事業紹介 研究開発統括推進室

概要

第2期中長期目標で定める「医療に関する研究開発のマネジメント」において、AMEDの研究開発マネジメントに係る情報分析を行うとともに、これに基づきAMEDに求められる機能を発揮するための取組の推進や体制の構築等を図り、モダリティ等を軸としつつ、疾患領域にも着目したプロジェクト間の連携を含む統合プロジェクト全体の推進機能の強化や、AMED の研究開発の成果の最大化に資する提案等を通じて、より効果的・効率的な研究開発マネジメントを推進することを目指します。さらに基金等を活用した健康・医療分野におけるムーンショット型研究開発等事業の中長期的な研究開発を推進致します。

研究開発企画課

モダリティ等を軸にした統合プロジェクトにおいて、PDによるマネジメント機能の下、ライフステージを俯瞰した健康寿命延伸を意識した取組等を推進するため、AMS(AMED研究開発マネジメントシステム)等を活用した分析等を行い、見える化を図る等、統合プロジェクト間・PD間・事業間での連携を促進致します。また、DC(疾患領域コーディネーター)等と連携により、疾患領域マネジメントも戦略的・体系的に推進するなど、PD・DCとの意見交換や、統合プロジェクト連携シンポジウムの機会等を通じて研究開発成果の最大化を目指します。また、AMED全事業を俯瞰し、事業管理や評価のあり方等に係る部横断的課題の検討等の取りまとめを担当します。

基金事業課

基金事業課では、基金を設置し“健康・医療分野におけるムーンショット型研究開発等事業”  として、「ムーンショット型研究開発事業」と「革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)」を推進しています。

ムーンショット型研究開発事業

政府は、ムーンショット型研究開発制度を創設し、困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象として、人々を魅了する野心的な10の目標を掲げ、挑戦的な研究開発を推進しています。本事業では、そのうちのムーンショット目標7「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」の達成に向けて、「慢性炎症の制御」をキーワードに革新的なアプローチによる研究開発を推進しています。

革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型) “AIMGAIN”

我が国においては、医療上の必要性や緊要性が高い場合であっても、事業性等がハードルとなり、単独の企業やアカデミアでは取り組みにくい領域が存在することから、本事業では、複数のアカデミアと複数の企業がコンソーシアム等を構築し、国費と企業原資の研究リソースを組み合わせた複数年にわたる幅広い産学官連携を通じて、オープンイノベーションによる「非競争領域」における共同研究を推進し、医療上の必要性が高く特に緊要な医薬品、医療機器等の革新的な研究開発の実現を目指します。

最終更新日 令和6年1月23日