拠点研究事業課 中央治験審査委員会・中央倫理審査委員会基盤整備事業 平成29年度事後評価

中央治験審査委員会・中央倫理審査委員会基盤整備事業の補助事業課題における事後評価結果(平成29年度終了課題)を公表します。

1.事後評価の目的

事後評価は、補助事業課題等の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

​中央治験審査委員会・中央倫理審査委員会基盤整備事業(以下、本事業)では、課題評価委員会を以下の日程で開催し、本事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に事後評価を実施しました。

2.課題評価委員会

開催日:
平成30年10月30日~12月5日 ※書面評価、およびメール持ち回りによる審議

評価委員については以下のPDFファイルをご覧ください。

3.事後評価対象課題

4.評価項目

  • 補助事業達成状況
  • 補助事業成果
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • 総合評価

5.総評

平成28年度中央治験審査委員会・中央倫理審査委員会基盤整備モデル事業において取り纏められた審査の委受託に関するガイドラインを参考として中央治験・倫理審査委員会体制の一層の整備、運用改善を図ることを目的に、医療法第4条の3第1項に規定する臨床研究中核病院(ただし、平成28年度までに承認を得た病院を対象とする)及び平成28年度中央治験審査委員会・中央倫理審査委員会スタンダードモデル構築事業で採択された機関の11機関において、審査の委受託を実施するために必要な事務局要員等の人員確保、書類管理を含む電子申請システム、テレビ会議システム等の機器整備及び体制を整備した上で、審査の委受託に関する相談を実施しました。
また、名古屋大学、国立病院機構以外の9機関については、平成29年度第2回医療分野の研究開発関連の調整費による追加交付において、臨床研究法の施行を見据え、中央倫理審査の促進及び質の高い審査を実施するために必要な、特定臨床研究を含めた臨床研究の審査体制を整備しました。さらに、がん、認知症、難病、再生医療、医療機器などの疾患領域の特殊性及び、法施行後に審査が集中する可能性がある地域における中央倫理審査の体制の6つの領域のうちのいずれか1つの領域において、公募にて採択された31機関と共に調査・検討し、会議等で結果を共有しました。

平成29年度当初予算にて選定された11機関、および調整費にて選定された31機関の、計42機関の課題について事後評価を実施しました。
課題評価委員会における事後評価の総合評点は、全課題が6.0点以上となり、期待を超えた、または概ね期待どおりの進捗と成果が得られたと評価されました。 

最終更新日 令和5年3月31日