公募情報 平成30年度 「ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(先端ゲノム研究開発)」に係る公募について
更新履歴
平成30年2月1日 ヒアリング実施日を公開しました(2月21日[水])。
平成30年2月1日 Q&Aを公開いたしました。
平成30年1月15日 提案書様式を公開いたしました。
基本情報
公募の段階 | 公募 |
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開発フェーズ | 基礎的,非臨床研究・前臨床研究,観察研究等 |
分野 | ゲノム医療 |
公募締め切り | 平成30年2月2日(金) 正午【厳守】 |
お問い合わせ先 |
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公募内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)では、平成30年度「ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(先端ゲノム研究開発)」に係る下記の研究開発課題の公募を予定しています。
- 糖尿病の重症化、循環器疾患に重点を置き、ゲノムに加え、エピゲノム、メタボローム等のオミックス解析を取り入れ、バイオインフォマティクスを駆使して疾患を層別化し、疾患発症予測・予防法開発を目指す研究。
- 単に遺伝要因と環境要因の相互作用や疾患との関連の解明等のみを目的とする研究開発は対象外であり、社会実装を見据えた研究開発の提案。
- 概ね5年以内に実用化に向けた検証や臨床研究に移行が見込める研究課題(ゲノム医療実現推進協議会が示すStage1)を対象とし我が国におけるゲノム医療の実現に向けた、日本人に特異的な遺伝的背景等に着目した提案。
本公募には、以下の要件を満たした上で応募する必要があります。
- 本事業で求められる成果を達成するために必要かつ適正な解析規模等の目標が設定でき、費用対効果を考慮した解析手法を含む適正な解析戦略を有すること。
- ゲノム解析やオミックス解析に必要な規模の良質な生体試料(①)を確保でき、それに紐づく研究に必要な詳細かつ信頼度の高い臨床データ(②)(※)を確保できる体制を有すること(応募時点で少なくとも条件を満たす①又は②を有し、研究開始後速やかに①及び②を揃えられる見込みがあること)。
※学会等で行う疾患レジストリ等にあるような専門家がエビデンスとして活用できる疾患特異性のあるデータセットを意味します。 - ゲノム・オミックス解析結果の臨床学的意味付けを適正に行いうる体制を有すること(臨床医、疾患研究者、バイオインフォマティシャン、データサイエンティスト等によるチームの構築)。
- ゲノム情報、オミックス情報、臨床情報を組み合わせた大規模データ解析による効率的な研究を可能とするデータ解析技術や人工知能(AI)技術等を効果的に取り入れられる体制を有すること(遺伝統計学、バイオインフォマティクス、データサイエンス、AI等の専門家の参画)。
- 研究上の必要に応じて、平成28年度公募において採択された基盤研究開発の成果の活用や、ELSI課題との柔軟な連携により、研究の加速につなげること。
- 臨床応用や企業導出等の出口戦略及びその実現に向けた計画を有すること。
- データシェアリングポリシー※に沿ったデータマネジメントプランが作成されており、適切なデータ管理体制のもと、制限共有において事業内でのゲノム研究加速に協力できること。なお、本採択事業におけるデータシェアリングポリシーの遵守義務に同意できる研究計画のみ採択される。
※データシェアリングポリシーに関しては別途記載を参照してください。 - 研究推進を通じた若手研究者の育成計画を有していること。また、本事業を通じてゲノム医療の実現に必要な医療系人材やバイオインフォマティシャン、データサイエンティスト等の人材育成・人材交流が行える体制が整備されること。
また、以下の点についても満たした上で応募することが推奨されます。
- 収集した余剰サンプルについては、研究の将来的な検証や今後のゲノム医療の実現推進に貢献するため自機関のバイオバンクもしくは公的なバイオバンク への預託が可能な研究計画であること。
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研究開発費の規模 研究開発実施
予定期間新規採択課題
予定数1課題当たり年間
50,000~200,000千円程度
(間接経費を含まず)最長5年
平成30年度~平成34年度※0~3課題程度
※ただし、最終年度の終了前にステージゲート評価を実施し、目標達成状況から本申請テーマでさらなる展開が期待される場合においてのみ、改めて研究開発計画・目標を設定し、最長5年以内で必要な年数を延長が可能となる。
事業概要
AMEDはこれまで「疾病克服に向けたゲノム医療実現プロジェクト」において、疾患及び健常者バイオバンクの構築と共に、ゲノム解析情報及び臨床情報等を含めたデータ解析を実施し、疾患及び薬剤関連遺伝子の同定・検証並びに日本人の標準ゲノム配列の特定を進めてきました。
平成28年度の公募において、日本人の多因子疾患に対する臨床課題研究を4課題、先進的なゲノム解析基盤技術開発に対して4課題を採択し、将来の個別化予防・個別化医療の実現に向けた研究を推進しています。
個人の体質を規定すると思われるゲノム情報を医療実装するには、大規模なゲノム情報を臨床情報と紐付けしながら専門的に解析していく必要があるが、大規模ゲノム解析には相当な労力と費用が要求されます。
分断された小さな研究課題を多数行うよりも、データシェアリングやサンプシェアリングによりゲノム・オミックス情報を集積させ、有効に活用することが重要でと考えます。
また、すでに研究開発に着手している基盤研究開発の成果を課題内で制限共有し、多因子疾患解析に活かしながら研究を進め、遺伝要因に加えて環境要因と疾患との関連解析を行っていくことが必要です。
特に、糖尿病をはじめとする生活習慣病やこれらをベースに発症・増悪進行する循環器疾患等、環境要因(ライフスタイル・行動等)の関与が大きく、多くの国民が罹患する一般的な疾患への対応には、前向きの健常人ゲノムコホートや疾患ゲノムコホートを引き続き推進するとともに、遺伝要因に加えて環境要因と疾患の関連を解明する必要がある。
これら疾患研究は国民の多くが罹患する疾患であり、医療介入によって医療費の削減や健康寿命の延伸など大きな発展の可能性を秘めているものの、得られた研究成果を医療に応用するまでに時間と費用を要するため、早期から戦略的に取り組む必要があります。
事業の案内ページ
応募資格者
日本国内の研究機関(民間企業含む)に常勤で所属する研究者を研究開発代表者とした、研究開発チーム
※詳細は「公募要領」の「Ⅲ.1.応募資格者」をご参照ください。
公募期間
ヒアリング日程
平成30年2月21日(水)
公募説明会
日時:平成30年1月12日(金)18時45分~20時00分(開場は18時30分から)
場所:国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)205会議室
(東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル20階)
所在地 | 機構の紹介 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
- 事前の申し込みが必要となります。以下メールアドレスに参加者のお名前及びフリガナ、ご所属名をご連絡ください。先着順に受付させていただきます。なお、会場の都合上、先着30名以降の方はお断りすることがありますので、なるべく最小限の人数でのご参加を希望いたします。また、状況によっては参加者のご調整いただくことがあります。
- 申込先:genome-platform"AT"amed.go.jp("AT"の部分を@に変えてください)
- 申込締め切り 1月10日(水)正午
応募方法
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)を通して応募してください。
郵送、持ち込みは受け付けません。
詳細は公募要領「Ⅳ.1.研究開発提案書等の作成及び提出方法」をご参照ください。
応募先
資料
関連リンク
掲載日 平成29年12月27日
最終更新日 平成30年2月1日