社会共創(Social Co-Creation) 持続可能な開発目標(SDGs)への対応

2015年9月、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、その成果文書として「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」は17の目標と169のターゲットから成り立ちます。
AMED におけるすべての事業は、目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に向けた取組ですが、同時に、他の目標の達成にも貢献できるよう目指しています。今後も「社会共創」の取り組みの一環として、AMED 全体で 2030年のSDGs 目標達成に向けて取組を推進していきます。

SDGsマーク

AMED事業におけるSDGs達成に向けた代表的な取組

SDGsターゲット3.5:薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する

動画イメージ図
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こちらの動画では、SDGsターゲット3.5「薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する」の達成に向けて貢献する、下記3つの研究開発課題をご紹介しています。

ケース1
AMED医工連携イノベーション推進事業(所管:経済産業省)
【課題】アルコール依存症治療用アプリに関する開発・事業化
【代表】宋 龍平(株式会社CureApp)

ケース2
AMED脳とこころの研究推進プログラム(所管:文部科学省)
【課題】多階層的解析を基盤とした薬物依存症の解明
【代表】永井 拓(学校法人藤田学園藤田医科大学)

ケース3
AMED障害者対策総合研究開発事業<精神障害分野>(所管:厚生労働省)
【課題】様々な依存症に対する個人認知行動療法プログラムの開発と効果検証に関する研究
【代表】松本 俊彦(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)

未診断疾患イニシアチブ(IRUD:Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases

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臨床的な所見を有しながら通常の医療の中で診断に至ることが困難な患者さん(いわゆる未診断疾患患者)は、多数の医療機関で診断がつかず、原因もわからず、治療方法も見つからないまま、様々な症状に悩まされています。
AMEDが研究班と二人三脚で進める未診断疾患イニシアチブ Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases(IRUD) は、こうした未診断疾患患者さんの情報共有と診断確定、そして治療を見据えた病態解明やシーズ創出を目的として、平成27(2015)年から推進している研究開発プログラムです。

医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラムSATREPS)

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SATREPS(サトレップス Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)は、開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象とし、将来的な社会実装の構想を有する国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進します。地球規模課題とは、一国や一地域だけで解決することが困難であり、国際社会が共同で取り組むことが求められているグローバルな問題を指します。SATREPSでは様々な地球規模課題の解決、科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術の獲得、そしてこれらを通じたイノベーションの創出を目的としています。また、その国際共同研究を通じて、開発途上国の自立的研究開発能力の向上と、課題解決に資する持続的活動体制の構築を図ります。

医療分野国際科学技術 共同研究開発推進事業(アフリカにおける顧みられない熱帯病(NTDs)対策のための国際共同研究プログラム)

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本プログラムにより我が国は、アフリカの新興国・途上国において、互いの科学技術、人材育成の強化を通じ、アフリカ諸国が発展する際の大きな阻害要因としてその対策が急務となっている“顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases:NTDs)”対策に、その科学技術力によって貢献していくことを目指します。

お問い合わせ先

宛先 AMED研究公正・社会共創課 (社会共創担当)
住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル23階
E-Mail co-creation"AT"amed.go.jp ※"AT"を@に変換してください

最終更新日 令和6年1月23日