遺伝子治療研究開発課 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療シーズ開発加速支援)における令和元年度課題評価結果について

令和2年3月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
戦略推進部再生医療研究課

令和元年度「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療シーズ開発加速支援)」の中間評価・事後評価結果を公表します。

中間評価・事後評価

1.中間評価・事後評価の趣旨

中間・事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療シーズ開発加速支援)において、本事業における中間評価・事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に課題評価委員会において書面審査およびヒアリング審査による中間・事後評価を実施しました。

2.中間評価・事後評価対象課題

中間評価

研究開発課題名 代表研究開発機関 研究開発代表者
iPS細胞由来再生心筋細胞移植療法の産業化を見据えた臨床試験(治験)移行のための品質・安全性の検討ならびに当局対応 Heartseed株式会社 福田 恵一

事後評価

研究開発課題名 代表研究開発機関 研究開発代表者
加工ヒト脂肪細胞の代謝・機能を保持・安定化させる移植用製剤と輸送システムの確立 セルジェンテック株式会社 麻生 雅是

3.課題評価委員会

中間評価

書面評価:令和元年11月7日~11月15日
評価委員会:令和元年12月2日

事後評価

書面評価:令和2年1月15日~1月21日
評価委員会:令和2年2月4日

4.評価項目

  1. 研究開発進捗状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

本事業は、経済産業省の財源で行われる再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業のうち再生医療の実現化を目指す補助事業(全体の3分の2をAMEDが負担、3分の1を企業が負担)です。本補助事業 再生医療シーズ開発加速支援では、ベンチャー企業を含む民間企業を対象とし、企業が有する臨床開発前段階のシーズを再生医療等製品の産業化に向け、迅速に臨床開発に進めるための研究開発を支援しています。

中間評価

開発期間3年(平成30年度~令和2年度)とする1課題については、事業開始1年経過した時点で中間評価を行いました。薬事承認申請を見据えて、治験に向けた開発が、当初予定していた計画から遅れながらも規制当局と合意を得ながら進められていると評価されました。

事後評価

開発期間2年(平成30年度~令和元年度)とした1課題については、概ね計画通りの進捗と成果が得られたという結果でした。また、2年間でほぼ計画通りの成果が得られたことから、今後の展開にも期待できると評価されました。

最終更新日 令和2年3月10日