再生医療研究開発課 「再生医療等実用化研究事業」の令和6年度中間評価結果について

令和6年10月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
再生・細胞医療・遺伝子治療事業部 再生医療研究開発課

「再生医療等実用化研究事業」の令和6年度中間評価結果を公表します。

1.中間評価の目的

中間評価は、研究開発課題について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発計画の見直し(研究開発課題の加速・中断・中止を含む)の要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的に実施されます。今回、4年を超える研究開発期間を予定している研究開発課題のうち、研究開発開始後3年目の2課題を対象に、本事業における中間評価の評価項目に沿って、課題評価委員会において評価対象課題別に書面審査およびヒアリング審査による中間評価を実施しました。

2.中間評価対象課題

開始
年度
終了
年度
研究開発
代表者名
代表機関名 役職 研究開発課題名
R4 R8 中谷 知右 医薬基盤・健康・栄養研究所 プログラム
オフィサー
再生医療の早期実用化を図るための研究開発マネジメントに関する研究
R4 R8 佐藤 正人 東海大学 教授 変形性膝関節症に対する多血小板血漿(PRP)関節内注射の有効性検証医師主導治験:多施設無作為二重盲検比較試験

3.課題評価委員会

書面評価 :令和6年6月12日(水)~ 令和6年7月10日(水)
ヒアリング審査実施:令和6年8月28日(水)

4. 課題評価委員

5.評価項目

  1. 研究開発進捗状況について
  2. 研究開発成果について
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

6.総評

本事業では、再生医療等に関する倫理性及び科学性が十分に担保され得る臨床研究や医師主導治験等に対して、非臨床から臨床段階まで切れ目なく一貫した支援を行っています。また、再生医療の研究開発シーズを着実に臨床研究等の実施に繋げ、その実用化を加速することを目的とする研究マネジメントに関する研究の支援を行っています。中間評価において、総合評価の結果は2件ともに「良い」(6.0点以上)と判断され、研究開発を継続することが決まりました。

最終更新日 令和6年10月30日