GEM Japan Data Use & Researcher Identities (DURI)

概要

ヒトのデータセットを二次利用する際には、①利用する研究者がなりすましではなく本人であり利用に際しての適格性を有していること、②データ提供者が同意する利用範囲とデータ利用者の研究目的・利用意図が合致していること(マッチング)、の確認が必要である。後者については、データを収集する各研究機関のインフォームド・コンセントが不統一であることもあり、データセットを二次利用する際のマッチングに多くの時間や手間を要している現状がある。
これらの課題に対処するために、このWork Streamでは、どのような研究者がデータを利用する適格性を有しているかを定め、それをもとに適格な研究者本人を電子的に認証する機関の整備を進める。また、利用範囲や研究目的・利用意図を記述するためのData Use Ontologyを策定して標準化を行うことにより、マッチングがスムースに行われ、認証されたデータ利用者が利用可能なデータセットに自動的にアクセスできる仕組みの構築を目指す。

参考記事:Data Use Ontology approved as a GA4GH technical standard

Tool Kit(2019年12月時点)

リリース済み

  • Data Use Ontology (DUO)

参加メンバー

リード

リンク

(記事協力:AMED科学技術調査員 秦千比呂)

掲載日 令和元年12月24日

最終更新日 令和元年12月24日