医薬品研究開発課 革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業 中間評価結果
革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業における中間評価結果を公表します。
中間評価の目的
革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業(以下、「本事業」といいます。)は、我が国のバイオ医薬品の国際競争力を強化するため、バイオ医薬品の創出に関する先端的技術を有する機関に対して、製薬企業が抱える技術的課題の解決及び世界初の革新的な次世代技術の創出を委託するものです。
本事業では、事業開始3年目にあたる平成28年度に、研究計画や出口戦略の達成度を厳格に評価することを目的として、本事業における中間評価の評価項目に関して、評価対象となる研究開発課題別に書面審査及びヒアリング審査にて中間評価を実施しました。
課題評価委員会
開催日:平成28年6月9日、同10月20日、同11月7日、同11月24日
課題評価委員
評価項目
技術開発課題
- 研究開発進捗状況について
- 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
- 研究開発成果について
- 成果が着実に得られる見込みがあるか・必要な知的財産の確保される見込みがあるか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
- 十分な連携体制が構築されているか
- 今後の見通し
- 企業等への導出に向け、今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
- 知的財産
- 革新的な知的財産創出が期待できるか
- 企業等への知的財産の導出にむけた、有効な知的財産戦略体制の構築が期待できるか
- 総合評価
- 1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
- 若手研究者や女性研究者等のキャリアパス支援が図られているか
- 必要な知的財産等の確保がなされた上で、専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表などのほか、科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
- 計画の見直し、中断・中止等の措置が必要か
- 1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する
知財戦略課題
- 研究開発進捗状況について
- 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
- 研究開発成果について
- 成果が着実に得られているか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
- 十分な連携体制が構築されているか
- 今後の見通し
- 企業等への導出に向け、今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
- 知的財産
- 企業等への知的財産の導出にむけた、有効な知的財産戦略の策定、体制の構築が期待できるか
- 総合評価
- 1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する
・生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
・キャリアパス支援が図られているか
・計画の見直し、中断・中止等の措置が必要か
- 1~5及び下記の事項を勘案して総合評価する
対象課題及び評価結果
技術開発課題
採択 年度 |
終了 年度 |
研究開発課題名 | 代表機関名 | 研究開発代表者 |
---|---|---|---|---|
26 | 30 | 特殊環状ペプチドを中核とした革新的次世代バイオ医薬品開発の加速 | 国立大学法人東京大学 | 菅 裕明 |
26 | 30 | 新規CRISPR-Cas9システムセットの開発とその医療応用 | 国立大学法人東京大学 | 濡木 理 |
26 | 30 | 第3世代ヘテロ核酸の開発 | 国立大学法人東京医科歯科大学 | 横田 隆徳 |
26 | 30 | 毒性ゼロに向けた革新的核酸医薬プラットフォーム構築 −デュアル修飾型人工核酸の創製・探索・評価− |
国立大学法人大阪大学 | 小比賀 聡 |
26 | 30 | 任意の遺伝子発現制御を可能にする革新的ポリアミド薬剤の開発 | 国立大学法人京都大学 | 杉山 弘 |
26 | 30 | ヒトIgG特異的修飾技術による多様な機能性抗体医薬の創出 | 国立大学法人鹿児島大学 | 伊東 祐二 |
26 | 30 | 多機能複合分子標的物質の作製による細胞運命操作技術の開発 | 国立大学法人徳島大学 | 岡崎 拓 |
26 | 30 | 高分子ナノテクノロジーを基盤とした革新的核酸医薬シーズ送達システムの創出 | 国立大学法人東京工業大学 | 西山 伸宏 |
26 | 30 | 染色体工学技術を用いたヒト抗体産生ラットの作製 | 国立大学法人鳥取大学 | 香月 康宏 |
26 | 30 | 革新的次世代型がん特異的抗体の開発とその臨床応用 | 国立大学法人東北大学 | 加藤 幸成 |
26 | 30 | 臨床腫瘍特異的なシングルドメイン抗体機能複合体の取得技術に関する研究 | 国立大学法人東京医科歯科大学 | 石川 俊平 |
26 | 30 | バイオ医薬品局所徐放のための展開型ナノシート創出技術開発 | 国立大学法人東北大学 | 阿部 俊明 |
26 | 30 | エクソソーム改変技術を用いた新規ドラッグデリバリーシステムの開発 | 国立研究開発法人国立がん研究センター | 吉岡 祐亮 |
26 | 30 | タンパク質翻訳を促進する新規ノンコーディングRNAを用いた革新的創薬プラットフォームの構築 | 独立行政法人理化学研究所 | カルニンチ・ピエロ |
26 | 30 | RNAi型医薬品を標的組織ならびに多能性幹細胞で持続的に発現させるウイルスベクター技術の開発 | 国立大学法人京都大学 | 朝長 啓造 |
26 | 30 | アンメット疾患領域を開拓するスマートなケモバイオ抗体 | 国立大学法人東北大学 | 梅津 光央 |
26 | 30 | バイオ医薬品評価のための新世代ヒト化マウスの開発 | 独立行政法人理化学研究所 | 石川 文彦 |
採択 年度 |
終了 年度 |
研究開発課題名 | 代表機関名 | 研究開発代表者 |
---|---|---|---|---|
27 | 30 | 次世代バイオ医薬品を目指した低分子二重特異性抗体の基盤技術開発 | 国立大学法人東京農工大学 | 浅野 竜太郎 |
27 | 30 | 新規アミノ酸を用いた高親和性・高安定性VHH抗体の作製技術の開発 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 坂本 健作 |
27 | 30 | 骨格筋指向性のあるペプチド付加モルフォリノ核酸DDS技術の臨床応用に向けた開発 | 学校法人日本医科大学 | 岡田 尚巳 |
27 | 30 | 組織特異的送達能を有するコンジュゲートsiRNAの創成 | 国立大学法人岐阜大学 | 上野 義仁 |
27 | 30 | 糖タンパク質バイオ医薬品の糖鎖の高機能化のための解析・制御・管理システムの開発 | 学校法人日本医科大学 | 川崎 ナナ |
27 | 30 | バイオ医薬品のマルチモーダル化による可視化・定量技術開発 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 渡邊 恭良 |
27 | 30 | 全身・臓器丸ごとイメージング技術によるバイオ医薬品の時間的・空間的な体内動態可視化技術の開発 | 国立大学法人東京大学 | 上田 泰己 |
27 | 30 | ゼノ核酸アプタマー創薬基盤技術の開発 | 国立大学法人群馬大学 | 桒原 正靖 |
27 | 30 | 細胞内がん抗原を標的とするT細胞受容体様抗体の効率的取得法の開発 | 国立大学法人富山大学 | 磯部 正治 |
採択 年度 |
終了 年度 |
研究開発課題名 | 代表機関名 | 研究開発代表者 |
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26 | 30 | 革新的バイオ医薬品創出に向けての知財・出口戦略の策定 | 国立大学法人東北大学 | 赤堀 浩司 |
掲載日 平成30年1月24日
最終更新日 平成30年1月24日