブラッシュアップ研究)を実施する、「産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M)『イノベーションセットアップスキーム』」の平成28年度新規研究開発課題を決定しました。

今年度は、➀「オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発」及び、➁「急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発」のサブテーマを掲げ、68件の応募があった中から、下記の14件の課題を採択しました。

➀オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発
  研究開発課題名 代表機関・課題リーダー セットアップ企業
1 中枢神経症状を伴うライソゾーム病に対する遺伝子治療法開発

徳島大学 

伊藤 孝司
(株)遺伝子治療研究所
2 ウイルスゲノム複製酵素を標的とした耐性株が産生されにくい抗インフルエンザ薬の開発

筑波大学 

川口 敦史
エーザイ(株)
3 ヒト腸内細菌叢改善のためのヒト化IgA抗体医薬の開発 奈良先端科学技術大学院大学
新蔵 礼子
第一三共(株)
4 固形がんに対する次世代型キメラ抗原受容体発現T細胞療法の実臨床スケールでの細胞調製に関する開発研究

山口大学 

玉田 耕治
ノイルイミューン・バイオテック(株)
5 新規作用機序を有する画期的抗癌抗体療法の開発:LSRを標的とした脂質代謝制御による進行性卵巣癌の治療

高知大学 

仲 哲治
中外製薬(株)
6 線維化疾患治療薬創出のための、コラーゲン分泌阻害化合物スクリーニングシステムの構築

京都産業大学 

永田 和宏
東レ(株)
7 アルツハイマー病の改善を目的とした、リーリン分解酵素群阻害薬の開発

名古屋市立大学 

服部 光治
田辺三菱製薬(株)
8 AYA世代の希少がんである骨肉腫の増殖・転移を促進するポドプラニンを標的としたヒト化中和抗体の実用化

がん研究会 

藤田 直也
アピ(株)
9 小児において疾病負荷が高い突発性発疹ウイルス感染症に対する新規ワクチン開発

神戸大学 

森 康子
(一財)阪大微生物病研究会
➁急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発
  研究開発課題名 代表機関・課題リーダー セットアップ企業
10 マイクロロボティクスによる生殖補助医療の革新

東京大学 

池内 真志
(株)北里メディカル
11 IgG4関連疾患の自己抗体の同定とこれを用いた新規診断キットの開発による新しい診療体系の確立

京都大学 

児玉 裕三
(株)医学生物学研究所
12 新たな起炎菌迅速同定・定量技術を基盤とし、菌数を敗血症の新規バイオマーカーとする検査システムの開発

富山大学 

仁井見 英樹
三井化学(株)
13 肺がんの個別化医療を目指したACTN4遺伝子増幅検出機器の開発

国立がん研究センター

山田 哲司
シスメックス(株)
14 う蝕,歯周病,誤嚥性肺炎を予防する次世代歯質接着材料の開発と非臨床における有効性評価

岡山大学 

吉原 久美子
サンメディカル(株)

本プログラムは、AMEDが目指す3つのLife(生命・生活・人生)の向上に関する研究課題を対象としています。

※3つのLifeの向上に関する考え方

生命:生命現象に関する学術的な研究成果を「新しい医療」につなげる視点。

生活:医療に付随する生活の質(QOL)の向上を目指す視点。これまでに構築されてきた現代標準医療の高度化だけでなく、将来これらを凌駕する可能性のある「代替医療」や「統合医療」について科学的検証や論理的基盤の構築を試みるものも含む。

人生:予防的あるいは先制的医療、若年期から老齢期に亘る長期的な視点。遺伝子情報(後天的な変化を含む)を活用するものを含む。

掲載日 平成28年10月3日

最終更新日 平成28年10月3日