開催案内
開催概要
Dissemination and Implementation (D&I) Science(普及と実装科学、D&I科学)は、様々な研究デザイン、方法論を用い、患者、保健医療従事者、組織、地域などのステークホルダーと協働しながら、エビデンスのある介入法を、効果的、効率的に日常の保健医療活動に取り入れる方法を開発、検証する学問領域です。
D&I研究の目的は、1)エビデンスに基づく介入があるにもかかわらず広く実施されていない状況(エビデンス・プラクティスギャップ)に対し、実施に向けての阻害・促進要因を明らかにすること、2)阻害要因に対処するための戦略を開発すること、3)その戦略の実装に対する有効性を検証することになります。
今回の学術集会は、1)に対するアプローチをメインテーマとします。午前中のワークショップでは、海外のD&I研究において、エビデンス実装の阻害・促進要因を分析するために広く活用されている「実装研究のための統合フレームワーク(consolidated framework for implementation research: CFIR)」を紹介します。
午後のセッションでは、先行する研究事例をD&I研究の観点からじっくりと振り返ります。
平成31年度 日本医療研究開発機構 地球規模保健課題解決推進のための研究事業においては、Global Alliance for Chronic Diseases(GACD)と連携した実装研究(Implementation Research)を推進しています。これと関連して本研究会開催を後援しています。
イベント開催案内
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開催概要
名称
「D&I科学研究会(普及と実装科学研究会) 第2回学術集会 ―エビデンス・プラクティスギャップはなぜ起こるのか? 実装の阻害・促進要因に迫る―」
会期
令和元年7月13日(土)10時00分~15時20分
会場
国立がん研究センター 新研究棟1階 大会議室
東京都 中央区 築地 5-1-1
対象
エビデンスの普及と実装に興味のある全国アカデミアの研究者、教育者、医療・福祉・保健・行政関係者の方など
定員
参加費
参加申し込み
主催
国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター
プログラム
10時00分から10時10分 |
[当番世話人挨拶]金 吉晴(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 所長)
[代表世話人挨拶]内富 庸介(国立がん研究センター 中央病院 支持療法開発センター長/ 社会と健康研究センター副センター長) |
10時10分から11時40分 |
ワークショップ「実装研究のための統合フレームワーク(CFIR)を使って、エビデンス実装の阻害・促進要因を分析する」
トピック1『D&I研究イントロダクション』
トピック2『CFIRの概要』
トピック3『CFIRの活用事例』
島津 太一(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部)
齋藤 順子(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部)
今村 晴彦(東邦大学医学部 社会医学講座衛生学分野 |
11時40分から11時45分 |
[第3回学術集会 当番世話人挨拶]
遠藤 弘良(聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科長) |
11時45分から13時15分 |
休憩・交流会(コアタイム12時40分から13時10分)、
世話人会(11時45分から12時40分 |
13時15分から14時15分 |
研究事例紹介(各演題:発表30分、討論30分)
演題 1『がん告知技術を全国の腫瘍医に届けるには 12年の軌跡』
藤森 麻衣子(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 健康支援研究部) |
14時15分から15時15分 |
演題 2『妊娠期からの切れ目のない支援における医療・保健・福祉が連携した地域介入プログラム 須坂トライアルから明らかになったこと』
立花 良之 (国立成育医療研究センター こころの診療部 乳幼児メンタルヘルス診療科) |
15時15分から15時20分 |
[閉会挨拶]中釜 斉(国立がん研究センター 理事長) |
共催
日本がん支持療法研究グループ(J-SUPPORT)
後援
- 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
- 厚生労働省
- 国立研究開発法⼈科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)
- 国立学法人 東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻
お問い合わせ先
シンポジウムに関するお問い合わせ先
国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部
研究会(RADISH)事務局(担当:島津太一)
E-mail:DandI“AT”ncc.go.jp
AMED事業に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
国際事業部 国際連携研究課
E-mail:chikyukibo“AT”amed.go.jp
※お問い合わせは基本的にE-mailでお願いいたします。
※E-mailは上記アドレス"AT"の部分を@に変えてください。