創薬支援推進事業 創薬総合支援事業(創薬ブースター)支援テーマの導出支援について

更新履歴

令和7年8月1日支援中テーマ一覧及び導出活動状況一覧を更新しました。
令和7年7月18日「創薬総合支援事業(創薬ブースター)における導出に関する基本的考え方」を改定し、
「「創薬総合支援事業(創薬ブースター)における導出に関する基本的考え方」に関する質疑応答集(Q&A)」
支援テーマの導出入にむけた流れを更新しました。

創薬総合支援事業(創薬ブースター)における導出に関する基本的考え方

AMED創薬総合支援事業(創薬ブースター)は、創薬事業部創薬企画・評価課(iD3)が実施する創薬支援推進事業の中核事業であり、アカデミア発創薬シーズの実用化加速・支援を行っています。また、創薬ブースターによって得られた成果については、確実に医薬品としての実用化につなげるため、創薬事業部が企業等への導出*に係る支援を行っています。
創薬ブースターの支援テーマを企業等へ導出するまでの一連の活動に必要な事項とその考え方をまとめた「創薬総合支援事業(創薬ブースター)における導出に関する基本的考え方」と、質疑応答集(Q&A)を以下に掲載しています。
*「導出」とは、企業等に対して支援テーマに関する知的財産権等の実施許諾、権利譲渡、支援テーマの主任研究者(Principal Investigator:PI)と企業等による共同研究の開始等をいいます。

導出活動状況一覧

創薬ブースターで支援中の全テーマはテーマ概要とともに以下に一覧を掲載しています。

また、創薬ブースターの支援により得られた研究成果等の状況等を踏まえ、企業等への導出が期待できると創薬事業部が判断するテーマ、又は企業等より導入検討の希望を受けているテーマについては、導出候補テーマとして以下の「導出活動状況一覧」にその状況を掲載しています。

導出活動状況一覧(掲載日:令和7年8月1日)

導出候補テーマ
課題番号
課題名 主任研究者
(Principal investigator:PI)
モダリティ
支援ステージ
導出活動の状況 導出活動
担当機関名
導出活動担当機関連絡先
DNW-16014 結核菌必須遺伝子を標的にした抗結核薬の開発 松本 壮吉
(新潟大学大学院医歯学総合研究科)
低分子化合物
(天然物含む)
最適化
CDA締結後に開示可能なデータあり AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-17017 カルバペネマーゼ等産生多剤耐性菌を抑制する阻害物質及び抗菌性物質の開発 荒川 宜親
(藤田医科大学医学部)
低分子化合物
最適化
CDA締結後に開示可能なデータあり AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-19004 薬剤耐性株にも効果を示す赤血球期マラリア原虫を標的とした新規マラリア治療薬の開発 東岸 任弘
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
低分子化合物
最適化
CDA締結後に開示可能なデータあり
※MTA締結企業等あり
令和7年12月までの期間でCDA締結可能
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-21008 ムコ多糖症II型脳病態に有効な新規低分子アロステリックシャペロン薬の開発 檜垣 克美
(鳥取大学研究推進機構)
低分子化合物
最適化
CDA締結後に開示可能なデータあり
※CDA締結企業等あり
令和7年9月までの期間でCDA締結可能
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-21013 肺動脈性肺高血圧症に対する抗体医薬の探索 山村 寿男
(名古屋市立大学医薬学総合研究院(薬学))
抗体
標的検証後期
導出先候補企業に独占交渉期間を設定中
 
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-21020 がん特異的X複合体の阻害による副作用の少ない抗がん剤の探索 加藤 順也
(奈良先端科学技術大学院大学研究推進機構)
低分子化合物
スクリーニング
CDA締結後に開示可能なデータあり
第16回 DSANJ Bio Conference 2025(令和7年8月27日~9月2日開催)参加
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-22001 新規オートファジーの活性化によるポリグルタミン病薬の探索 清水 重臣
(東京科学大学総合研究院)
低分子化合物
スクリーニング
CDA締結後に開示可能なデータあり AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-22004 トリプルネガティブ乳がん共通のバイオロジーを標的とした新規医薬品の探索 福山 隆
(北里研究所北里大学メディカルセンター)
抗体薬物複合体
標的検証後期
導出先候補企業に独占交渉期間を設定中
 
