再生医療研究開発課 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発)における中間評価・事後評価結果について

「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発)」における中間評価・事後評価等の結果を公表します。

1.中間評価

中間評価の趣旨

中間評価は、研究開発課題について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発計画の見直し(研究開発課題の加速・中断・中止を含む)の要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として実施します。
再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発)において、本事業における中間評価の評価項目に沿って、課題評価委員会において書面審査およびヒアリング審査による中間評価を実施しました。

中間評価対象課題

令和4年度採択課題 2課題(令和8年度終了)

NO. 研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職 研究開発期間
1 製品化戦略に基づいた、国産 MPS による創薬プラットフォームの実証研究 伊藤 弓弦 筑波大学 教授 令和4年7月25日~
令和9年3月31日
2 MPSの標準化・基準作成による産業界への導入と規制当局受け入れとの橋渡し研究 石田 誠一 崇城大学 教授 令和4年7月25日~
令和9年3月31日

 

2.事後評価

事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。
再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発)において、本事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に課題評価委員会において書面審査およびヒアリング審査による事後評価を実施しました。

事後評価対象課題

令和4年度採択課題 6課題(令和6年度終了)

NO. 研究開発課題名 研究開発代表者 所属機関 役職 研究開発期間
1 オンチップ灌流型MPSを基礎とした肝と他臓器が関与する薬物動態・毒性の予測系開発 酒井 康行 東京大学 教授 令和4年8月12日~
令和7年3月31日
2 圧力駆動型生体模倣システムを活用した血液脳関門培養モデルの確立と薬剤中枢移行性評価試験法の開発 杉浦 慎治 産業技術
総合研究所
副連携研究室長 令和4年8月12日~
令和7年3月31日
3 神経・心臓における機能を指標とした医薬品の安全性評価MPSの開発 鈴木 郁郎 東北工業大学 教授 令和4年8月12日~
令和7年3月31日
4 ヒト iPS 細胞を用いた腎臓 MPS の高機能化と疾患モデルへの展開 横川 隆司 京都大学 教授 令和4年8月12日~
令和7年3月31日
5 電気化学バイオセンサを組み込んだ多孔膜MPSの開発と高感度バイオ・薬剤計測を可能にする無機材料の開発 伊野 浩介 東北大学 准教授 令和4年8月12日~
令和7年3月31日
6 肺三次元構造機能を再現する高度並列デバイス化オルガノイドの開発 山本 佑樹 HiLung(株) 代表
取締役
令和4年8月12日~
令和7年3月31日
(研究開発代表機関:課題番号順)

3.課題評価委員会

書面評価:令和6年10月10日~10月30日
評価委員会:令和6年12月5日、19日
課題評価委員名簿 PDF添付)

4.評価項目

  1. 研究開発進捗状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

中間評価
今回対象となった2課題について、それぞれ多岐にわたる開発課題を適切に進めており、「優れている」または「良い」と評価されました。

事後評価
今回対象となった6課題は、それぞれの機関がユーザー企業の協力を得ながら独自のMPS評価系を構築するための研究開発を行ってまいりました。「優れている」「良い」または「やや良い」と評価され、何れの課題も今後の展開に期待したいと評価されました。

●公募要領に基づき次年度より研究開発課題1に研究開発分担機関として参加すべき課題の評価
課題評価委員会にて討議の結果、事後評価対象6課題の内3課題については次年度より研究開発課題1の研究開発分担機関として加えるべきと評価されました。

掲載日 令和7年1月31日

最終更新日 令和7年2月6日