ゲノム・データ研究開発課 研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業(ゲノム医療実用化に係るELSI分野)平成29年度課題事後評価結果について
平成29年度「研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業(ゲノム医療実用化に係るELSI分野)」の課題事後評価結果を公表します。
1.事後評価の趣旨
事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。
「研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業(ゲノム医療実用化に係るELSI分野)」では、本事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に課題評価委員会において書面審査及びヒアリング審査による事後評価を実施しました。
2.評価項目
- 1)事業趣旨等との整合性
- 事業趣旨、目標等に沿った事業内容を遂行できたか
- 2)学術的・社会的意義及び創造性
- 学術的・社会的観点から独創性、新規性が溢れる取組を推進できたか
既存の学術研究のアプローチや広報手法を超える取組を検討・実施できたか - 3)適任性・実施体制
- 事業の企画や取組において、自主的に貢献したか
事業の企画や取組において、連携・協働に貢献したか
事業に参画する人的ネットワークの拡大に貢献したか - 4)今後の見通し
- 取組を継続することで、研究開発成果の改善が期待されるか
取組の継続により、今後の事業の発展への寄与が期待できるか - 5)所要経費
- 経費の内訳、支出等が妥当であったか
- 6)その他
- 生命倫理、安全対策に対する法令等について配慮していたか(該当の場合のみ)
知的財産の創出について配慮していたか(該当の場合のみ) - 7)総合評価
- 1)~6)を勘案して総合評価する
3.課題評価委員会
書面審査:平成29年11月21日~11月30日
ヒアリング審査:平成29年12月11日
4.課題評価委員
課題評価委員名簿5.対象課題及び事後評価結果一覧
「事後評価報告書」欄のPDFアイコンをクリックすると報告書が表示されます。
研究開発課題名 | 所属機関 | 研究開発代表者 | 事後評価報告書 |
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ゲノム医療の実用化に係るELSIの探索と体系的整理(研究型ELSIを通じた学術的根拠を持った政策提言を目指して) | 宮崎大学医学部 | 岩江 荘介 | ダウンロード |
希少・難治性疾患患者の価値と学びをゲノム医療研究開発に活かす対話型ワークショップの設計及び展開 | 特定非営利活動法人ASrid 希少難治性疾患研究部 |
江本 駿 | ダウンロード |
幅広い関心層の市民を惹きつける情報発信手法の研究開発 | 滋賀大学教育学部 | 加納 圭 | ダウンロード |
理科教員を通じてゲノム医療とELSIを社会で共有する仕組みの構築 | 奈良先端技術大学院大学 教育推進機構 |
川上 雅弘 | ダウンロード |
ゲノムのビジュアル化(HPと連動したアプリケーションの開発) | 立教大学理学部 | 工藤 光子 | ダウンロード |
一般市民の遺伝リテラシー向上を目的とした制作物の現状把握と遺伝情報の特徴の理解に向けた短編映像の制作 | 東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 |
小林 朋子 | ダウンロード |
遺伝性腫瘍の遺伝学的検査とバイオバンクに関するELSIの情報共有 | 慶應義塾大学医学部 | 平沢 晃 | ダウンロード |
ゲノム研究における同意の意義に関する法的・倫理的検討とELSI史アーカイブの基盤構築 | 早稲田大学 社会科学総合学術院 |
横野 恵 | ダウンロード |
ポジティブな関与を促すELSIへの未来志向型アプローチ | 大阪大学大学院医学系研究科 | 吉澤 剛 | ダウンロード |
クライエントを対象とした遺伝カウンセリングのガイダンスの検討 ―遺伝カウンセリングの有効活用に向けて― | 公益財団法人 先端医療振興財団 |
吉田 晶子 | ダウンロード |
最終更新日 平成30年3月22日