医療技術研究開発課 令和2年度「女性の健康の包括的支援実用化研究事業」事後評価結果について

女性の健康の包括的支援実用化研究事業における事後評価結果を公表します。

1.事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

2.事後評価委員

氏名 所属・役職
○大内 尉義 虎の門病院 顧問
倉智 博久 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター 総長
佐藤 督 神戸大学医学部 客員教授
第一三共株式会社 研究開発シニアエグゼクティブアドバイザー
デンカ生研株式会社 常務・G47Δユニット長
新谷 歩 大阪市立大学大学院医学研究科医療統計学 教授
永井 成美 兵庫県立大学環境人間学部 教授
中川 慧 大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室 助教

○ 女性の健康の包括的支援実用化研究事業 評価委員長

(敬称略 五十音順)

3.事後評価対象課題

研究開発代表者 所属機関 職名 研究開発課題名
大須賀 穣 東京大学 教授 多面的アプローチによる子宮内膜症・子宮腺筋症の病態解明、および予防・治療法の開発
田中 栄 東京大学 教授 性差をみとめる運動器疾患の病態の解明とそれに基づく診断・治療・予防戦略の開発 
田中 廣壽 東京大学 教授 個体レベルのエネルギー代謝とその異常に基づく疾患における性差の解明
林 邦彦 群馬大学 教授 就労女性のライフコースにおける女性特有の健康問題についての疫学研究
藤原 浩 金沢大学 教授 概日時計の乱れが誘発する若年女性の生殖機能障害の実態とその機序の解析 ー朝食欠食とダイエットに着目してー
(敬称略 五十音順)

4. 評価項目

  1. 研究開発達成状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

女性の就業等の増加、晩産化・少産化、平均寿命の伸長等に伴う様々な問題が存在し、現代の女性の健康に関わる問題は大きく変化しています。
本研究事業では、これらの女性の健康に関する課題解決を目標とし、研究開発を支援します。具体的には、人生の各段階に応じてその心身の状況が大きく変化する女性の生涯を通じた健康や疾患について、心身における性差も加味し、かつライフステージの軸で多面的に包括的にとらえ、エビデンスに基づく「予防/診断/治療/予後・QOL」についての研究開発とその実装を支援します。
今回の事後評価の対象となった5課題は、総合的に計画した又は計画をやや上回る進捗/成果が得られたと評価されました。

最終更新日 令和3年8月27日