アカデミア医薬品シーズ等開発推進会議(AMED-FLuX)
概要
AMEDは、アカデミア創薬に産業界の意見を取り込み、実用化への道のりを明確化することを目的として、令和3年度に、アカデミア医薬品シーズ開発推進会議(AMED-FLuX:Frank Conference between Academia and Industry for Leading united Translational Research on Academia Seeds)を設置した。製薬企業16社から31名のアドバイザーの方々(令和7年10月時点)が、AMEDで支援中の研究開発課題に対して、製薬企業の視点から実用化に向けた助言を行う。
目的
- アカデミア研究者と製薬企業の専門家が自由かつ率直に意見交換できる場を提供し、研究成果の実用化を加速することを目的とする。
- 創薬シーズの価値評価や開発要件に関する認識の差異について、産業界の視点を早期に取り入れ、研究成果を実用化につなげるための気づきを得る機会を提供する。
- AMEDの事業間連携の強化やシーズの育成に係る機能を担うものとする。
対象課題
AMED事業で支援中の研究開発課題(医療機器・ヘルスケアPJを除く)のうち、以下の全てを満たすものとする。
(1) 早期ステージの研究開発課題であること
(2) 企業導出、企業との共同研究が行われていないこと
※ ただし、上述の企業は、スタートアップ企業を含まない
- ⓪標的探索型課題
病態解明から新しい標的分子の発掘や新規作用機序の探索が実施されている課題 - ①標的検証型課題
同定された標的分子やその分子作用機序の妥当性検証が実施されている課題 - ➁シーズ探索型課題
評価系によるスクリーニングからヒット化合物を得て、シーズ探索が実施されている課題 - ③創薬基盤技術型課題
創薬研究の加速化、高度化、臨床予測性向上などに資する革新的な基盤技術に関する課題
※特に上記①②のステージで成果が具現化している課題が望ましい。
会議運営
(開催頻度・態様)
- 年5回(5月、7月、9月、11月、1月)を目途に会議開催。1回当たりの課題数は、5課題程度。1課題当たりの時間は、基本45分とする。ただし、附議状況に応じて調整する。
(守秘義務)
- 企業アドバイザーは、AMEDの科学技術調査員として委嘱(守秘義務あり)。事前に課題の概要(ノンコンフィデンシャル情報)を確認していただき、COIの問題がある場合は参加を見合わせていただく。
(参加者)
- 会議には、アカデミア研究者、企業アドバイザーの他、課題担当のPS/PO、AMED-FLuX事務局関係者、AMED関係者の同席も可能とする。
(匿名のオンライン会議)
- 自由に意見が言える環境を確保する観点から、原則としてオンライン会議とし、匿名性を確保する。
- 会議では、アカデミアの研究者よりプレゼンテーション(可能な範囲でコンフィデンシャル情報を含める)を行い、匿名参加の企業アドバイザーと質疑応答、意見交換を行う。
(意見交換のポイント)
- 企業アドバイザーは企業代表ではなく個人として参加
- 実用化の観点から、研究成果をどのように活かせるかを前向きかつ率直に助言
- 会議後には文書コメントを提出し、研究者へフィードバック
- 主な論点例(研究者から企業アドバイザーへの質問・相談事項について企業的視点からの評価)
・医療ニーズと製品コンセプトを踏まえ、有望なシーズと判断するために必要な要件
ex) 研究開発方針・計画(モダリティ選択、対象疾患、事業性判断、実施体制、TRの進め方など)の妥当性など
・次に実施すべき研究開発項目
・基盤技術の他疾患領域への応用可能性
FLuXコーディネーター
アカデミア、企業双方の考え方を理解したうえで、多様な企業アドバイザーの意見について、高い視座・広い視野から俯瞰した立場で総括し、企業視点の考え方を研究者にインプットする。
磯野藤男 山梨大学客員教授
FLuX企業アドバイザー
専門領域等及び名簿(公表にご了解いただいた方のみ)は以下のとおり。
AMED-FLuXアドバイザーの専門領域等
(令和7年10月時点)
AMED-FLuXアドバイザー名簿
(令和7年10月時点、企業名五十音順、敬称略、公表にご了解いただいた方のみ)
| 企業名 | 所属・役職 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 旭化成ファーマ株式会社 | 医薬研究センター | 石津谷 俊則 |
| 2 | アステラス製薬株式会社 | オープンイノベーションマネジメント 京都大学アライアンスステーション長 | 黒光 貞夫 |
| 3 | エーザイ株式会社 | グローバルADオフィス ADサイエンティフィックフェロー | 大郷 真 |
| 4 | 大塚製薬株式会社 | 研究管理部 部長補佐 | 中村 茂樹 |
| 5 | 小野薬品工業株式会社 | 研究推進部 リサーチプロジェクトマネージャー | 田中 真 |
| 6 | 協和キリン株式会社 | 研究本部 イノベーションセンター Executive Research Director | 白石 泰久 |
| 7 | 研究本部 イノベーションセンター Principal Investigator(グループ長) | 江嵜 正浩 | |
| 8 | 塩野義製薬株式会社 | 創薬疾患研究所 グループ長 | 加藤 秀昭 |
| 9 | 創薬化学研究所 QOL疾患創薬領域長 | 釘宮 啓 | |
| 10 | 創薬化学研究所 主幹研究員 | 垰田 善之 | |
| 11 | 住友ファーマ株式会社 | R&D本部 化学研究ユニット 主任研究員 | 相原 佳典 |
| 12 | R&D本部 副本部長(プロジェクト推進)付 | 丁 昊 | |
| 13 | 第一三共株式会社 | 研究イノベーション企画部 部長 | 山本 昌司 |
| 14 | 研究イノベーション企画部 オープンイノベーショングループ長 | 富里 亘 | |
| 15 | 研究イノベーション企画部 ディレクター | 小林 英毅 | |
| 16 | 武田薬品工業株式会社 | Non Clinical Safety & Pharmacology Director | 篠澤 忠紘 |
| 17 | グローバルケミストリー IVP&Screening グローバルヘッド | 水上 温司 | |
| 18 | 田辺三菱製薬株式会社 | クリニカルサイエンス部 主席研究員 | 米田 光 |
| 19 | 創薬本部 主席研究員 | 塩谷 正治 | |
| 20 | 創薬基盤研究所 主幹 | 竹宮 明広 | |
| 21 | マルホ株式会社 | R&Dマネジメント部 シニアアドバイザー | 井上 隆幸 |
上記企業様の他に、以下の企業様からもご参加いただいております。
大鵬薬品工業株式会社、中外製薬株式会社(4名)、日本新薬株式会社、久光製薬株式会社
(令和7年11月時点、企業名五十音順)
過去の附議課題一覧
創薬ガイドブック(Ver.2.0)
お問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
研究開発戦略推進部 研究開発企画課 総括戦略グループ
Tel:03-6870-2333
E-mail:flux”AT”amed.go.jp
※お問い合わせはE-mailでお願いいたします。E-mailは上記アドレス”AT”の部分を@に変えてください。
関連リンク
最終更新日 令和8年4月24日