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-23010 神経変性疾患原因タンパク質の効率的な除去方法の探索 稲野 将二郎
(田附興風会医学研究所)
遺伝子治療
標的検証後期
CDA締結後に開示可能なデータあり
※CDA締結企業等あり
 令和7年12月までの期間でCDA締結可能
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-23031 免疫制御因子X阻害剤の探索 合山 進
(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
低分子化合物
標的検証後期
CDA締結後に開示可能なデータあり
※CDA締結企業等あり
令和7年9月までの期間でCDA締結可能
第16回 DSANJ Bio Conference 2025(令和7年8月27日~9月2日開催)参加
AMED id3desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
DNW-24025 癌細胞浸潤・増殖促進タンパク質Xを標的とした抗癌剤の検証 稲垣 直之
(奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科)
核酸、低分子化合物
標的検証前期
第16回DSANJ Bio Conference 2025(令和7年8月27日~9月2日開催)参加 AMED id4desk”at”amed.go.jp
(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)
  • 各導出候補テーマに関するお問い合わせは、導出活動担当機関連絡先までお願いします。
  • 支援中テーマ、又は導出候補テーマ全般に関するお問合せはメール(自由形式)にて受け付けていますので次の窓口までご連絡ください。

お問合せ窓口

日本医療研究開発機構創薬事業部創薬企画・評価課
id3desk”at”amed.go.jp(※アドレスは”at”の部分を@に変えてください。)

支援テーマの導出入にむけた流れ

創薬ブースター支援テーマの企業等への導出に向けた流れはおおよそ以下のとおりです。

  • ①創薬ブースターによる支援
    支援中テーマはテーマ概要と共に一覧をAMEDホームページに掲載しています。
  • 下向きの矢印
  • ②導出候補テーマの公表
    導出活動中テーマは「導出活動状況一覧」にその状況を掲載しています。支援中テーマ一覧と共に本ページ中段の“導出活動状況一覧”の欄をご参照ください。
    興味のあるテーマについて、当該一覧に掲載する当該テーマの「導出活動担当機関の連絡先」までご連絡ください。
  • ③企業等による検討
    支援テーマの状況に応じて、導入検討を目的として支援成果等を開示します。
    なお、秘密情報の開示に先立ち導出活動担当機関との秘密保持契約(CDA)の締結をお願いします。 導出担当機関が①の場合、企業等とPI所属機関(テーマにより分担研究者所属機関が参加することもあり)との契約となり、AMEDは締結当事者となりません。導出担当機関が②の場合、企業等、PI所属機関及びAMEDの三者間契約となります。
  • 下向きの矢印
  • ④企業等との交渉
    導入を希望する企業等は、導出活動担当機関が別に定める提出資料を作成し、秘密保持契約締結期間内に導出活動担当機関に提出し、交渉してください。
    AMEDが導出担当機関の場合、大学等と企業等との窓口として交渉を仲介します。
  • 下向きの矢印
  • ⑤導出条件合意 及び ブースター支援終了
    交渉による契約条件の合意により、⑥の契約締結日前日又は創薬ブースター支援終了日のいずれか早く到来した日において、ブースター支援は終了となります。
  • 下向きの矢印
  • ⑥導出入に関する契約締結
    大学等、企業等の間で導出入に関する契約(共同研究契約、ライセンス契約等)を締結してください。

創薬ブースター導出テーマを対象とした希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業の公募

日本医療研究開発機構では、希少疾病用医薬品の製造販売承認取得を目指す研究開発型企業等における開発を推進するため、一定の開発費用を補助する希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業を行っています。
本事業において、創薬ブースターで支援したシーズの実用化を推進するため、創薬ブースターと連携して希少疾病用医薬品の開発を支援します。
創薬ブースターの支援テーマの導出先候補企業に選定されている、又は導出先企業に決定された製薬企業等のうち、希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業による支援を希望する企業等を以下の要領で募集します。
※ 導出先候補企業及び導出先企業に関する詳細については、「創薬ブースターにおける導出に関する基本的考え方」を参照ください。

応募資格者

​本公募の応募資格者は、創薬ブースターの導出先候補企業に選定されている、又は導出先企業に決定された製薬企業等であって、公募要領で定める条件を満たす企業等に限ります。(公募要領「第3章3.1 応募資格者」を参照)

公募期間

通年

応募方法

公募要領に記載のとおり、応募してください(公募要領「第4章 提案書等の作成・提出方法」を参照)

提案書類の取りまとめ日

本公募の提案書類は通年で受け付けます。評価は年3回(5月末、11月末、2月末)取りまとめて行います。

本公募に係る詳細は下記公募要領を、希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業の運営に関しては事業の案内ページのリンク先をご覧ください。
公募要領及び提案書様式は「希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」の各年度の公募と異なる点があるため、必ず、本ページに掲載されている資料をご確認のうえで、ご応募ください。
応募及びお問合せは、下記【応募先・お問合せ先】に記載の希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業 担当までお願いします。

資料

事業の案内ページ

応募先・お問合せ先

国立研究開発法人日本医療研究開発機構 創薬事業部 創薬企画・評価課 創薬支援推進事業-希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業 担当

〒103-0022 東京都中央区日本橋1-5-5 室町ちばぎん三井ビル8階

E-mail: id3preo"AT"amed.go.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
※お問合せは必ずE-mailでお願いいたします。

掲載日 令和3年7月20日

最終更新日 令和7年8月1日